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ー残念なお知らせー

ー残念なお知らせー

ジェリーズポップコーンメリーゴーランド店ファンの皆様へ。


いつも、ジェリーズポップコーンメリーゴーランド店を応援していただき、誠にありがとうございます。

ジェリーズポップコーンメリーゴーランド店の副店長である私個人から、残念なお知らせがございます。
私事で恐縮ですが、ぜひお伝えしたいお話ですので、読んでいただけたら嬉しいです。

結論から申し上げます。

私は、今後、基本的にジェリーズポップコーンの店頭には立てないことになりました。

正直、とても悲しいです。
理由は以下の通りです。

この度、出店先の一店舗から、
私の髪色に関して以下の注意をされたそうです。(私個人は直接怒られておらず、間の管理職の方へ忠告がいった形です。)

ールールー
・派手な色は禁止
・落ち着いた色でなければならない
・髪の色を変えない場合、店頭に立つことは不可
以上

よって、今後は、そちらの店舗では(髪色を直さない限り)立ち入り禁止となりました。
また、それに伴い、今後、他の店舗も忠告されるリスクが高いと判断され、店頭に立たないように指示が出ました。

なお、私自身はそのような規則を全く把握しておらず、もし初めから把握していれば、私は店頭に出ない選択をしていました。
出店後にそのようなルールが発覚したため、結果的にルール違反となったようですが、私は初めからルールを破る人間ではありません。
その詳細として、私のこれまでの人間的歴史を以下に記しました。

今回、私個人に対する意見として出店先から言われるのではなく、私達を使ってくださる、中間の立場の方々が怒られる形になってしまったため、私としてはそれを無視して店頭に立つわけにはいきません。

そして、私という人間をご存知の方はおわかりかと思いますが、私は自分の人生において、自分の美学やポリシーを簡単に変えるような人間ではありません。

つまり、"髪色を人からの指示で変えることはできない"ということです。
もちろん、自らの意思、自らのセンスによって髪型や髪色を変えることはよくあります。
しかし、他人からの指示で、自分の生き方やファッションを変える人間ではありません。

その理由はいろいろあります。
長いですが、私の人生についての話を聞いてください。

私は小さい頃から絵を習っていました。
小学1年生から習い始め、小学5年生から油絵を始めました。
子供の頃から絵を描くことが得意で、学校でも習い事でも、絵を描けば必ず賞をとれるほど得意でした。
小学生の頃は、毎年必ず、いつも、クラスの代表として、絵を描いていました。
テーマに沿って絵を描くことは好きでした。
人のために絵を描くことも好きで、人が喜ぶことや褒められることが好きでした。
小学校の先生は、センスが活かせる仕事に就ける、将来が楽しみだ、と言ってくれました。

私は小学生の頃も、中学生の頃も、とても真面目な生徒でした。
個人面談では、先生から「この子は何にも言うことがありません。」と、にこやかに言われるくらい優等生タイプでした。
スカートの長さや髪色など、もちろん校則もすべて守りました。
勉強も真面目に取り組みました。
高校受験の時期には、朝から夜中まで塾に行き、勉強していました。
学校での掃除もいつもきちんとし、友達もたくさん作り、学校を休んだことは一度もありませんでした。

高校に入り、絵を描く勉強もしながら、高2のとき、進路を決める際、私は突然、声優を目指すことに決めました。実は子供の頃から、声優に憧れていたからです。
私の高校は9割以上が大学に進学をする、いわゆる進学校でした。
私が「声優を目指す」と言った時に、もちろんまわりは大反対しました。
学校の先生、塾の先生、親も、みんなが、やめなさいと言いました。
でも、私はまわりの意見を聞きませんでした。
だって、私は声優になりたいんだから。
なりたいのに、目指さないわけにはいかない。
反対されたところで、私の気持ちは変わらない。
そんなわけで、まわりの反対をおしきって声優を目指すことは、私の独断で決めたと言っても過言ではありません。
だからこそ、声優の勉強は死ぬ気でやる意気込みで取り組みました。

そして、のちのち、絵を描くことは声優にもいかせるということを知ることになります。

そこからはひたすら声優になることだけを考えて生きてきました。
声優養成所では、いつも教室で最前列の、ど真ん中に座り、先生に見てもらえるように、気に入ってもらえるように、夢を叶えるために必死でした。クラス委員長をしていて、みんなをまとめてもいました。

声優養成所では、髪や服装も自由で、年齢もバラバラで、個性的な色々な子がいました。先生もすごく派手で、金髪の長髪だったり、色々な先生がいました。
私も好きな髪型をしたり、色々な服を着たりして、自由に好きなことをして過ごしていました。もちろん声優の勉強がメインで、お洒落はその次です。
声優の勉強は本当に楽しく、本当に夢中で、それから今まで20年勉強を続けています。

