ACT:SWEET MIRAGE 青春とは甘く儚いものだけど、永遠でもある
我らがTOMORROW X TOGETHER(以下TXT)のワールドツアー、ACT: SWEET MIRAGE。日本では2023年4月14日から大阪を皮切りに、全国4都市、8公演が行われた。
私は4月18日のさいたまスーパーアリーナ公演に行ってきた。その様子と私が今回感じた個人的な感想を書いていこうと思う。長文だがお付き合いいただきたい。
まず伝えたいことがある。
私が今回どれだけ幸運が重なったのかを。
今回の公演ではVIP席に当選するという幸運に恵まれたのだが、自分がアリーナ席のどのあたりなのか全く検討がつかなかった。
「アリーナの中心で愛を叫んでくるぜー!」なんてnoteで書いておきながら、「どうせ端っこでしょ?」と思っていた。
本当にアリーナの中心だった。
おそらく私は人生のありとあらゆる運をここで使い果たしたと思う。
VIP当選者は早めに入場してサウンドチェックしている5人を拝めるという特典付き。
私にとってTXTのコンサートは二回目なのだけど、並んでいる時から本当に空気がまろやかで優しい。70代くらいの女性、小学生、男性MOAもたくさんいたし、MOAという共通点だけで連帯していた。
並んでいた時偶然お隣になった女性ともすぐに意気投合。なんとその日新幹線で東北からいらっしゃったとか!そんな会話や出会いもコンサートの楽しみの一つだ。
その女性とはブロックが違ったので「楽しみましょー!」と別れを告げて着いた席が、最初に紹介した席だった。
席に座った途端、両隣のかわい子ちゃん達(10代と20代)に話しかけてしまった。
「え?この席やばくないですか?ど真ん中じゃないですか?」
急に話しかけてきたやばい私に対し、2人とも興奮気味で「やばいんですよー!!!」と最初から盛り上がる。
右隣スビンガチペン、左隣スビンガチペン親子。私は箱推しだけど、なぜか今回スビンのタオルを持っていたということもあり、みんなでスビンにファンサをもらおうと一致団結する。
おしゃべりしているとあっという間にサウンドチェックの時間になった。
間近で見たTXTはびっくりするほど美しかったです!!
全員のビジュアルとスタイルが凄すぎて、顔ちっちゃ!足なが!ばっかり言って(これは毎度お馴染み)、HYBEのクオリティどうなってんの?と思う。とにかくお顔が綺麗すぎる。
あまりに近くにメンバーがいるので、「あ、私は今テレビを見てるんだな、うんうん、そうだな!」という変な納得の仕方をする。
いろんなお願いボードが上がる中、一つ一つ確認しているメンバー達。MOAの要求に答えてくれたり、本当にVIP席は最高だった。スビンが左隣の子のボードも見てくれて、おこぼれでファンサを私ももらい、2人で膝から崩れ落ちる。(今日初めて会ったのに昔からの知り合いみたいな10代と40代)。
なお、近くで拝んだチェ・ヨンジュン先輩の色気がやばすぎて、全員投げキッスで撃ち抜かれていた。
あと歌がやっぱり本当に上手い。
5人ともすごい声量だし、1音も外さない。中でもテヒョンの歌は本当に力強くてかっこよかった。この歌であの激しいダンスを踊るのだから信じられない。
サウンドチェックが終了すると、次は一曲目は何か?という予想に入る。
私たち4人(もはや同志)は、この日のためにソウルコンサートも見ずに情報断捨離をしてきたからだ。
私の予想はBLUE HOURで、そうだったら嬉しいなぁと思っていた。
私の心に残った5曲
すでに多くのMOAがセットリストを上げてくれているし、どの曲も本当に素晴らしかったが、コンサートで実際に聴いて感動したMY BESTをここで5曲紹介したい。
①BLUE HOUR
やったー!見事553がオープニングだった。このダンスを間近で見れたことが本当に感動。私がTXTを知るきっかけになった曲でもあるので、一緒に踊ったし、MOAの掛け声も最高だった。
