墓地を使うデッキについて(遊戯王)
どうもjester.です。
今回は私が愛してやまない「墓地を使って戦うデッキ」について語りたいと思います。
(ここで言う「墓地を使って戦うデッキ」とは墓地を経由することでリソースを作ったり展開を行うようなデッキの性質上墓地が必要不可欠なデッキのことです。)
まず自己紹介も兼ねてですが、今まで私はSPYRAL・転生炎獣・電脳堺・ラビュリンス・烙印・シャドール・マリンセス・幻影騎士団・オルフェゴール・インフェルノイド・ティアラメンツ等々いわゆる墓地を使って戦うデッキを使用してきました。
上記全てで大会に出場したというわけではありませんが、こういったデッキで遊戯王をすることが私の価値観にマッチしており今日まで楽しく使い続けています。
墓地デッキと言えば最近の環境ではティアラメンツが暴れていましたがその前の環境では烙印や電脳堺がtier1に存在したように、いつの環境においてもこういったデッキタイプは存在し猛威を振るい続けてきました。
以降ではなぜ墓地を利用するデッキが強くあり続けているのかということやどういった墓地デッキを使用するのが良いのかということについて述べていきたいと思います。
1.墓地を使うデッキの良い点・強み
これについては大きく2つあります。
①手札の枚数以上の選択肢(手数)を生み出すことができること
正直これが99%です。
墓地を使わないテーマのモンスターは盤面での効果を止められた場合(無限泡影など)そのモンスターの役割は大きく失われてしまいます。
しかし、墓地利用テーマのモンスターは概ね「盤面や手札での効果」+「墓地での効果」で構成されているためどちらか片方の効果が潰されたとしてももう片方の効果によってゲームメイクをすることができます。
大胆な例ではありますが「禁じられた一滴」のコストで手札を5枚捨てても墓地の5枚の中に「幻影騎士団ティアースケイル」+「幻影騎士団ダスティローブ」があれば展開が可能になります。
手札自体は5枚ですが墓地での役割のおかげで実質手札は7枚分以上となりこういった芸当が可能であるのは墓地を使うからこその強みと言えるでしょう。
②「盤面を返されたら負け」 というわけではないこと
①と若干かぶっていますがこれも私が墓地利用デッキを使用する大きなポイントです。
墓地を利用するデッキであれば盤面を取られてしまった場合でも墓地にリソースが貯まることが多く、その墓地リソースと手札を使ってまだゲームメイクすることができます。
直近の例で言うと私は「スプライト」・「クシャトリラ」・「エクソシスター」が盤面を取られたら概ね負けるテーマに該当すると考えていますが、これらテーマは制圧が強力である一方返されないことが勝利条件とも言えるデッキです。
現代遊戯王は「冥王結界波」や「拮抗勝負」「ラー玉」など盤面を取ることに長けたカードが多く存在し理論上盤面を返されないデッキは先行ワンキルや全ハンデスといったデッキタイプのみであるため、今例に挙げたようなデッキは展開の内に次のターンのリソースを構えることが確実に勝利するための条件になります。
正直私は遊戯王があまり上手くないのでこういったシビアなリソース管理は難しく、ゲームをしていればそのついでにリソースが貯まる墓地デッキの方がプレミが少なく勝ちやすいこともデッキ選択の理由になっています。
2.墓地を使うデッキの悪い点
これは1点しかありません。
①メタがきついこと
墓地デッキは上記の理由からも強力と言えますが、物事は表裏一体で墓地をメタることを強みとしたデッキタイプやカードも存在するわけです。
「深淵に潜む者」や「クシャトリラ」「エクソシスター」がそれにあたりますが、墓地デッキがこれらを克服しようとすると、それに対するメタカードや対策カードを採用する必要があります。
その点ではそれらデッキに一歩遅れてゲームがスタートするためどうしても不利がついてしまいます。
3.墓地デッキの種類
強みや弱みについては述べましたが、次は種類についてです。
墓地デッキといっても大きく2種類(細かく3種類)あると私は思っています。
それぞれについて私の分類方法で紹介していきたいと思います。
①即時型 例)「ティアラメンツ」「シャドール」「彼岸」
即時型と分類しているのは、カードが墓地に落ちることが効果発動のトリガーになるタイプのデッキです。
例に挙げたデッキは墓地に落ちた瞬間効果を発揮するため墓地落とし効果と相性が良く、墓地に落とすカード(出力)が増えるほど強くなるといったデッキです。
例)「隣の芝刈り」「イシズ」ギミックなど
1ターンで爆発的なアドを生み出しやすい反面、リソースを吐き出してしまうため長期戦にはそれほど向いていないデッキが多い印象があります。
また、落ちた瞬間のみであるため墓地メタはきつい寄りです。
②蓄積型
蓄積型には大きく2種類あります。
❶リソース消費型 例)「SPYRAL」「幻影騎士団」「インフェルノイド」
蓄積&リソース消費型のデッキは墓地に手数となるカードを貯めてゲームメイクをするがその際リソースは消費され再利用ができないタイプのデッキです。
この型も爆発的なリソースを1ターンで作るデッキが多いですが、リソースが再利用できないため長期戦には向いていません。
今のターン中は墓地効果が封じられても次のターン貯めておいたリソースでゲームメイクをできるため即時型よりは墓地メタへの耐性があると言えます。
❷リソース循環型 例)「家具型ラビュリンス」「電脳堺」「烙印」
蓄積&リソース循環型のデッキは墓地に手数となるカードを貯めてゲームメイクをするがその際リソースは再利用ができるタイプのデッキです。
この型は、1ターンで爆発的なリソースを作ることはできないがターンが帰ってきた場合には圧倒的なリソース差で勝つことができ長期戦向きと言えます。※烙印は烙印融合が強すぎて圧倒的なリソースを作ることができる反例です。
リソースは循環しますが、そのために必要な効果が止められると機能不全になる場合が多いため完璧であるとは言い難いです。
ちなみに私はこの型のデッキを最近よく使っています。
4.デッキ選択
※ここでのお話は戦術的にデッキを選ぶ方に限ります
さて、いろんな型があると言うことはお分かりいただけたかと思いますが実際にはどの型を選べばいいのでしょうか?
答えは簡単です。今自分が気に入って使っている墓地デッキがどの型に当てはまるかをチェックしてみましょう。
墓地デッキを使った事がない方は、気になるテーマがどの型に当てはまっているかを見るといいかと思います。
気になるテーマや今使っているテーマがその型当たると言うことは、その型の他のデッキも自分に合う可能性が高いためデッキを探す際にはこの方法をお勧めします。
5.最後に
活字しかなく辛かったかもしれませんが最後までありがとうございました。
墓地を使うデッキは戦術が広く常に革新的変化の可能性を秘めているため使っていて面白いです。
これを読んで一人でも多くの人が墓地デッキを使ってくれたらと思います。
ぜひより良い遊戯王ライフを!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?