とても小さな決断とチャレンジ
飲食店などでアラカルトの中から食べたいものを選んでオーダーするのがとても苦手です。
大人になるまで、親との外食といえばデパートの大食堂(←今やそれ自体が「何それ?」と言われそうですが)の定食とか、街中のお蕎麦屋さん、お寿司屋さんくらい。それもお決まりと言われるセット物しか食べたことがなかった上、社会に出ても、お酒が飲めず、飲み屋さんなどにもほとんど行くことがなかったので、たまに行っても何を頼めばいいのか全くわかりませんでした。
パートナーには「自分が食べたいものも自分で決められないのか」と呆れられましたが、どの程度の量が適当なのか、どれとどれを頼めばバランスがいいのかなどの見極めが全くできません。
今でもパートナーと外食する時はオーダー係はパートナーです。(一応、これとこれならどっちがいい?とかは聞いてくれますが)
そんな私が先日、ちょっとした「決断」と「チャレンジ」をしてみました。
読んでくださる方から見たら「こんなことも今までできなかったの?」と呆れられそうな小さなことですが、笑わないでくださいね。
一昨日、買い物の途中にカフェに入りました。
お店自体は何度か入ったことがある、手作りのケーキが美味しくて、コーヒーもその近くのこだわりのコーヒー屋さんから仕入れた豆で淹れたなかなかの味というお店です。
美味しそうなケーキをこれにすると選び、飲み物を選ぶ時、コーヒーが飲みたいなと思ってメニューを見ると4種類ほどの豆の名前が書かれ、味の特徴が記されていました。
コーヒーは飲みますが、味の違いはよくわかりません。どれがいいのだろう。
コーヒーも元の豆を売っているコーヒー屋さんのカフェでは店員さんに「このケーキに合うのはどれですか?」と聞くと「軽めが良ければこれ、重めが好みならこれですね」など教えてくれるのですが、そこはどちらかというとケーキがメインで、そこまではできないみたい。
仕方ないので、ケーキがチーズケーキ系だからコーヒーは酸味は強くない方がいいかな、興味があるのは二つだけど、フルーティーな香りと書いてある方にしてみようかな。それにこの豆の種類、今まで飲んだことなかったなと、ついでに朝テレビで見た「脳の老化防止に1日1回初体験」というのも取り入れてみよう。
そうやって自分で選んでオーダーしたコーヒーの味。今までどれを飲んでも味の記憶と名前が結びついて残らなかった私の中に、今もしっかり残っています。
ケーキとの相性は、ケーキの味が思ったより濃厚で、酸味が少しあった方がむしろ良かったかなという感じでしたが、まろやかでこういう味のコーヒーもあったのかという新鮮な印象で美味しかったです。
このnoteでどなたかが書いていた「自分で選んで自分で決める」、朝のテレビでやっていた「1日1回初体験」をとても小さな形でやってみた...。これからも少しずつやってみようと思えたカフェタイムでした。