41歳独身女・今より自分が楽しい場を求めて【3】

こちらの続きです。
時間が経過する間に加齢していたのでタイトルの年齢も+1しました。
基本的にものすごく小心者なので、ものごとの進捗はとっても遅いです。


【節目休暇で遠くに行った】

職場に「節目休暇」制度があるので、独身の私はコロナ後久しぶりに超遠出をしました。場所は欧州。
為替の影響はありましたが、フライトが大分安く(コロナ後、ちゃんとした航空会社にしては)確保できたので行くことにしました。
でもユロドル161円くらいだったのでまぁ。。。現地ではレストランもほぼ入らずドミトリーばっかり泊まってかなり節約旅をしたのに、帰国してからクレジットカードの請求を見てメダマドコー状態でした。
なんだこの出費。あまりにもやばい。今から会社やめたろーかという人間が行くべきではなかった気がしました。が、色々気づいたこともありました。

フィルム写真の1枚目とてもすき

【現地で気づいた衝撃的なこと3選】

1.サービス対価高い、為替ひどい
まずレストランが高い。いや、日本の飲食店が安すぎるだけなのだけど。およそどこでも、パスタやピザで€18~24、これにドリンクを飲むだけで€24~€30。このときのユーロ円=161円程度。パスタとドリンクで JPY 4,000。私がケチなだけかもしれないけれどやはり「高い」という印象しか持てませんでした。でも現地にいる他の国の旅行者はふつうに食事を楽しんでる。
ああ、世界の物価ってこうなんんだ、為替ってこうなんだ、という感触を得ました。

2.疲れる
最後に超遠くに出かけたのはコロナ前。その時の気分で旅程を組んだらヘビーすぎて途中で半日ホテルで頭痛と戦う羽目になりました。現地のスポドリみたいなものをたくさん飲んで、一応持っていっていた頭痛薬を飲んで事なきを得ましたが、年齢って残酷だなと思いました。
え、単に体力づくりをしていないだけじゃないかって?まあ、それはそう(おい)。でもコロナ前も別に運動などはしていなかったので年齢の影響のほうが大きいかなと思います。

3.旅が思ったより楽しくない
衝撃的でした。思ったより楽しめませんでした。そんな遠くまで行くという贅沢をしておいて一体私は何を言っているのか自分でもわかりません。
途中で疲労してしまったからなのか。最近の悩みが深すぎて病んでしまっていたのか。旅慣れてしまったのでもう街の一人旅には飽きたのか。後から写真見直すと「結構よかったな~」とはもちろん思うのですが、現地でこれまでのように楽しむことはできませんでした。これも老いというものなのか。

【あっ、会社やーめよ、ってなった】

旅から帰国し、仕事に復帰しました。旅行で気分がリフレッシュされたとか、会社のいい所がやっぱり見つかった、などの気分の改善は全くありませんでした。
むしろ、世界の物価高と為替を見て「個人としては日本円以外も稼ぎたい、日本社会としても外貨を得なければならないに決まっている」という思考になってしまいました。更に、旅が思ったより楽しくなかったのは慣れてしまったからだということを感じ、あんな遠出しても前ほど楽しめないということはもう「旅で癒す」「旅で新しい発見をすることに生きがいを見出す」などの対症療法的なことをしている場合ではないのだ、と考えるに至りました。

こりゃだめだ、何かがプッツンと行ってしまった。

【転職エージェントの別の人と話した】

そういう話の後に「転職エージェントと話した」の項目はおかしいのではないかと言われそうだが、順番としては間違いありません。このタイミングで話しました。
私は小心者なのです。しかも超人ではないし無敵の人でもないので、生存ルートが残されているのかはよく見ておきたいのです。

