あなたの人生そのものが「情熱大陸」
日々セッションでクライアント様にお伝えしているお話の中に必ず登場するのがこのタイトル。
皆さんも一度は観たこと、聞いたことがあると思います。「情熱大陸」という番組。
主人公の人生の一部を山あり谷あり、そしてこれからも進んでいく!を30分に、あの音楽とあのナレーションで見せてくれる。
多くの人がそんな内容に魅了されます。それは何故でしょう。
人って、特に私はその傾向が強いのですが、人に興味があります。人としてその人がどんな生い立ちでどんな過去があってどうしてここにいるのか。どうして今こんなに魅力的なのか、人気があるのか。そんな欲求を30分で満たしてくれる番組が「情熱大陸」ですが、番組の構成ももちろん素晴らしいからもあり、見終わった後に共感したり感心したり新しい発見があったりエネルギーをもらえることを知っているから見るし、長寿番組の理由はここにあると思います。
この番組は一例としても、私たちは人との交流の中で多かれ少なかれ自分の人生、周りの人の人生のエピソードからいろいろなエネルギーを受けています。その中に「ああ、こんな人になりたい!」という出会いがあります。
自分にとって魅力的に映る人は、自分がこれから進みたいところに先に到達していたり、もしくは自分がまだ知らなかった世界を見せてくれる人と仮定すると、彼らは自分より沢山の経験をしてきた経験値が高い=人間力があるのだと言えます。それを私たちは魅力的・憧れと感じるのではないでしょうか。
ではその「こんな人になりたい!」と思われた人は果たしてそう思われるために今までの人生を生きてきたのでしょうか?そうではないと私は思います。彼らは自分を一生懸命生きている。自分を一生懸命生きるとは自分に「妥協せず」「言い訳せず」「覚悟」して生きることをいいます。
ですからその過程を経て今ある彼らの人生はその笑顔、やさしさ、愛情からは推し量れない壮絶なものであったりします。
その当時は本当につらく苦しいものであって、人生というものに終止符を打ってしまおうかと思ったかもしれません。
しかし、どうにかしなくては!
大丈夫、なんとかなる!
生きる!!
と決心し、人生に真剣に取り組んだからこそそこからの回復劇を経験してきていらっしゃる。
そして窮地から脱出したときにはそこにはたくさんの愛があふれていることに気づき、人生は素晴らしいものだと体感されたし、今もそれは進行形。
そんな自分の体験をたまたまシェアしてくれることはとてもありがたいことであると日々私もクライアント様の体験をヒアリングさせていただくことに感謝しきれません。
そんな彼らがシェアしてくれる今までの人生ストーリーは聞いているこちらの顔が時に歪み、驚きの声を上げるほどのもの。
しかしそこからの回復劇へのストーリーは私たちをとても勇気づけてくださいます。
「あんな時の僕(私)でも今こうなっているんだから、みんなもできると思わない?」
というメッセージが聞こえます。
こんな一連のお話をしながらセッションを進めていくとクライアント様にも変化が出てきます。自分の人生ストーリーを、それが今まで恥ずかしくて、怖くて人に話せなかったストーリーを私にシェアする勇気が出て、話始めるのです。
言葉を選ばなくても、うまく話せなくても話したい!聞いてほしい!というエネルギーが素直に伝わってきて、話す側も私もそのストーリーに
夢中になる。
そして‥やっぱり最初は涙がポロポロ。
話す方は辛い思いを思い出してか、ほっとするからか。話しながらいろいろな感情を涙とともに解放していくのでどんどん軽くなります。
ここで不思議なことがしばしば起こります。聴き手の私にも何かシンクロが起きたりします。似たような過去があったり。
そしてこの涙がお互いに「癒し」を与えます。
私がここでお伝えしたいのは、本当に私たち一人ひとりはお互いの見えないところで沢山の辛い体験をして来たし、ときに犠牲を強いられてきたのだなということです。
わたしのストーリーなんて大したことない。
かっこ悪いし、恥ずかしい。
こう思うことは自然かも知れません。
でも私たち一人ひとりの人生ストーリーには誰かをエンパワーするマジックがある。
「情熱大陸」
私はこの番組が好きで良く観ますが、クライアント様や友人のストーリーを一人ひとり聴く度にだれしもがこの番組の主役になれる!
と、どうでもいい人生なんてこの世に存在しないと改めて思い知らされました。
ですから、ご自分の今までの体験全てを
恥じること
過小評価すること
はもうやめましょう。
その代わり、自分がこれらの番組にでるとしたら
どんな内容になるのか考えてみてください。
ね?
想像以上にカッコイイ内容になりませんか?
スター性があるからとか、話題性が高いからとか関係ないのです。
この地球に住む人々の一人ひとりが
「情熱大陸」
の主人公。
あなたのストーリーは
人々を感動させ
その人達の背中をそっと押します。
あなたが誰かのストーリーを聴いてそうだったように。
シェアしてください。そしてどんどん体験してください。
あなたの経験そのものを誰かが是非聴きたいと待っていますよ。
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