【OKC総評】2021-2022シーズン 10試合を終えて 中編


長くなりそうなので前・中・後編に分けてやっていきます。というわけで中編です、よろしくお願いします。

6.ジェレマイア・ロビンソン・アール

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総評:7/10点
背番号:50
ポジション:PF,C

通称JREことジェレマイア君

彼は今年のドラフト2巡目32位指名でOKCに来てくれましたが、すでに5回のスタメン出場とまるで契約社員を海外赴任させるような契約にそぐわぬ酷使ぶりを相変わらず我が軍は発揮しております。

OKCとしては待ちに待ったビッグマン枠ですが、身長は6.8ftと前述のベイズリーや、アイザイア・ロビーと全く同じでCとしてはかなりアンダーサイズです。
ドラフト当初は喉から手が出るほどビッグマンが欲しかったこともあり、シェングンやカイ・ジョーンズの指名を期待していたファンからはそこまで注目されていませんでした。(すみません)

しかしサマーリーグからコートヴィジョンの広さを発揮し、適切なタイミングでダイブしたり、去年のホーフの役割だったスクリーナーからのポップで3ptを打ったりなどルーキーらしからぬ縁の下の力持ちとしていぶし銀な活躍を見せており早くもファンフェイバリットな選手の1人となっております。

弱点としてはやはりサイズと身体能力がそこまで高くないところ、そして何よりノエル君を彷彿とさせるバターフィンガー系のきらいが見え隠れするところです。


しかし、この年で自身が鰈だということを自覚しており泥に塗れたプレイでディフェンスでもチームに貢献する姿は今後チームの一角を担うロールプレーヤーとしての素質を感じざるを得ません。

ルーキーにしてこのメンタリティ、マジでポクも見習え

プレイスタイルが似ている選手:PJタッカー

7.マイク・ムスカラ

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総評:10/10点
背番号:33
ポジション:C


センターでありながら主戦場は3ptラインの外であるアンチタンクコマンダー・ムスカラ大佐ことイケメンムスカラ様

昨シーズンから無慈悲なムスカラ砲により何度も自身の指名権もろとも敵チームを沈めてきた彼ですが現在チーム最年長の30歳(フェイブも)

まず我々はこの大切な時期に契約延長を結んで再建チームに残ってくれたことを心から感謝しなくてはいけません。
ロスターの平均年齢が23.5歳とリーグ最年少のOKC保育園の良きメンターとして公私共に彼らの良き手本となる彼はもはやOKCにいなくてはならない存在です。

元々アウトサイドシュートを得意としておりセンターとしては身体能力も高くないためリム周りでのプレイを見ることは多くなかったのですが、今シーズンは泥臭くリバウンドに絡んでおりディフェンスでも必ず止めてやるという気迫でリム周りを守りベンチから出た際は少ない出場時間でもチームに良い流れをもたらしてくれます。
そんな姿勢が若手には伝わるようで、先日のスパーズ戦の後のインタビューでベイズリーがムスカラを尊敬しているとコメントしていた時はウルッときてしまいました。

決して器用なタイプではないですが、プレー面ではやるべきことを必ずやってくれそれ以上にメンターとしてチームに貢献している姿はかつてのレジェンド ニックコリソンと被ってしまいます。

左肩甲骨のマリオタトゥーがダサいこと以外に欠点のない彼には是非OKCのジャージを着て優勝を経験して引退してほしいなと心から願っています。

あと個人的に会場入りのとき若手はダル着でも彼は常にジャケパンスタイルなのがポイント高いです。

プレイスタイルが似ている選手:マルク・ガソル

8.アレクセイ・ポクシェフスキー

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総評:2/10点
背番号:17
ポジション:PF,C


オクラホマの珍獣ことポクシェフスキー

2年目のシーズンですが今年のサマーリーグには出場せずにディグノートHCと秘密の特訓をしていると報道があり、我々ファンはついに肉体改造に着手したのかと心を躍らせておりました。

そして来たるサマーリーグの日、
コートの端に目をやるとそこには去年と変わらない、 いや心なしか更に痩せたポクの姿が



な、なんでや。。


と言う具合にシーズン前からファンに嬉しくないサプライズをかましてくれたポクですがスタッツは軒並み下がっておりプレイタイムも昨シーズンに比べかなり制限されています。


