パナソニックの衣類乾燥除湿機 F-YHTX90(ハイブリッド方式)のレビュー
パナソニックの除湿機「衣類乾燥除湿機F-YHTX90」を購入したのでレビューします。
今日は、2021年の緊急事態宣言解除を迎える直前ですが、3月に入り、北側にある部屋の湿度が上昇し始めたので、除湿機があった方がいいなと思い探していましたら、良い製品を見つけたので購入しました。
それが、パナソニックの衣類乾燥除湿機F-YHTX90です。この機種は、2020年製であり、後継機種のF-YHUX90-Hが2021年5月に発売されるそうなのですが、ほとんど機能が変わらないので、現行機種を購入しました。この機種は家電量販店では41,850円でしたが、新機種(F-YHUX90-H)は62,000円になるそうです。
除湿方式
除湿方式には、2種類が一般的で、一長一短があります。
コンプレッサー方式は、
・室温上昇が少ない
・電気代が安い
・室温が低いと除湿能力が低下する
・機器のサイズが大きく重くなる
デシカント方式は、
・室温が上昇する
・電気代がやや高い
・室温による除湿能力の影響なし
・軽量でコンパクトな機器になる
コンプレッサー方式は、使用時の室温上昇が少ないため、梅雨時期の除湿など夏に活躍します。ヒーターを使用しないため、電気代が安いのですが、室温が低くなる冬の時期は除湿能力が低下します。
デシカント方式は、室温により除湿能力は影響されませんが、ヒーターを使用するため、どうしても電気代が高くなり、室温も上昇してしまうため夏場には向きません。しかし、冬場は室温を上昇させてくれるので暖房の役割も果たし、冬の結露防止に向いています。
そして、これら2つの方式の良いとこどりしたのがハイブリッド方式であり、今回のパナソニックF-YHTX90-Hはハイブリッド方式を採用しています。
大きさと能力
大きさは、高さ335×幅470×奥行250mmであり、高さがほとんどないのが特徴です。ただ、本体質量は約10.5kgと結構重たいです。裏に車輪が4つ付いていますが、横方向にしか動かせませんので、運ぶときは持ち上げるしかありません。
高さがないため、室内干しの洗濯物を真下から乾かせることができ、この発想が素晴らしいです。
コンセプトも「スペースを活かして「真下」から乾かす」とのことであり、なるほどという感じです。
真下から乾燥させることで、約2kgの洗濯物を約97分で、カラッと乾かすことができるそうですが、さすがに最高能力を出せる条件とは、使用条件が異なるので、そこまでは無理だと思いますが、能力は高いです。
最大除湿能力は東日本の50Hzでは7.8L/日、定格除湿能力は50Hzで6.0L/日です。タンクの大きさは約2.4Lであり、少し小さめですが、本体が小さめなので仕方がないですね。
操作パネル
この製品は、多くの機能を搭載しています。
全ての操作メニューがこのパネルに集約されているので操作も簡単です。真ん中あたりに衣類乾燥、除湿、ケアのスイッチが見えます。
ケアには、3つのモードがあります。
・寝具ケア(ふとんのニオイや湿気を取るモードで、湿度約40%以上のときは除湿もしてくれる)
・衣類ケア(花粉対策やニオイ、湿気を取るモードで、湿度約60%以上のときは除湿もしてくれる)
・部屋ケア(ナノイー Xを部屋中に行き渡らせて、ニオイ、花粉、浮遊菌・ウイルスを抑制、湿度約70%以上のときは除湿してくれる)
あとは、パナソニックの特許技術であるナノイーXが勝手に放出してくれます。
まとめ
まとめると、本機種(F-YHTX90)は、
・ナノイーX搭載
・本体の高さが低くコンパクト
・除湿方式はハイブリッド方式
という3つがそろったパナソニック衣類乾燥除湿機「F-YHTX90」は、部屋干しする衣類のために開発された除湿機ですが、コンパクトであるため、クローゼットなどの小さめのお部屋でも活躍できる機種です。もちろん、普通の部屋の除湿にも使えます。
というわけで、おススメです。