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冷え切った事務机の防寒対策にちょうどどよい手袋

私の仕事場は一般の住宅の事務所使用だ。
3LDKのうち、北側の小さい部屋が私の事務作業の部屋である。
別の部屋で事務所の代表が仕事をしていて広くて快適な環境でもある。
が、1階ということもあり、冬は底冷えしてとても寒い。

エアコンにサーキュレーター、
机の足元にはヒーターのプレート、
腰に巻くラップスカートに、ウール100%のカーディガン、
厚手の靴下にレッグウォーマー、
外にも履いていけそうなスリッパ。

完璧だ、と思うがそれをしても足りなかった。

出勤したての部屋は、すでにエアコンがついているので
部屋自体には問題ないのだが・・・

事務机が異常に冷えている。
なぜなら最も北側の角、
目の前とサイドがこれまた大きく立派なガラス窓がついて、私のデスクはそこにある。

結果、私のデスクは窓からの冷気に、
前日の夕方から深夜、朝、そして勤務時間まで冷やされる続ける。
金、土、日は毎週のこと、
祝日や年末年始は誰も部屋を使わないのでキンキンに冷えている。

一般的な事務机は基本、前面、両脇が鉄板で囲われている。
そのキンキンに冷えた鉄板に囲まれた中に座って足を入れれば
そう、冷蔵庫に足を突っ込んでいるのと似たような状態なのだ。
だから足元の防寒は9割完成している。

だけど、キーボードを打っていると
冷えた机の上に接触している腕がしんしんと冷えていく。
そして1~2時間後は手までが冷たくなっていく。
キーボードを打つ手が震えてくる。
数年は我慢した。

ある時、自宅の押し入れを整理していたら
途中であきらめて放置した
手編みの手袋の片方と毛糸が見つかった。

どうやら私は指が出るタイプで
帽子みたいのをつけるデザインの手袋を作ろうとしていたようだ。

帽子は要らないので外せば使えることに気づき
幸いにも、手首のあたりがものすごく長く編んであった。
手首の隙間からはいる冷気をシャットアウトしようと
長めに編んでおいたのだ。

これは使える!

そう思ってもう片方を作ることにした。
なんて素晴らしい!
これで冬は快適に仕事もできる!
ここ数年はもちろん、来年も使うだろう。

この編み物を教えてくれた
年頭にこの世を去った母に感謝である。

編み物をする、裁縫をする、料理をする
母は私の中でしっかりと息づいているのを感じる。

お母さん、ありがとう。


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