ユーモアって大事!
先日、音声配信でよく聴いている方の配信にこんな内容がありました。
「Apple Watchって便利だけど、腕時計感覚で左腕につけていると、駅の自動改札を通る時、タッチする面が体の右側にあるので、反対側から腕を伸ばさなければならなくなる。
先日、それで前を歩いていたおじさんが左腕を改札機にタッチさせたあとくるっと体を一回転させて通っていった。」
ここからその配信は人が体を回転させる時はどういう時かとか、回転する人を見た時にどんなことを思うかといったことに話が向かっていくのですが...。
爆笑したあと思いました。ユーモアのセンスが皆無な私だったら、多分、前段階の「左腕に着けていると自動改札を通る時に不便という新たな問題が発生してくる」ということを捉えて、「こうした問題を解決するにはどうしたらいいか考えていかなければなりません。」みたいな書き方をしてしまうだろうなあ。
実際にその不便さをどう解消するかを考える時、「体を回転させて自動改札を通っていったおじさんがいた」という話に爆笑した後と、大真面目に「新しい技術にはこういう予想しなかった問題が出てきます。どう解決したらいいかが今後の課題です」という文章を読んでからスタートするのでは、解決策の発想の幅に格段の違いが出てくるのではないでしょうか。
体を回転させたおじさんの話を聞いて笑った後の方がきっと自由で面白いアイデアがたくさん出そうです。
課題と向き合う時、ただ真面目そうな課題設定をすると視野が狭くなってしまいがち。そういう時こそ一歩引いて、心を自由にしてくれるユーモアって大事だなと思った時間でした。
※ 写真は「Apple watch」で検索したらそのものズバリのSuica面の表示が出ていたねこさんの写真を使わせていただきました。ありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?