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人生の答え合わせは、もっとずっと先にある

先日、朝7時のNHKニュースをながら見していた同僚が、「内容がとてもよくてて思わず手を止めてしまった。」と言っていた。
色々話を聞いていると、Creepy NutsのDJ 松永さんが母校で特別授業を行ったということだった。

母校の緑の体操服を着た松永さん。バラエティーでしか存じ上げなかったが、音楽の世界ではなかなかすごい人らしい。

その彼が中学生に語った内容。思わずグッときた。

松永さんは中学生たちにこう語りかけている。

学校へ行って勉強したりとかしていると、テストの点数がすぐ出たりとか、部活ですぐ成績とかが出たりするから、自分の努力と答え合わせが早い。
俺はそれに慣れてきちゃって、一喜一憂してたから。
落ち込んだりしても、もっと長い目で見て、その答え合わせはずっと先にあるということを意識していけば、皆さんなら大丈夫じゃないかなと思いました。

特別授業を受けていた生徒達は、うんうんと頷きながら松永さんの話を真剣に聞いていた。

自分の努力との答え合わせ。

人生ではこの努力との答え合わせに、案外時間がかかる。

時間がかかるから焦ってしまい、インフルエンサーの人生だったり、自分より幸せそうな人の人生、親が「こうしなさい」という人生が、まるで模範解答のように見えたり聞こえてしまうことがある。

けど本当は模範解答なんてない。

模範解答がないなら、じゃあどうすればいいんだよ!って思うだろう。私も若い時はそう思っていた。

自分の経験を言うなら、そんな時は自分の『好き』や『面白そう』という気持ちを大切にしてみる。大変だけど、その方が人生は100倍楽しくなる。

その『好き』に対する努力の答え合わせもまた、何十年後かもしれない。けど必ず答えが出る。

私の場合、フランスに行くと言った時、周りの人に鼻で笑われた。コツコツコツコツ1人で努力し、その職業で名前が知られるまでに15年かかった。結果100点満点ではなかったものの、自分では達成感がある。自分の『面白そう』を貫いた結果だ。


そして人生全体の答え合わせは、きっと死ぬ直前なんだろうなと思う。

あぁ、色々あったけどいい人生だったなぁ

そんなふうに自分で思えれば満点だ。そのために今日も生きる。

私なんて45歳になっても、いまだ答えを答案用紙に埋めきれていない。

今日しんどい君へ。

人生の答え合わせは今ではない。

もっとずっと先にあるのだから。










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zoé
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