ガールクラッシュ!
ガールクラッシュ。
私がつい最近知った言葉だ。
先日ITZYという女性グループを初めて歌番組で見て、彼女達を紹介するのに使われていたのが、ガールクラッシュ。
Vogueによると『女が惚れる強い女性像』とのこと。なるほど。
ITZYはこのガールクラッシュという言葉に加えて、「媚びない」という言葉も付け加えられていた。
今や音楽だけでなくファッション界も牽引するBLACKPINK。その1人であるLISAの曲を聞いた時、素直にカッコいい!と思った。
世界中でこれだけの人気なのだから、きっと世の女性達(男性も?)が強くて媚びない女性像を求めているのだろうなぁと思う。
以前「82年生まれ、キム・ジヨン」という本を読んだことがある。2016年に発表されたこの本は、韓国で社会現象になり、日本でも女性達から大きな共感を呼んだ。
キム・ジヨンという、韓国ではありふれた名前の主人公の精神科のカルテという視点で物語は進んでいき、幼少期から大人になるまでに経験してきた様々な理不尽や不平等、女性であるがゆえの困難を描いていく。
この本を読んだ時は「どの国も女性というだけで本当に大変なんだなぁ」と結婚をしてない私ですら思った。
この本が社会現象にまでなった韓国からガールクラッシュの新しいムーブメントが広がっていることが、非常に興味深いなぁと思う。
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長だった森喜朗氏の発言。これ、今年だったね。
この女性蔑視発言後、Twitterのアカウント名を「わきまえない女・○○」に変更している人たちが一定数いたことを知った。
私たち日本の女性はこの発言にもっと怒ってよかった、と個人的には思っている。
さて、私の見識が浅いことを前置きして、今の日本に「女性が惚れる強い女性像」は存在するのだろうか?
ちなみにわたしには、そのロールモデルとなるような人は今はいない。
そして『強い女性』とは一体何を持って強いとするか?これについても一人一人意見が違うだろうなと思う。
話はまたガールクラッシュに戻るが、この言葉を聞いて「安室ちゃんでしょ?」と咄嗟に思った。
安室ちゃんは同世代のスターの中で、最もカッコいい女性だと思う。
小室ファミリーを抜けた後の方が私は好きで、なにかと叩かれた後、いろんなアーティストとコラボして安室ちゃんはさらにかっこよくなっていった。
波瀾万丈な人生だが、可愛くてストイックで、そして去り際が美しい。
2007年に発売されたこの歌に、私は留学中どれだけ励まされたかわからない。
歌以外はSNSもせず、歌番組にもあまり出ず、一人で息子さんを育て上げ、ただ静かに炎を燃やしながら歌っていた安室ちゃん。
まさに『女が惚れる強い女性』だったのではないか。
強くて媚びない女性像。
それが今求められているのは何故だろう。
前時代的な、弱くて誰かに媚びて、わきまえている女性像はもううんざり!と若者達がNO!を突きつけているからではないかと勝手に推測している。
私個人としては、ブレない自分でいたいと思う。そして、自分の中心軸はそのままに、どんな風が吹いても竹のようにしなやかに生きていたいなと思う^_^
ロールモデルがいなければ、自分が自分のロールモデルになればいい。
私であることが何よりも強い。
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