ペイネ、愛の世界旅行
今日から二日間、南フランスのことを書こうと思う。
ペイネというフランス人のイラストレーターの描く、恋人たちの絵が昔から好きだ^_^
2人の愛し合う姿がほっこりするのと、色合いがとてもよい。
ペイネのことを知ったのは偶然だったと思う。おそらくペイネの映画のことを知って(日本でリバイバル上映されたのが2001年なので多分その時)、その絵を見て一瞬で恋に落ちた。残念ながらまだ映画は見たことがない。
1974年に制作されたという映画は、あらすじはこんな感じらしい。
メルヘンなイラストとは裏腹に結構深い映画なんだな。
そんなこんなで10年以上が過ぎ、私はフランスのコート・ダジュールに3ヶ月滞在した。
滞在先のマダムから「街を散歩してみなさい。ペイネがいるわよ」
と言われた。
ん?ペイネって、あのペイネ?
えー!まさか南仏に来てペイネの絵が見られるなんてー!と興奮したのを覚えている。
ペイネは晩年カンヌのお隣、アンティーブという街で過ごし、そして私が滞在していてたムージャン村で亡くなっている。
ムージャン村の隣にあるLe Cannet(ル・カネ)という街を散歩していると、それは突然現れる。
恋人たちの周りを天使や鳩が飛んでいてとても幸せな気持ちになれる❤️窓に梯子がかかってて、かわいい。
アンティーブにはペイネの美術館もあって、滞在中そこも訪れた。
電車に揺られアンティーブに到着。まっすぐペイネ美術館に向かう。
美術館の中は撮影できなかったが、メルヘンの世界に迷い込んだような不思議な感覚だった。愛し合う2人の世界にどっぷり浸かり、世界中がこの2人のように愛しあえれば世界は平和になるのに、と思ったりした。
お土産や自分用に大量のポストカードを購入。
何枚かはフランスから送ったり、メッセージカードとして使用した。
そして私が一番好きだった絵のポストカードを、いつも目につくところに今でも飾っている。
色合いはシックだが、恋人たちが静かに寄り添っているのが好き。
私も誰かとこんな風に寄り添えたらいいな、という密かな思いもある。