非スノ担によるSnowManさんの『8月の青』が最高だという話

※ こちらは2023年8月に書きかけた下書きをどうにかこうにか完成させてようやく公開に漕ぎ着けたものです。1年あっためちゃった。


 8月がもう終わるぞ!!!!!9月も暑さは続きますが、結局夏の終わりだとか、寂寥の空気だとか、そういうものを感じるのは8月の終わりだと思います。
今年は非常にてんやわんやな季節で、夏が嫌になった人も少なくないのでは。私は割とそう。

 それでも人を魅了してしまうのが夏という季節な訳で。祭り。プール。向日葵。熱気の中飲むサイダー。夏ソング。







 夏ソング!???!!!???!!!??????!!!??!!!!???!!??!!『8月の青』の話をさせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 というわけでSnowManさんの3rdアルバム『i DO
ME』より『8月の青』の話をしに来ました。

 ここからしばらく私個人の話になりますので自分語りを避けたい方は目次から読むことをおすすめします。


私の話

 ちなみに当方SnowManさんはドにわか。いつもは宝塚とVTuberのオタクをしています。こんな初心者が『8月の青』の話をするきっかけになったのは姉です。
  2年ほど前に姉が突然SnowManにハマり、家のテレビでMVを見せられたりYoutubeを見せられたり等することが非常に増えました。見せられるというか、気付いたら付いている感じ。そのままサブリミナルSnowManをされ続けた結果、こんな文章をあげるに到りました。ちなみにサブリミナルSnowManの結果、最初は「ふーん」程度で遠巻きに眺めていた母親も今や楽しくそれスノを見ています。なんなら姉が居なくても見てる。

(最初は誰がメンバーかも分かってなかった母が、こないだナチュラルに「阿部ちゃん」って呼んでたのめっちゃ面白かったな…)

 ちなみに私のアイドル遍歴は嵐で止まっています。二宮さんが好きです。好きな曲は「ついておいで」「wanna be…」「CONFUSION」「オーライ!」等です。「『君』に心を奪われてぐちゃぐちゃになっている僕」系の曲が大好きです!対戦よろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 元々SnowManさんの楽曲は興味本位でスマホに入れていましたが、ぱっと聞いて好きな曲を繰り返すのみ。「Boogie Woogie Baby」と「キッタキッテナイ」が好きでずっとリピしてました。
 そんな私が姉に「新しいアルバム買ったから聞いてよ〜」と言われ、それからスマホに入れてなんとなく聞いたり聞かなかったりしていました。正直ちゃんとは聞いてなかったと思う。「最近のアイドル本当スタイリッシュだな〜」とか「Gotcha好きだな〜」とか思っていた覚えはあります。そんな中、我が家にライブ円盤がやってきました。勿論姉が二形態で注文。(1年ぐらい前の話なのでこの辺りの時間軸はぐちゃぐちゃです)

 帰宅した際に姉が見ており、終盤にチラっと見ただけなのですが……ライブってやっぱり何かのパワーを持っているんだと思う。最後の曲〜アンコールぐらいまでしか見てないのに「なんか、もうちょい曲聞こうかな」という気持ちにさせられました。

 そこでやっぱり新しい『i DO ME』を聞こうということで1から流していたところ、10曲目。




なに!??!!???!!??!??!??!??!!!?!!?!!??!!?!!??!!?!????!!!


 なんかすごい爽やかサウンド聞こえてきた…いや夏……夏だ………………うお……これ好き……さっきの(『クラクラ』という曲。めっちゃ良い)も相当好きだったけどこれは何て言う曲……『8月の青』!!!!!!!!!!!!!!!!タイトルが!!!!!!!!良すぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!天才!!!!!!!!!!!!!!!!!好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!



 今に至ります。頑張って『8月の青』の感想を貪って生きようかと思ったのですがライブが終わったあとということもあり、ライブのレポで溢れてなかなか探せず。悲しいので書くことにしました。


頑張ってサーチした図

サウンドのはなし

 ダンスパフォーマンスを得意としているSnowManさんは5秒でクラブ爆上げソングみたいなバチバチ曲が多いと思います。次点でメインボーカル(だよね?)の渡辺くんの伸びやかな声を活かすような「聞かせる」曲が多いかなーと思ってるんですが、だからこそ『8月の青』だけ異色すぎる。他にも探せば爽やかな曲いっぱいあるよ!という声もあるかもしれませんが、『i DO ME』を通して聞くとやはり「お?」となります。私はなりました。『オレンジkiss』も爽やか枠ではあると思うんですが、やはり「青」と「オレンジ」の違いってあるよな……。後で『オレンジkiss』と『8月の青』の話もしていいですか?いいよ。

 夏ソングって夏ソングにしか無い独特の空気感があるなと思います。清涼感と表すとひどく単調に見えるけれど、水飛沫の一つ一つに突き抜けるような光が差し込んでいるような、そんな感じです。私は音楽について詳しくはないのですが、シンプルなギターとドラムと高音コーラスが、しつこいぐらいの青空と爽やかな風を思わせて非常に好きだなと思いました。ここまで頑張って書いみたんですけど、マジで音楽については詳しくないので書けば書くほど言葉が軽くなる気がする。とりあえず聞いてください。

歌詞のはなし


 いや歌詞!!!!!!!!歌詞について一番書きたかったんです 良すぎない??????????
『8月の青』の感想をSNSで探した際、ラウールくんが「『36度記録的な夏』という歌詞があるが、今や36度は記録的ではないので昔の話ではないか?」という旨の発言をしたということを知りました。(ラジオでの発言だそう。)

