PS JungleのファンはDoc Scott来日に遊びに行こう
PS JungleなDnBパーティ・Wiredflameの主催、Jesterです。
ゲストDJにTribal ConnnectionからDJ YAHMANさん、対談にサルゲッチュ開発陣からプランナーの兼高さん、デザイナーuzu:laさん、作曲家の寺田創一さんをお迎えして6月末に開催されたWiredflame、お越しいただいた皆様、本当にありがとうございます。この回に関しての感想や対談内容に触れたまとめはまた別の機会に。
今週末、Drum’n'bassの老舗レーベルMetalheadsの雄であり、31 RecordingsのレーベルオーナーでもあるDoc Scottが来日します!彼のドラムンベースシーンでの活躍は言わずもがな、調べていただくとたくさん出てきますので割愛。今回お話ししたいことはタイトルの通り。『PS Jungle』ムーヴメントのファンこそ遊びに行こう!ということ。
Doc ScottがMetalheadzよりDrumz 95'をリリースしたのは1995年、まさにPlaystationが発売された時期とほぼ同時期でした。当時のゲームハードは進化の真っ最中、様々な容量の制約から解き放たれつつあったソフトのメーカーはボリュームやグラフィックのみならず、サウンド面においても新たな挑戦をしていました。
その中でもdrum'n bassは最先端の音楽として、いち早く取り入れられた音楽と言えるでしょう。『サルゲッチュ』はまさにそういった作品のうちの一つでした。「こだいのはらっぱ」のステージBGMは、Doc ScottのDrumz 95'をサルゲッチュの世界観にマイナーチェンジして落とし込んだ楽曲、として聞いてみると面白いかもしれません。
僕とSarina Tokihiraがblock.fmのimersivにて、寺田さんをお迎えしてお送りした回にてこの辺りの事もお話していますので是非、ご視聴ください!
サルゲッチュのみならず、XI、RIDGE RACER シリーズなど、この時代のゲーム作品にはAtmospheric Drum'n'Bass,art core※など、現在のLiquid funkやModern Jungle、PS Jungleのムーヴメントを語る上では無視できない音楽がリアルタイムに描かれていました。
(※ここでのart coreは、主に1990年代半ばに隆盛を見せたdrum'n'bassのサブジャンルとして語られます。音ゲーを発祥としたart coreとは同姓同名の別人、程度に捉えて頂けると幸いです。)
とても平たい表現をすると、90年代のmetalheadzをはじめとしたレーベルに所属する数々のプロデューサー達が生み出してきたDrum'n'bass楽曲は、「PS Jungleのご先祖様」…と言ってもいいのかもしれません。
PS Jungleムーヴメントやゲーム音楽に潜むDrum'n'bass楽曲の数々が産まれるきっかけとなった代表的なアーティストの一人、Doc Scott。この機会に体感されることを強くオススメ致します!東京ローカルシーンのDJ、アーティスト陣も素晴らしいラインナップです。Jesterも遊びに行きますので是非乾杯しましょう!