【私の愛用品】ティーカップ ウェッジウッド
白は200色あるといいますが。私はその中でもちょっとクリーム色っぽい気配の混ざった、やわらかい白が好きです。
まさにそんな白をしていて、つるりとした手触りも完璧に好み。それがこのWEDGEWOODのティーカップ。
リサイクルショップを歩き回っている時に目に飛び込んできたものです。
もう手元に置いてから5、6年になりますかね。
当時私が本命で探していたのは、ウェッジウッドの「フェスティビティ」というシリーズのカップ。もっと装飾が植物っぽくて、優美な感じのもの。
でもお店で目があった時、今持っているこのカップの端正さに一目惚れしちゃったんです。
リサイクルショップなので、ブランド問わずティーカップはティーカップでグルーピングされて並んでいるわけですが。一目みた瞬間に
「あれって、ウェッジウッドのカップでは!?」と気づきました。
ソーサーの裏を見ればやはりそうで、「JASPER CONRAN」……というのは、シリーズ名かしら?
買って帰ってから調べたら、ジャスパー・コンランというのはイギリスのデザイナーさんの名前だそう。現在でもウェッジウッドの公式サイトを覗くと、彼が手がけた素敵なデザインの食器が出てきます。
少し時を戻して、店頭での私はジャスパー・コンランというデザイナーの名を知るよしもなく、ただただカップとソーサーに施された、ミニマルだけど端正なラインに心惹かれていたのでした。
いけない、私はフェスティビティを買おうと思っている人間なのに……
フェスティビティも同じくらい欲しい。でもこのジャスパー・コンランだって同じウェッジウッドだ。見ろこの手触り! 端正なデザイン! 後からフェスティビティも買ったっていい。でも今日はこれを連れて帰らないことには後ろ髪を引かれてしまうぞ。
そんな確信めいた気持ちのまま、迷いに迷って、レジへ。
以来、「フェスティビティ」を探すことはしていません。だって手に入れたこれがあまりにも手馴染みが良すぎるから。
フェスティビティもさぞ可愛かったことでしょう。でもでもでも、これを買って本当に良かった。
もっぱら執筆やデスクワークの時私の隣に置かれているカップですが、デスクの上に広がるシャープな見た目のガジェットたちともよく馴染んでくれて、カップの口当たりもハンドルの手触りも良いし大正解だったと思っています。
ちなみにこのカップは「食洗機・冷凍・電子レンジOK」のようですが、数回おそるおそる電子レンジにかけた以外は試していません。割れて欲しくなくって(笑)