 ラウールくんは非常に聡明というか、価値観や考え方の点でも最近のアイドルだな〜!と思うことが多いです。
 
私もその「昔の話かも」という意見に完全に同意しており、何故かというと、歌詞の若い勢いに反して、爽やかさや切なさが潜んでいると感じたからです。

 『8月の青』の歌詞の表現は「若さ」という概念の成分がとんでもなく多い。例えば、こちらの歌詞。

「恋の2乗って=愛だっけ?分解できない僕らってYとX?」
「まるで、まんま運命じゃね?」

歌ネット『8月の青』 https://www.uta-net.com/song/337457/

 
 若〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!若い 若すぎる 階乗昨日習った????????
 この…習ったことを当てはめて、ロマンチックな表現にして…というのが非常に若くてチープで、でもこの上なく煌めいた歌詞だと思います。2番の「…ここ世界の中心じゃね?」も大好き。
 だって絶対にそんなことはないから。
 自分の周りの世界が広がった今、大人になった今。残念ながらこんな言葉は言うことができないと思います。悲しいことに、少なくとも私はそう。理性的な大人に成ることができたということか、もしくは諦めの目ばかりを向けるような人間となってしまったのかも。
 大きすぎる発言を世界の中心で精いっぱい叫んだこと、身に覚えがある人も居るのではないでしょうか。そういった過去は、自身で振り返ったり野次馬に掘り返されたりすることがあります。そうなると、別に恥ずべきことではないのに、心の柔いところをぐちゃぐちゃにしたくなるような気持ちになるかもしれません。もしくは、自身を嘲笑うことで自身を守ろうとすることもあるかもしれません。
 でもこの曲は、過去に対して「小っ恥ずかしい」とか「黒歴史だ」とか言わずに、全部キラメキで閉じ込めて、大事に守って目一杯積み上げたもののように見えます。眩しくて、何よりも正しい結晶たちが、『8月の青』の歌詞なんじゃないかなと思えます。

 ただ、幼い煌めきに反して、なんだか妙に切なくなる箇所も多い気もしています。
 特にこの部分。

「恋い焦がれた夏の記憶 群青に紛れ君を連れ去った 終わらない季節にkissしよう」

歌ネット『8月の青』 https://www.uta-net.com/song/337457/

個人的な感覚なのですが、夏って一番終わりが見える季節だと思いませんか?始まりは曖昧なのに終わりは突然。特に学生は、夏休みという一つの区切りを見出してしまうから余計に「終わる」季節だと感じます。 
 「終わる季節」を「終わらない季節」と捉えるのって何だろう、と考えた時私は、「祈り」なのではないか?と思いました。終わるものを終わらせたくない気持ちって、私はよく感じてしまうのですが、皆もそうなのかな。
 旅行が終わってマニキュアを落とす瞬間とか、ショートケーキの最後のクリームとか。
 今を終わりたくない、ずっとこのままふたりで居られたら良いのに。縋ることしかできない祈りを「終わらない季節」としたのかなと感じました。もしこれが過去を思い出す話なのだとしたら、終わらない季節への祈り、は「終わってしまったあの頃への祈り」なのかもしれません。

 とりまとめると、なんというかこの曲は、眼に輝きしか映らなかった過去を想い出して「馬鹿だったね」「でも愛しいね」って笑いあえたら良いねって語りかけてくれるような、優しい曲な気がしてならないのです。

オレンジkissとの相関(胡乱)


 ここからは胡乱発言です。この事実は、ある日アルバムを聴きながらぼーっとしていた時に気付きました。
 色相環をご存知でしょうか。色をぐるっと円状に並べたものを思い浮かべると分かりやすいと思います。私もあまり詳しくはありませんが、「補色」という概念のみは理解していました。丁度円状の真反対に位置する色の組み合わせであり、2色を並べるとお互い引き立てることができます。何を言わんとしているかもうお分かりでしょうか。
 青の補色は、オレンジです。
 これに気付いた私は何を思ったのか『I DO ME』通常版にて、トラックリストを確認しました。『オレンジkiss』は最初から数えて8曲目、『8月の青』は最後から数えて8曲目。『クラクラ』を挟んで丁度対称的な位置にあるのです。


 エ!??!??!!??!青とオレンジ、昼と夕ときて位置が対称!??!??!!??!!運命!?!???!??!??!?

 とはいえユニット曲がないと全くその対称も成り立たないので完全なる思い込みだと思います。何で書いたの???????????
 これに気付いた10分ぐらい無性にワクワクしてしまったので書かせてください。書くだけなら自由なので……。

おわりに


 何にせよ『8月の青』、とっても好きな曲なので是非とも聞いてほしいということです!言われなくてもSnowManさんの規模だと既に大量の人間が聞いていると思いますが……。もし聞いていなければ、ね!そして身近な人は私に感想を言ってほしい。他の人の解釈が聞きたい。

 去年公開しようと思い、ダラダラしている間に2023年8月が終わり、1年経って8月に入るからもう一度公開に向けて動くか……と思ったのが約1ヶ月前。気付くと31日になってしまい、来年に持ち越すともうSnowManさんの次のアルバムが出ているじゃないかと焦りを感じ、急いで公開に漕ぎ着けました。公開できているかな〜?(手を振る)

 次のアルバムも楽しみだなあ。



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