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呼吸って愛おしいなあと思った時間〜【呼吸のワーク日記】(2024.4.14)〜

 昨夜食べた揚げ物が引き金になったのか夜中からの胃腸の不調が完全には回復せず、背中の痛みもありつつのオンラインワーク。

 休憩しながらでもいいし、本当に体調が悪くて無理だと思ったら、そこでやめてもいいのだからと、最初に「今日は胃腸の調子が悪いです」と申告(笑)。

 最初のうちは動きも悪く、伸びも慎重になる。

「そういう時はかえって体を深く観察できるからよいこともあるのですよ」ということばで、無理をせずにいつも以上に慎重に動いた時の体の反応を見ながらワークしていく。

 痛みの残る背中のあたりに手を当てて呼吸を感じたりしているうちに、痛みを「早く治さなければならない悪いもの」という気持ちが消えていく。

 耐えられないような痛みや明らかな病気や怪我といった原因があって放置してはいけないような痛みは治療が必要だが、今の自分の痛みは体が回復させてくれるもの、その時まではそれも含めて今の自分の体だという気がしてくる。

 下半身のリラックスはできているように見えますよと言われて、そういえば2週間前に腰を痛めて、その後、マッサージで腰を重点的にケアしていただいていたことが関係しているかもと思い出す。

 ちょっとした動かし方の角度の違いや動かした時に意識する視点をずらしてみるだけでこんなに変わるのかと思うようなことを繰り返していくうちに上半身と下半身が滑らかにつながり、体もいつもの動きを取り戻していく。

 呼吸で横隔膜が上下することは胃を優しくマッサージしていることにもなるのですよと言われてそれを感じていると弱った胃を優しくマッサージして、それが内臓全体にも広がっていくことが実感できて、呼吸って愛おしいなあと思った。

 逆に他の人の号令に合わせて息の長さや速さを変えたり、強く吸ったり吐いたりして力任せにグイグイ押すような雑な扱いは絶対したくないと思った。

 自分のリズム、その時に体が必要とする呼吸は体が自然にしてくれる。頭でそれを邪魔しない。

 他の人のリズムに合わせなくていい。外側の理屈に自分の呼吸を合わせることもしなくていい。

 そのことを「こうでなければならない」ことではなく当たり前にそうなのだと心から思えること。それを共有できる場であることがこのワークで何よりも大切にしていること。

 終わりには軽い痛みはまだあるものの、体全体のつながっている感覚はほぼ戻ってきて、すっきりと動けるようになっていた。


※写真は須木本りくさんの写真を使わせていただきました。ありがとうございます。
 みんなのフォトライブラリーを開けたら最初に出てきて、タイトルとか何も見ずに、見た瞬間、これ!と思いました。

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