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理想のお相手はカマキリ?

かのじょがほしいです。できれば目がぱっちりしていて
足が長くて小顔でスタイルがよくてツンデレがいいです
おねがいします

中学3年生 ペンネーム:彼氏

・目がパッチリ ・小顔
・足が長い   ・スタイルが良い(8頭身以上)
ご希望としては、こんな感じでしょうか。カマキリのメスは、産卵期の栄養とするためオスを食べるそうです。
ある意味ツンデレともいえるでしょう。

図書館からの返答

これを読んだあと、こちらの朝日新聞記事の写真だけをご覧いただきたい。

同僚に教えてもらいこの記事を読んだのだが、このカマキリの絵に感嘆し、爆笑してしまった。そしてひとしきり同僚にカマキリのモノマネを披露した。

この感じ、昔一世を風靡した『生協の白石さん』に似ているが、これは都内の大学のものではない。

実はこれ、北海道斜里町にある図書館での取り組みだ。

斜里町ってここ。


中高生限定の掲示板、『YAコミュ板』でYAはヤングアダルトの略らしい。

大人と子供の間である中高生の、心に秘めた思いやお悩みを図書館の『中の人』が丁寧に、時にはユーモラスなイラストを添えて回答する。この効果で図書館の利用者が増えたらしい。

この取り組みには別の側面もある。
人口減少の進む町において、子どもたちの交友関係もどうしても狭くなる。自分の考えと違った回答がくることもあるが、様々な人の価値観やモノの見方に触れるというのはとても良いことだと記事を読みながら感じた。

私が生まれた場所も能登半島の田舎で、限られた大人(家族や近所の人、先生)の価値観を押し付けられ、それが当たり前だと思って育った経緯がある。

だが大学進学で一歩外に出てみると、大学には不思議な先生はいっぱいいるし、先輩たちは面白いしで、自分の考え方や行動に少なからず影響を与えた。

私は今、10代から20代の若者と話す機会が多い環境にいる。
いつも気をつけていることは、価値観を押し付けないこと、否定をしないこと、一応社会人経験のある普通の大人として言えることはいうこと、である。

世界は広い。
名前も聞いたことがなかった北海道の小さな町の若者たちが、多様な考え方に触れ、それをまた次の若者たちに繋いでいってもらいたい。

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zoé
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