②Opening Sequence
この曲が厳かに始まった時、私はタオルに顔をうずめていた。それぐらい大好きな曲で涙が堪えきれなかった。ボムギュの低音ボイス、テヒョンの切ない声、そしてダンスが美しすぎた。
③Happy Fools
最新アルバムから。このダンスをみんなでやって大盛り上がり。途中メンバーが指名したMOAにスポットライトがあたり、MOAが張り切って踊るコーナーも。1番遠い席のMOAにもしっかり気を配っているTXTはさすが👍。
④Suger Rush Ride
オットッケーの大合唱が大盛り上がり!この曲からTXTを知った人も多いと思うし、みんなが楽しんでいた。SRRでさらにTXTが知名度をあげたのは間違いない。
⑤Blue Spring
新しいファンソング。
この輝かしい成功の裏には、計り知れない冬の時代があったのだろうと感じる歌。そんな5人にとってあたたかい春風がMOAだったのだ。
青春とは甘く儚いものだけど、永遠でもある。
「僕たちの青春は(2019年)3月4日に始まりました。」
Blue Springを歌い終わってテヒョンが語り始めた。
彼らの青春の始まりはもちろん輝かしいものではあったけど、新型コロナの影響でコンサートができなかったり、MOAに会えない期間の方が長かった。私は彼らが空っぽの会場で一生懸命歌っていた、2年前のMOA X TOGETHERを思い出さずにはいられなかった。
彼らの青春は甘くもあり、蜃気楼のようにゆらめき、儚いものだったのかもしれない。
だがいい時も辛い時も常にMOAが側にいて、冷たかった自分たちの世界に温かい春をもたらしてくれたと彼らはBlue Springで歌っている。
そして今、3万人規模のアリーナを満杯にすることができるようになったTXT。そのことを「MOAの皆さんが僕たちをここに立たせてくれた。」と言っていた。アリーナいっぱいに広がったスローガンを見渡す彼らの姿が今も心に残っている。
どこまでも謙虚でファンを大切にしてくれるメンバーたち。私も思わず「ありがとう!」と叫んでいた。
振り返ってみれば、私のいい時も辛い時もいつもTXTの歌に助けられた。
TXTのカムバックがあるから、それを楽しみにして生きてこられた。
お互いが辛い時に支え合い、いい時もお互いを推進力として進んでいく、そんな関係を双方は築いている。
ボムギュが言った。
「今日を記憶し、明日もともに。」と。
私はこの日見たメンバーとアリーナの光景をずっと忘れないだろう。
この時代にTXTと出逢えて本当に良かった。
そして青春とは若者だけの特権ではない。
TXTを通して、第2、第3の青春を楽しんでいる人がたくさんいるのだ。
それは彼らの歌が誰もが経験する青春の痛みや儚さ、喜びを自分たちの言葉で歌っているからである。彼らの成長物語はきっとこれからも続いていくし、「自分たちにも共通する話」として共感する人はたくさん出てくると思う。
テヒョンが「僕が60歳になってもこうして集まってください。」と言っていて、わしゃ85だよと思いながらもそんな未来の青春に期待した。
そう、TXTと一緒なら青春は永遠なのだと気づいた。
ヒュニンが「今度はもっと大きな会場で会いましょう。」と言っていたので、今年中にもしかしたらドーム公演などもあるのかもしれない…と思ってたら、
本当に追加公演来たー!!
でも1番の願いは5人の健康と幸せ。
メンバーがアイドルとしても1人の人間としても幸せでいてくれたらそれでいい。
スビンがMOAとメンバーの幸せを願ったように、私もコンサートを見ながらそんなふうに思った。
7月に5人に再び会えることを楽しみに。
私の青春もまだまだ続くぞ!!
ヘッダーの写真は@TXT_bighit_jpより。
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