不思議な感覚
ずっと、はっと気づくと「もうこんな時間!」と思っていた。
楽しいことに夢中になっている時も、寝過ごしてしまって飛び起きた朝も、あるいは締切に追われて作業をしている時も、時間が経つのはいつも早かった。
昨夜から、なぜかその感覚が変わっていた。
気づいて時計を見ると「あれ?まだこの時間?」と思うようになった。
何かを待っているわけでも、嫌なことを「早く終わらないかな」と思いながらやっているわけでもない。
強いて言えば、昨日、少し体調不良で、普段よりはずっと早く就寝し、朝かと思って目覚めたらまだ深夜だったというのがあったり、今日も体調は回復したがあまり無理をしないように、ゆったりと過ごしているからというのはあるだろうけれど。
時間の進み方がすごくゆっくりだ。
私だけ時空の歪みに入ってしまった?とさえ思えるような不思議な感覚だった。
悪い感じではない。エキサイティングとかハッピーとかでもなく、ただニュートラルな中に1秒ごとの時がより深く刻まれていくのが見える感じ。
だから何?というのは何もない。
ただ、明日からもまた同じ感覚が続いていくのか、それとも明日からはまた「もうこんな時間!」に戻るのか、それをちょっと楽しみにしている平日の夜19時過ぎ。