50歳までにやってみたい50のこと 8/50 【もう一度海外に行く】
心から全然笑えなくなった。
最近自分が性暴力の被害者として生きていることがとても辛い。
その事実は変えられなくても、そこに囚われない生き方がしたい。
「自分が幸せになれることだけをすればいい。」人は簡単にそう言う。頭ではわかっているのだけど、過去の出来事はそうさせてなるものかと、私をズルズルと沼に引きずり込もうとしている。その感覚はとても気持ち悪くて不快だ。
せめてnoteの中だけでも自分のやりたいことをやりたいと思って、今こうして書いている。
現実逃避かもしれないし、叶うかもしれないし、叶わないかもしれないし。まぁ、叶ってくれたらいいな。
たくさんの人が読んでくれているnoteではないのをいいことに、今日は好きなことを書こうと思う。支離滅裂な文章だが、読んでくれる人がいればありがたい。
私は日本にいると、とても息苦しさを感じる。言葉が通じて、健康保険にも入れて、食べ物が美味しくて、自分の生まれた国なのに、どうも昔から息苦しい。こんな感覚は自分だけなのかと思っていたけれど、以前フランス人の友人が「フランスにいると息苦しい。日本の方がよっぽど生きやすい。」と言っていた。そうか、フランスは私にとってとても生きやすい国だと感じたけれど、その逆も然りなのだなと思った。
私は何もかもが中途半端な人間だ。
人間としても、女性としても、職業人としても。日本にいるとそのどれもに完璧を求められているような気がして、私なんかは肩身がとても狭い。それが息苦しさの原因なんじゃないかと最近思う。
海外に行ったとして、人間としての中途半端さが改善するわけではないけれど、経験として感じているのは、海外に一歩踏み出した自分は、信じられないくらいの力を発揮できるということだ。
言葉も通じない、なんだかよくわからないところに放り出されると無意識に肝が据わってくる。私はそんな経験をした。
頼れるものが自分しかいないのだ。
初めてロンドンに語学留学をした時、英語が上達した以上に嬉しかったことが、自分の足でしっかり立っているという感覚が持てたことだった。20歳。不思議と自信に溢れていた。
その感覚はフランスに留学した時も、どこかに海外旅行に行った時も変わらない感覚だ。出国手続きをした瞬間から私は別の人間になる。
どんな時でも頼れるのは自分ということと、根拠のない堂々とした自分が表に現れてくる。
今本当に辛い状況なので、あの自信と笑顔に溢れた自分を取り戻したい。そうじゃないと自分が消えてしまうんじゃないかという危機感さえある。
50歳までに一度でいい。
日本から一歩飛び出したい。
それを叶えることを目標に今生きている。