TOMORROW
TOMORROW X TOGETHERのアルバム(日本版は除く)が発売されるたびに楽しみにしていることがある。
それは一曲目にどんな曲が来るかということだ。
新米MOAだった頃、minisode1: Blue HourではGhostingの良さに驚いたし、その後もAnti-Romantic、Opening Sequenceでそのアルバムの物語が始まる予感がしたし、Devil by the Window
が私は特に好きで、ライブで聴くのを楽しみにしている。
前作のGrowingPainは、エッジの効いたロックサウンドがたまらなく好き。
そして今作である。
I’ll See You There Tomorrow
MOAが待ち望んだ明るくて爽やかな曲から今回のアルバムはスタートした。
軽快なハウスミュージックでダンスもめちゃくちゃかわいい。私は毎日この歌を聴きながら1日を始まるようにしている。
レコーディング風景動画でもスビンが言っていたが、出だしのリズムがなかなかユニークで、難しかったと。
この曲の中にこんな歌詞がある。
늦어져도 되 난 여기
내일에서 기다릴 테니
私はこの歌詞を聴きながら、本当にいい曲で優しさに溢れているなぁと感動した。兎角なんでも遅れがちな私にとって、明日に誰かが待っててくれると思うだけで自分のペースで頑張れる。爽やかで勇気をもらえる曲が今回のアルバムの一曲目で良かった。
そしてタイトル曲、Deja Vuだ。
良い意味でKPOPらしからぬ曲調で、とにかく切なくて美しい曲。
ヨンジュンが初めてこの曲を聴いた時、
そんなふうに感じていたのも納得で、こういう世界観を出せるのはやはりTXTならではだと思う。
MOAである私にとっては、これまでの曲の中で1番好きな曲になったし、これからも大切に聴き続けたい曲になった。
ただセールスという意味では、万人受けするのかといえばなかなか厳しいのかもしれない。どんなに素晴らしい曲でも数字で全てが決まってしまうのがKPOPの現状である。
今回のアルバムは『星の王子さま』を軸としたコンセプトであるが、『大切なことは目に見えない。』ということを改めて考えさせられた。数字ももちろん大切だけど、この曲の大切さや素晴らしさは後々改めて気づくかもしれないと個人的には思っている。
3月4日にデビュー5周年を迎え、ヨンジュンがWeverseでこんなことを伝えてくれた。(3月6日投稿)
私はこのメッセージを読みながら泣けてしまって…。
ファンがいることは当たり前ではないから、誠心誠意ファンの愛に応えなければならないと以前ヨンジュンは言っていた。
自分たちは綺麗に包装された人間なんだ。これを言えるのが私はすごいなと思っている。
そして明日が必ずやってくるとは限らない。だから明日を約束するってすごいことなんだと思う。
アルバムの6曲目、Quarter Lifeの中で、青春という1番いい時期を過ごしているけど、辛いだけで全然幸せじゃないと歌っている。
人生は長く、時に暗いトンネルのようだ。同じところを歩いているように感じ、どこに進めばいいかわからないけど進んでみよう。
アイドルという煌びやかな場所にいながらも、私たちと同じように不安を抱え、大人になるってどういうことなんだろうと考え、それでも手探りで進んでいこうという前向きな歌詞に共感する人も多いのではないだろうか?少なくとも私は自分が20代の頃のことを思い出した。
TOMORROW X TOGETHER、私に明日を約束してくれてありがとう。
これからも明日の君たちに会いに行くね。
というわけで、今回のカムバ期間、韓国のありとあらゆる音楽番組に投票しまくっている!!そしてYouTube、Spotify、Appleなどさまざまな手段でチャート上げてくよー!
7月のドームツアーは全公演申し込んだし、会いに行く準備はバッチリ👌
2枚のアルバムを引っ提げてのドームツアー。
日本でお待ちしています。
今回のアルバム、私にとっては最高の一枚になった。興味のある方はぜひぜひ聴いてみてね。