私は声優を目指してから様々な学校や劇団で勉強をし、上京してからも勉強しながら、声優やナレーターとして活動をしていました。
そして、6年目くらいで、声優の学校の先生になりました。
先生になってからも、ファッションは、金髪にしたり、ロリータ服を着たりして、楽しく働いていました。
ロリータ服は20歳くらいから着始めました。
きっかけは、目立つ人が羨ましかったのと、単純に可愛いと思ったからです。
声優の世界では、人より目立てるということは、大きな強みになるからです。
それと、私は、自分の個性の見つけ方に悩んでいたからです。

私は、すごく「普通っぽい」というのがコンプレックスでした。普通の顔、普通の声、普通の体型。ありきたりで、どこにでもいそうで。
同級生にも数年後には忘れられるような存在で。私は人が大好きだから、何年経ってもみんなのことを覚えているのに、自分のことは人から忘れられてしまう、というのが嫌でした。

だから、人より目立ちたい気持ちがすごくありました。そしてそれは、声優の世界ではものすごく評価されました。芸能の世界では、個性が強い方が「目立つ」「華がある」などと評価してもらえます。

私は今でも、好きな髪型をして、好きな服を着て、好きなことをして生きています。
それは私にとって、もう当たり前のことなのです。
好きなことをしない、という発想がそもそもありません。
生きるからには、自分の好きな生き方をするのは、私にとって当たり前のことです。

声優は目指すのも働くのも大変な職業ですが、私は、子供の頃からなりたかった声優を目指せたことを後悔したことは、一度もありません。
辛いことよりも楽しいことが多かったからです。

声優以外にも、私はやりたいことをやってきました。いろいろなアルバイトをしたり、いろいろな人付き合いをしたり。
全部自分で選んで、誰かから人生の指示をされたことはありませんでした。

私は、先程書いたように「普通」と言われることがコンプレックスでしたし、もう一つ、あまり言われたくない言葉がありました。
それは「真面目だね」です。
私はこれまでの人生で、「真面目」という言葉を聞き飽きるほど聞いてきました。

親にも「真面目」と言われ、友達にも先生にも、みんなから言われ、それが私のキャラクター性だと思われてきました。
私は、自分の真面目さをとても嫌だなと思うことがよくありました。

そこで私は、"真面目に見られない工夫"をすることにしました。
その一つが、見た目を真面目に見えないように演出することです。
私を知っている人は、私のことを真面目だと言います。だけど、見た目を真面目に見えないようにすることで、「チャラそう」「頭がよくなさそう」「親しみやすい」「面白い」「個性的」「話しやすい」など、いろいろな印象を与えることに成功しました。

つまり、私にとって、見た目を工夫することは、私という人間をどう見せたいかという"演出"をすることなのです。
私は、実際には、真面目な人です。
だからこそ、真面目に見られることに飽きたのです。
女の子として、「真面目」よりも、「可愛い」と言われたいんです。
だから、可愛い服を着て、可愛い髪型をして、可愛い喋り方をしたいんです。

ついでに言うと、私は喋り方も少し可愛くなるように工夫しています。私はプロの声優の先生なので、すごく滑舌よく話すことができます。
いろいろな声も出せます。
でも、子供っぽく、ほんの少しだけ滑舌を甘めに喋ってみたり、わざと方言を少し混ぜたりしています。

そういう幼さが自分の本来の性格であるし、私はそうやって、ささいなことですが、商品としての自分をいろいろ演出しているんです。
だから、髪型も、私にとっては、演出の一つで、また自己表現の一つです。

そして、もう一つ、重要な話があります。
これは、いつか絶対に世界中のみなさんに話そうと思っていた話です。いつ話そうか悩んでいて、言い出すタイミングがありませんでしたが、今回これを機に初めて発表します。

私は、「抜毛症」という病気でした。これは、自分の髪を自分で抜いてしまう病気です。ひどくなると、皮膚もむしってしまいます。
れっきとした病気で、この病気で悩み苦しんでいる人はたくさんいます。
私は何年も前から、自身がこの病気であることを自覚しています。
だから、美容師さんに髪を切ってもらうとそれがわかってしまうので、自分でカットもカラーもしています。
自分でやると、好きなタイミングで好きなように切れて楽しいです。それがストレス発散にもなります。

私は、ポップコーン屋を始めることになった時に、可愛いと思って、髪をピンクに染めてみました。
ピンクにしたのは、サンリオのキキララのララちゃんに憧れてピンクにしました。ララちゃんは女の子らしくて本当に可愛くて、部屋をキキララ部屋にしたり、キキララグッズも一時期たくさん集めていました。
で、ここからが驚く話なんです。
そのララちゃんカラーのピンクヘアにしてから、なんと、抜毛症の症状が、軽くなったのです。
はっきりとした理由はわからないのですが、このピンク色が私はすごく嬉しくて、満足できて、わくわくできて、私にとって大切なものに思えたからなんじゃないかな?と思っています。