ディグノートHCもメディアに対し「彼は今年与えられたプレイタイムの中で何ができるか証明しなくてはならない」と半ばイエローカードに近い発言をしておりベイズリーと並んでロスター生き残り争いの渦中にいると見られています。

しかし、7ftの長身ありながらハンドラーもこなせ、アウトサイドインサイドどちらでもプレーできるオールラウンダーぶりは間違いなくこれからのサンダーが目指すポジションレスバスケに必要なピースであり、簡単には手放したくないというのも本音です。

バスケIQが低くドライブを止められて苦し紛れに出す思いやりのないぶん投げパスでTOを量産したり、無茶苦茶なシュートセレクションからシュートを外したりと危うく殺意の波動に目覚めそうになることが多々ありますが、4試合に一回くらい鬼ハンドリングからのハイライトプレーを見せたりファンを簡単に諦めさせてくれないのがまた罪なところです。

チームとして優勝争いに参画することを2-3年後に照準を合わせていると考えると、彼に見切りをつけるかどうかの判断を少なくとも今シーズンが終わるまでには行わなくてはならないと思われます。

頼むからザイオンに体重の増やし方聞いてきてくれ

プレイスタイルが似ている選手:ケビン・デュラント(笑)


9.ケンリッチ・ウィリアムズ

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総評:7/10点
背番号:34
ポジション:SF,PF

ケニーハッスルことケンリッチ君

昨年から役割は変わらずベンチから持ち前のハッスルで若者達を奮起してくれる彼ですがチームとして若手中心のローテーションを試行錯誤しているためプレイタイムは若干減少気味です。
コートに立てばディフェンスでもオフェンスにおいても細かいところが疎かになりがちな若者達の粗をうまいこと補ってくれる兄貴的存在として非常に頼りになる彼は今年でシーズン4年目、年齢も26歳と脂がのってきたタイミングです。

スターティングを任せられるタイプではないですがサラリーも安くロールプレーヤーとして泥臭く体を張ってくれる彼は一家に一台的などこのチームにも欲しがられる存在であり、トレードの話があがった際には恐らくアセットに含まれる可能性が高いと思います。

彼のキャリアを優先して考えるとこのまま再建チームで過ごすよりも優勝を狙えるチームに行くことがいいとも思う反面やっぱり出ていってほしくないというジレンマです。

OKCファンでない人にはオタマジャクシみたいな髪型の人って言うと大体わかってもらえます。

プレイスタイルが似ている選手:サディアス・ヤング

10.トレイ・マン

総評:7/10点
背番号:23
ポジション:SG

ルーキー4兄弟のうちの1人である1巡目18位指名のトレイマン君は6.5ftと身体的には恵まれたとは言えないサイズのスコアリングガードです。

ビッグマン補強を期待している中、かつ16位ピック(シェングン)を未来の1巡目2つとトレードした後の指名だったこと、加えてカイ・ジョーンズがまだリストに残っていたこともありここでもOKCファン達のTLが阿鼻叫喚だったことも記憶に新しいですがこれまでの活躍をみるとやはりプレスティの判断は正しかったと言わざるをえません。

まだプレイタイムはそこまで多くもらえてないながらも、少ない出場時間でしっかりと得点を重ねる姿はかつてのハーデンやウェイターズ、シュルーダーの系譜を彷彿とさせます。

内外どちらでも得点を取ることができ、特にハンドリングに関してはストリートボーラー並みの切れ味を持っている彼は今のOKCの中ではシェイに次いで華のあるスコアラーかもしれません。

課題としてはまだまだフィニッシュ力が弱く、綺麗にディフェンスを抜ききってもイージーでポロポロしてしまうことがあるのでそこをしっかり決められるようになれば未来のシックスマン賞争いに名前を連ねることができるという期待をしてしまいます。

ディフェンスもまだ得意とはいえないですが一生懸命にディグノートの要求通りに向上しようとする姿勢を見せているので大きな穴になるほど悪目立ちはしていません。

若さ故の厨2タトゥーと金メッシュが眩しい期待のルーキーです。

プレイスタイルが似ている選手:ルー・ウィリアムズ

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