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すさみ食堂部|白銀の凪で年忘れ

「今年もよく生きた。」と部長が言う。

「よく生きた。」ってフレーズはこの頃彼女の口からときたま聞くようになった。年齢を重ねるごとに解放されることもあれば、逆に気付いたり引き受けることもある。自由になってんだか捉われてんだか。よく分かんないけど歩みを止める訳にはいかず、突き進んできた小休止として今宵の忘年会は開かれた。

お通しとして出された甲羅盛り。

2023年は白銀町のあそびゴコロ居酒屋 凪。一昨年の八戸の花火大会のとき、店先でビールとか売っていてそこから気になっていた。「捜査の基本は足」では無いけれど、基本的に私が行きたいと挙げるお店は実際に徒歩や車などで店の前を通りがかった際に気になった店が多い。今回は部長からも「凪って知ってる?」と提案があり、決定した。

「短命ポテト」。
驚きの品数。

いいお店って、入店したときのお客さんからの視線もやさしい気がする。品数も多いし、何を頼んでも美味しくて、スタッフさんの対応も素敵だった。

〆に頼んだクロックムッシュとなめこ汁。

「命を救う仕事」と言えば医療だけじゃ無いよな、と近年思うようになった。仕事帰りに寄れるお店で温かい料理を食べて保たれた健やかさもあっただろうなと想う。
2024年も、よく生きよう。

|あそびゴコロ居酒屋 凪|
https://www.instagram.com/asobinagi

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