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ミニコラム『形ならざるもの』第一回

よく、創作をしていて、思うことがある。
それは、人間というものは『言葉』という生き物に支配されるという事、だ。

例えるなら、言葉は、機械の巨大魚のようなもので人を飲み込みます。
何故、機械という言葉を出したかというと、物語とは企画段階は、未確定だからです。

飲み込まれた人は、巨大魚の中で養分になります。その消化過程で、物語ができます。
私は、よく小説を書きますが、言葉を決めプロット(設定)を決める時、自分より大きなものが呼び起こされる感覚があります。
人間は、ほんとうにわずかな事しかしておらず、それくらい物を書く、という事は神秘的であり、未知のものです。

形ならざるもの。

思いつきで始めた今回のミニコラム。
 
そんなタイトルにしたのは、執筆活動をとおしてこれから私の、世の中の「書く」というものを呼び起こしているパワーを言語化できたらいいなと思うからです。

また、後日第二回を書きます。

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