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私の『千夜一夜物語』 第一話つづき
「永い道のりを経てーつづきー」
今だから笑えることも、恐い思いをし続けたことも
泣いて泣いて枯れるほど泣いても終わらなかったことも
自分が進む道を切り開いてゆく時も
陰に隠れて密やかに咲く花を見つけた時も
やられっ放しではなくいつしか強かになってゆく私も
沢山あれど全部私。
どんな時でも、離さず持っていたのは音楽だった。
続きはまた明日…
千夜一夜物語のように
一つ終わると次が待っていて
必ず一つづつ順番に物語はやってくる。
それは準備のためだったことが後でわかる
私ではあるけれど
装置に組み込まれナニカに動かされている私
かつてそれに気付いた時
私の周りに沢山の味方が居て
守られていることにも気付いた。
でも、ナニカはもっと遠くにあり
どれくらい遠くかはわからないけれど
人のようなモノなのか?エネルギー自体なのか?空気の塊りなのか?宇宙の塵のように浮かんでいるのか?何なのか?
形に拘れば違う
言葉にしようとも適当な言葉は見つからない
ナニカはこちらから誰が問うても返事は無い。
幼稚園に行く前からの記憶は話すと消えてしまいそうで
消えると解けてゆくような気がする。
それはそれで
懐かしさも失うようで ちと寂しい
千の数ほどかぞえられるほど
それでも話してみようと思った物語
語りはじめる時がきた。
続きはまたあした*