孤独と傷が花を咲かせた詩人
今頃BTS・SUGAのシュチタを一気見しています。
私はARMYではないので、ファンの皆さんとはちょっと違う角度で見ていますが、ARMYの皆様には軽く流すくらいで読んでいただければと思います。
私はもともと「SUGAってクールな人だなぁ」と思っていたのですが、シュチタを見ていると、本当に心温かな人だし、優しいし、お茶目だし、ちゃんと相手のことを見ている人なんだと感じました。そして案外交友関係が広い人なんだなぁと。
シュチタはこれまでBTSメンバーや俳優さん、アーティストなどたくさんの方が出演されていますが、特に好きで何度も見ているのが、EPIK HIGHのTABLOの回です。
以前もTABLOについては書いていて、
この本は今でも大切にしています。
シュチタでSUGAが話しているように、SUGAにとってTABLOはロールモデルであり、TABLOの音楽を聴きながら夢を持ち、夢を叶えていった過程があります。そしてEPIK HIGHのファンクラブに入っていた筋金入りのファン!
EPIK HIGHのファンの中でSUGAとRMはありえないくらい成功したファンなんだそうです笑。
二人の会話はとても心地よく、丁寧に繊細に言葉を紡ぐ人たちなんだなぁと感じました。
シュチタの終盤、「叶えたい夢はありますか?」というSUGAの質問に、今現在の自分の立ち位置では夢という言葉は簡単な言葉ではない気がするとしながらも、次のように語っています。
私はこの場面を見ながら、涙がツーっと頬を流れていくのを感じました。
TABLOの本を読んでいると、心の痛みを感じながら生きてきた人なのだろうというのが想像できます。そのくらい繊細に心の動きを読み、優しく寄り添う人だと思います。それはSUGAにも感じるところですが…。今回の記事のタイトルは動画の中で登場する一文なのですが、TABLOはまさにそんな詩人です。
私自身は、TABLOのように自分と同じ経験を誰かがすることがないようにと願うのと同じくらいに、自分の悲しい体験や心の傷が誰かの役に立って、初めて自分の人生の意味を見出せる気がしています。
私は何か偉い人になったり、支援する側の人になりたいと思いません。ただ、私のnoteを読んでくださった同じ体験を持つ方が、少しでも前を向くきっかけになったり、思いっきり笑ったり、どん底まで悲しんだり、かっこ悪く生きる私の姿を通して何かしら感じてもらえたらいいなというのが今のささやかな夢です。
というわけで、シュチタは本当に面白いコンテンツです。
まだまだみていない回がたくさんあるのでそれを三連休の楽しみにしたいと思います。
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