期待はしない

今日は朝から勉強しようと決めていた。
資格を取らなければならない状況は、彼も知っている。
平日は仕事してご飯作ってペットの世話してお風呂に入ったらあっという間に寝る時間。

休日こそは勉強ができると意気込んだ朝。
前日夜に飲んで帰って来た彼は起きる気配もない。

ペットのご飯は私が準備。シンクには昨夜使ったコップがそのまま。
掃除なんて誰もしてくれるはずがなく、2人分の埃が床に溜まっている。

Amazonで届いた荷物だけが取り出された、段ボールとビニールゴミが散乱。まずは、これらを片付ける作業が、私を待っている。

後から起きて来た彼は、ペットと遊ぶだけ。
遊ばせるのは必須の作業なのでしょうか。
その前に、あなた、やること、ありませんか。
そう思いながらキッチンで涙と怒りをどうにかしまい込む。

こんなはずじゃなかった。
最悪の想定が起きていると感じた。
ひとり暮らしのときは、自由に起きて
図書館に行って、頑張れるまで勉強をした。

今もその生活をしていれば、
思うように過ごせた。

どうしてこうなってしまったの。

すべては相手に期待してしまったから。
一緒に暮らしても、家事はしっかり分担できるはず。彼は全てを私に任せるような人じゃないと。

よく考えてみて。
ケーキ作るのが好きと言ってたけど、作ってくれたことはあった?
彼と私、どちらが料理してた?
彼の家、掃除されてた?片付いてた?
彼は私の話をちゃんと聞いてくれてる?
彼に気遣いという能力はあった?

彼は何も変わっていない。
彼は彼のまま生きているだけ。
変わると期待していた私が、理想通りに彼が動かないことに苛立っているだけ。

期待しない期待しない期待しない。

そうおまじないのように言い聞かせ。
文章にすることで発散。

何かのせいにせず、
ひとり暮らしのときのように、
私は私のままで、好きな時に図書館へ行き、
好きな時に家事をして、
あなたの理想とはかけ離れた私はで生きる。

あなたも、私と同じように、
一緒に暮らすことが期待していた相手の理想を壊されることだと、感じればいい。

その上で一緒にいたいと思うなら、
お互い期待せずに、生きていきましょう。

そんなことを感じた日曜日でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

jeni

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