それから、このピンクにするのが楽しみになりました。ピンクという色にものすごくこだわっているわけでもないので、たまに色が落ちたときには金髪にしたりすることもあります。
でも、この金髪やピンクにしてから、抜毛症の症状は明らかに治ってきたと思います。

抜毛症は、どんどん髪を抜くのでどんどん髪がなくなっていく病気で、自分で止めることが非常に難しいんです。病院に通って治療するやカウンセリングに通う人も多く、それでも治らない人もいます。
悪化すると、リストカットなど自傷行為がひどくなることもある病気です。
私はそこまでひどくはならずにすみ、日常で人から気づかれることもない程度ですみました。

私は可愛い髪色にしたり工夫することで、すごくよくなってきて、今ではほとんど症状がありません。これは本当にすごいことなんです。
抜毛症は何かきっかけがないと、意思だけでは改善が難しいです。

私も症状がひどい時もあったので、全部髪をカットしてスキンヘッドにしようと思って考えていましたし、つい最近まで、スキンヘッドにする案もありました。
それはそれで、私は個性としてかわいくいられるんじゃないかなと思っていました。
実際にそうされている方もいらっしゃいます。

私は、ピンクヘアにしたことから、たまたま症状がおさまってきたので、今も可愛いピンクヘアにすることができています。

長くなりましたが。
髪型や髪色は、私は、個人の自由にすべきだと考えます。
なぜなら、それによって、その人個人の気持ちの持ち方が変わったり、自分自身を好きになれたり、嫌な部分や悩みを解消する手段になったりするからです。
そして何より、髪は、他人のものではなく、その個人の物だからです。

以上の経緯から、私は、自分の好きな髪型、髪色を今後も続けます。時々髪型を変えることはもちろんありますが、それはあくまでも、自分で判断をしたときです。

私は、人から言われて、簡単に自分を変える人間ではありません。髪色を変えなければお店に立てないのであれば、私は、お店に立つことはできません。

ただ、残念なのは、私が店頭に立てないことで、繁忙期にも店長の手伝いができないことです。
また、いつも2ヶ月前からお店のためにスケジュールをあけていること、そのスケジュールのために、たくさんの生徒たちが予定を調整してくれたこと、また私に関わった方が、私の代わりに注意されてしまったことは、本当にとても悲しいことです。

髪色に関しましての責任は、私の個人の価値観や人生観の問題であり、他の第三者の方々は関係ありません。
これは、単なる私の美学であり、ファッションセンスです。私は自由に好きなことをして生きていたいですし、そういった人生をこれまでもこれからも、ずっと選んでいます。

この、私の髪型やファッションのことを、これまで多くの方に「かわいい」と言っていただけました。
生徒も、同僚も、先輩も、上司も、後輩も、ジェリーズポップコーンメリーゴーランド店のお客様も、フォロワー様も。大人も子供も。

その言葉を一つ一つ思い出すと、本当に泣けてきました。

私はただその「かわいい」を言われたいだけでした。そういう女心は、一生持ち続けたいと思います。

これまでも、ありがたいことに、私に会いにきてくださるお客様もたくさんいらっしゃり、これからお会いできなくなることは、本当に残念で寂しい気持ちです。

ただ、そういった方には申し訳ないのですが、私は髪を染め直して店頭に立ちます、とは言えません。(もし、あまりにも繁忙で誰も手伝えず、店長が死にそうになった場合は考えます。)

これまで髪型やファッションを「かわいい」「素敵」「おしゃれ」などほめてくださった、お客様やスタッフさんや、私のまわりの皆様、本当にありがとうございました。
その言葉が、いつも、本当に嬉しかったです。

これからも、もっと可愛くなれるように、がんばります。

ポップコーンは、Happyを届けるお菓子なんです!だから、かわいいお店にしたかったし、自分もかわいい格好をしたかったし、みんながいっぱい夢を見ていられる素敵なお店にしたいです。だから私は夢を見続けます。

あと、ロリータ服を着ているとよく女性から、「かわいいけど私には似合わないから無理。いいなぁ。」と言われることもありますが、年齢や性格などは関係ないと思います。
私も年齢はかなりいっていますし、
女の子は、いつまでも、かわいくいたいと思ってもいいんですよ!!おばあちゃんになっても!!ずっと!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

素(すう)


《ジェリーズポップコーンメリーゴーランド店 出店スケジュール》

🍿9月9日(木)~9月14日(火)
 #イオンモール木曽川

🍿9月16日(木)~9月20日(月祝)
 #カインズ小牧店

🍿9月22日(水)~9月26日(日)
 #カインズ名古屋当知店

🍿10月7日(木)~10月12日(火)
 #アピタプラス岩倉店

🍿10月14日(木)~10月31日(日)
 #モレラ岐阜

🍿11月2日(火)~11月15日(月)
 #イオンモール扶桑

🍿2021年12月23日(木)~2022年1月10日(月祝)
 モレラ岐阜
(ブループラザエスカレーター横)



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