Linkedinにアカウントを持っていて色々あってプロフィールは整備していたので、以前相談していた転職エージェントの別の担当者の方が連絡をくれていました。こちらのエージェントさんは担当者さんごとに得意な業界や付き合いのある会社というものがあるので、担当者が変わるということは見せてもらえる求人が結構異なります。
私は大学の頃の専攻分野と、社会人スタートに選んだ業界が異なっています。前の担当者さんは現業界がお得意で、今回話した担当者さんは大学の頃の専攻分野の業界がお得意なようでした。
お話してみて知ったことは、私が現在困っている業務上のアレコレのうち少なくない割合の課題は、業界を変更することで解消するような気がする、という感触でした。さらに別業界のほうが海外志向な会社が多いとのこと。先日の旅行で感じた「私も、日本も、外貨を稼がねばならん」の思考にもハマりそうです。なんならそのまま転職活動しようかなとちょっと思ってしまった程度には別業界に興味があったようでした(その直後にOpenworkの「退職検討理由」をガッツリ読んで冷静さを取り戻す)。

そうか私は、現在の業界に興味がなくなっていたのか。

【キャリアブレイクしたい】

そもそも改めてエージェントさんと話そうと思った理由は「もう絶対に1回辞めてやってみたいことをやってみたいから、間にブランクがあっても転職できるかどうか率直に教えてほしい」と思ったからでした。
できれば現職のまま転職を、というエージェントさんに上記のことをそのまんま言いました。可愛いお姉さんだったんだけど、ほんとスミマセンやばい求職者で・・・・
お姉さんに「もしかして離職のために背中を押してほしい感じですか?」と言われたので「あ、いえ離職することは決めています。リカバリー策があるかないかを知りたいです。ブランク空けての転職は無理だということならもっと考えなければならないから」という回答をすることとなり、なんかもう、だったら黙って辞めてチャレンジしてダメだったときにエージェントに相談しなよ、という雰囲気が若干漂ってしまいました。
間を2週間あけて再度面談。それまでの間に(本番の)職務経歴書を作成して連絡しておいた結果、いくつか求人を見せてもらったらこれがまあ・・・転職エージェントって凄いですね。規模感や志向が結構よい感じの求人票を見せて頂きました。

なのに。でもやっぱり。一度辞めたい。どうしても。
キャリアブレイクを私はして、今まで無難に生きてきただけの人生を見直したいと思っている。その結果、例えばどこかの会社でいわゆる「足きり」をされたとしよう(面談してみて私がダメダメで落とされるのは仕方がないので足切りのことだけを考える)。その場合その会社は、このようなブレイクには面白みを感じない、むしろ危ないと思う人たちが多いということだ。
じゃあもういいんじゃないか、そういう会社は。私がうまいこともぐりこんでも多分合わないだろう、と考えるようになりました。

【見直すこと、考えなおすこと、学びなおすこと】

私は、会社員が会社員の途中で学びなおしのために職を離れることがここまで毛嫌いされる風潮に違和感を感じています。昔はそれでよかったかもしれないけれど、コロナ以降のこの数年の世界の変わりようをみて、途中でガッツリ人生を見直して、考えなおして、学びなおしてまた社会に能力を還元することってもっと歓迎されてもよくない?と思っています。

私、INFP。「めんどくさい性格の自分はあまり社会になじめないので永久に自信を持てないが、自分の考え方には自信がある」民、という説明文を見て、私じゃん、と思いました本当に。
そう、私は、自分の直感には自信がある。見直すこと、考え直すこと、学びなおすことを歓迎してくれる集団のほうが私はなじめるし、そういう集団にこそ未来の可能性があるという自信がある。

【つづく・家賃圧縮のために転居予定】

今の賃貸物件は家賃が高いです。土地柄、値ごろで手頃な広さの物件がなかったのと、婦人科系の病気を患ったため健康維持のために広めのキッチンが欲しいとなったためでした。
でも会社辞めるならここに住む意味もないし、収入がある間に転居しないと部屋が借りられなくなるので家賃を減らす転居をします。いうて、しばらく転居先に住まないと引っ越し代のモトも取れないのですが、それを考え始めるともう何もできなくなるし、今の家賃のまま無職になるのだけは絶対にヤバいので(主に精神面)家賃削減はマストです。
(にっちもさっちもいかなくなったらビレッジハウスに頼りますが一旦ふつうの賃貸で)

実家に帰るでもなく、7年くらい前に住んでいた街のほうに戻る予定です。自転車で少し走れば海に出られるエリアです。今住んでる地域からは建物しか見えません。滅入ります。私には「あーー、海と空ひろいな~」と思える瞬間が、どうやら必要のようでした。
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