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ep.2_夜10時からの京大さんとデリバリーコック👨‍🍳の御提案#私のペアーズウォーズ

1.私の基準「京都の賢」曰く、京大卒。

メッセージが辛くて辛くてたまらない。

どう辛いかというと、とにかくめんどくさいのである。

当時、河原町五条近辺の会社に勤めていた私は、会社に内緒の自転車通勤の帰り道。
御所南側オシャレな雑貨屋さんを超えて、自転車を降りてとぼとぼ歩いていた。

心の中がモヤモヤでいっぱいになると、
決まって田舎に住む幼馴染のYに電話する。


「もうめんどくさすぎてそれが心からツライ!!」
結局この日も辛抱溜まらず電話してしまった。


10人くらいと同時進行でメッセージするって、もう正直誰が誰か分からんし、話の広げ方も分からへんし、
中身の無い事ばっかり聞いて
進行遅くて結局何も分からんし
根気が必要過ぎてイライラする←

「でも、今まで何も無かった。このまま行動しなかったら今まで通り誰とも出会えない。私は三十路迄にどうしても経験が欲しい。だから今諦めるわけにはいかない」

と、泣きながらの決意締め。

そんな中、お相手選考基準プライオリティに掲げたのが
「賢い人」。

一言に賢い人といっても基準が様々だが、
この段階では、高学歴=物事を良く知っていて、
私が知らない新しい事を教えてくれそう、と考えた。
(反対に考えたら鼻高々の自慢しいです)
そうして、国公立大学卒から「イイね!」に照準を絞ることにした。

京都在住だと、必然的に天下の「京大卒」がヒットする。

この時、高学歴カードを選択する代わりに、身体スペック(つまり背高カード)は捨てた。

そうしてマッチングしたのが午後10時の京大さん。

研究室の事務だか大学組織にお勤めとのこと。
身長は確かジャニーズサイズ165cmくらい。
何きっかけで初デートしたか覚えてないけど、確か四条大橋で始めまして。
そして多分お相手はスーツを着ていた。
しかしながら、悲しいかなスーツキュン💛をした感情の記憶は全く覚えておりまセン。←

多分顔の印象も悪印象の残像は無いから、や~っぱり手の小ささが気になったんだろうな~。

2.一回目のデートと私の初対面無双


第一回目デートの印象が手の小ささ以外はほぼ無だった京大さん。

容姿コンプレックス過多のゴケーケンが無い私の特技。
ズバリ、「初対面緊張しない」。

お互い分かって無いし考えてもしょうがないし
これっきりで終わる事も出来るから尚更何でもええわ

という好奇心しか勝たない「初対面」は、
緊張しないという意味では得意。

もう一つ初対面特技。それはあんまり相手を嫌な気にさせない事。※適度に過剰な「さしすせそ、あいうえお」ですね!

自分自身が誰からも嫌われたくない欲求/恐れがあり、
自己コントロールと機転が利く範囲では嫌な気させない、と自負している。

この私の「初対面モード」が相手にウケたようで、
次のお誘いはお相手から、以下の誘いを受けた。

3.二回目午後10時からのお誘いは無しです。


「ご来賓対応で京都駅にお迎えがあってその後がんこで接待やから、それ終わりの午後10時からなら会えるよ!」


いやいやいや。夜10時からて。一体何やねん。
・・・・とこの時は反応したのだった。

今なら、サクッとバーで1杯おごってもらってしれっと帰ったらいいか~

とか思うかもしれない。(いや、それでも疲れてるから10時集合とかしないな)

とりあえずお持ち帰り臭プンプンやん‥‥とがっくしきて(自分がピンと来てないので)

お断りしました。

4.お断りに下手な理由説明は禁。

もう一つ、この時期辛かったことは、絶賛お金が無かったこと。

デート一回に5000円はかかるよな~。
一人暮らししたてだったこの頃。
京都市内の小企業、しがない事務職は、実家を出てすぐ一人暮らし生活費感覚習得の真っ最中。

懐の寂しさ=心余裕の無さ、そしておそらくは見栄から
二回目会う事を躊躇。当時の私、精神青リンゴさんはこの心情を真正面から説明することが相手に対して誠実だ、と思っていた。

彼の用意した解決策はこちら。
「気になるなら、近所のお散歩でもどう?知り合いが中華のコックをやっているから、家に呼んでディナーをしよう」

今でもこのご提案を上手く解釈出来ないのだが

二回目で早速おウチデート????
しかもそげな信頼出来ない知らん人の家に????
てか、住所モロバレすんの嫌!!

結局さっさと連れ込みたかっただけなのかな~。
中華には凝っているようで家に八角とかある、とか言っていたナァ。何のご自慢かよ〜わからんけど~。


相手と自分の願望の落差がわかったら、真ん中折衷案を提示すればよいだけの話。ただ、結論的に相手にピンと来ておらず、

散歩だけって、寒空の下で凍えながら一体何話すねん
それなら一人でお散歩いくわ

と超冷めざめしく考えた事を覚えている。
(多分12月くらいだったのだろうな)


相手は京大卒の賢なだけに「空気を読む」なんて中途半端な発想は微塵も無い。
私の方は長ったらしく色々理由を付けて返すLINEがめんどくさいやら心苦しいやら果ては気持ち悪いやら。

5.学んだこと。


この人とのマッチングで学んだことは3点。

①「無い」と思ったら、誠実が何とやらとか説くより先にブッチすること。それが何よりも明確で過不足無い意思表示。

②「無い」には色々ある。
色々の中の「自分の状況」という要素は非常に大きい。

③ 追い過ぎない。

空気を読んであえて「引く」は人間的優しさ。器の広さ。翻って魅力。


以上!次回は
ep.3_ミニオンくんとハヂメテの真夏海花火💋!
初の課金記事(あくまで収益は丁重に募金予定)の予定です◎お楽しみにね~♪


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