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【呼吸のワーク日記】(2024.10.13)
3連休中日、絶好の行楽日和の日曜日。
池袋の雑踏を抜けて、落ち着いた街の中にあるレンタルルームに集まったのはいずれもちょっと年齢高め(笑)の3名と先生。
呼吸のワークから、「歌を歌ってみたくなった」とカラオケボックスでの歌のワークをしている男性と、宮崎から上京して東京でのソロコンサートの前にワークに参加することが恒例となったシャンソン歌手の女性、そして私。
通常の1コマ90分では短すぎる!と会場を15時から18時という3時間借りてじっくりと取り組むワーク。
3人が顔を合わせるのは6月以来ということで、最初は男性の受けている「歌のワーク」の話やそれぞれの日常の話に花が咲く。
そこからそれぞれの今の体のニーズに合わせたワークが進んでいく。
それは自分の体を丁寧に触れたり、ほんの少し手の向きを変えてみたり、傍からみたらただ座っているだけに見えるような、小さな動き。
でも体の中では全身が一つに繋がっていて、実はすごく活性化する。
こんな動きをしてみてはという先生の提案が三者三様の形やリズムで空間に広がっていく。
他のお二人ともすごい集中力でご自身の体と向き合っているけれど、どんどん柔らかく、どんどん自由になっていく。
体の動きやおそらくその中に流れているだろうエネルギーの動きが見ているこちらにも伝わってきて、同じ動きをしたくなるような、それに触発された自分の動きをしてみたくなるような不思議な感覚を味わう。
声も表情も激変する。体の大きさが一回り大きくなったように見えたりもする。
最後に手でエネルギーを感じながら声を出してみる。先生を含めた4人の声が音も高さも質もそれぞれにしか出せない声で、無理に溶け合うでもなく、でも互いに争ったり競ったりするわけでもなくただその場に満ちている。それが何ともいえず心地よい。
3時間があっという間に過ぎて、名残惜しいけれど、シャンソン歌手の方は明日から東京でのソロコンサートへ、男性は日常の厳しいお仕事へ、わたしもまた日常へと向かっていく。
このワークはそれぞれの生きる土台になっているけれど、私も、多分他のお二人も、日頃の疲れを癒すためにとか、仕事の何かに活かす「ため」にやっているというつもりはない。
ワークをやること自体が楽しいから自分のペースで、その時の自分のやりたい形でやっている。
次にこのメンバーでワークできるのはいつだろう。その時はまたその時のそれぞれで、その時にしかできないワークになるのだろうな。楽しみだ。
※ サムネイルは今回とても悩みました。
ワークに行く前にお茶した喫茶店でピノキオのカップに入ったお茶が出てきて写真に撮ったのですが、何だか内容としっくりこなくて、みんなのフォトギャラリーの方でも何と検索したら自分のイメージに合うものが出てくるかと色々試して「再会」という検索ワードで出てきたneLcoさんの柔らかなイラストに決めました。
本当は先生を入れて4人だったのですが、参加者3人が久しぶりに再会したという感じが合っているなあと思いました。
ありがとうございます。