ウーユリーフの処方箋(4章前半)
最初は「絵もキレイだし、音楽もボイスもついてて無料とかすごいな〜」くらいに思って遊んでいました。
ですが、4章から急に楽しくなってきて、4章を終えた時点で課金しようかと悩むレベルでハマりました笑
私を課金という名の闇に誘う脱出アドベンチャーアプリ、その名は、
『ウーユリーフの処方箋』
※今のところ非課金でプレイ中。
1~3章はこちら
4章感想 ※多大にネタバレ含みます!
キリオが出勤し、4人でくつろいでいるところにミーハーが遊びにやってきた。
皆でラスト・レジェンド(以下ラスレジェ)を鑑賞することに。ジュースとお菓子を食べながら、皆でテレビを楽しむ…そんなありふれた日常に感動するマツリがかわいい、と同時に、この子の過去が気になる…。
ラスレジェを見終わると、ミーハーが本来の目的を思い出す。どうやら、届け物を預かっていたようだ。アタッシュケースを受け取る。
その送り主は…
ヒロイン。
場の空気が一気に張り詰めた。
(私、ここで一瞬ミーハーのこと裏切り者かと疑ったよ…)
安全確認済みだというアタッシュケースを、開くことに。そこには謎が仕掛けられていたが、頭が良くて美形な完璧イケメンであるマツリは難なくクリアした。
中から出てきた紙を拾い上げる、それは…
キリオの設定資料だった。
乙女ゲームのキャラクターなのだから設定資料があって当然…しかし問題なのは、そこに描いてあったキリオの姿である。
「ヒロインに攻略されないためにも、この姿を選んだのよ」
たしか以前、キリオはそう言っていた。設定に逆らい、自分の意志で女装しているのだと。しかし設定資料に描かれているキリオは、今のキリオそのものだった。
「今のキリオもまた、設定だったんだ」
全員の表情が沈む。
そんななか、おもむろにノゾミが「ウーユリーフのもとへ行こう」と言う。
残ると言うミトを置いて、一行はウーユリーフのもとへ向かった。
(何でミトくんは残るって言ったんだろう?ミトくんて口数も少なくて表情も見えないから、謎だよね)
ノゾミがウーユリーフを問いただすと、あっさりこのゲームの真相を語り出した。
『ウーユリーフの処方箋』は乙女ゲームではなく、脱出アドベンチャーゲームだということ。
=ヒロインは暴走したのではなく、元からそのような設定を背負った敵キャラであること。
吸い込まれてしまったマツリ達は脱出を目指すプレーヤーの立ち位置になっていること。
そしてキリオはメイン攻略キャラクターではなく、プレーヤーの「お助けキャラ」であること。
本当の“世界観”を知り、三人は話し合う。
キリオに「設定」のことを打ち明けるかどうか…しかし打ち明ければ、彼は間違いなくショックを受けるはずだ。
意見はまとまらず、マツリはキリオの設定資料を尻ポケットに突っ込んだ。
ミーハーと二人で日が暮れるまで遊び、少し気が紛れた。
(ここのミーハーとマツリのシーン、よかったですね。はじめは煩わしいと思ってたミーハーがだんだん好きになってきました笑)
ミーハーを見送ると、ちょうど退勤してきたキリオと一緒になった。二人で帰り道を歩く。
「帰ったら、ビールが飲みたいわぁ」
こんな、人間臭い感情を持ったキリオが、設定?
そんな複雑なマツリの心境を知らずに、キリオは嬉々として話す。誰かが待ってくれているのって、嬉しい。みんないなくなって寂しかったの。だけど安心して、アンタらが帰る手助けはちゃんとするから。
マツリは聞いた。「どうしてそこまでしてくれるんだ」
「設定だから。」そんなことはわかっているけど、聞かずにはいられなかった。
しかし当然キリオはそうとは言わず、真面目な顔で答えた。
「アタシはね、『いい子』じゃなくて『良き人間』になりたいの。」
「良き人間?」
「そう。」
「アタシは主人公になりたい。
…そうすればみんな、アタシを忘れないでしょう?」
マツリは冗談で茶化して返すが、心では何かが納得した。
設定?…知ったことか。
俺とキリオは今、一緒に歩いている。
それは紛れもない、事実なんだ、と。
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ここのマツリくんとキリオのシーンがすごく好きでした〜!切なくてかっこよくて…。キリオ、お前はやっぱりかっこいいよ!!私の中ではゲーム当初からあなたが主役だよ!!!
それに、マツリくんもなんだかんだ謎が多い。普通にパリピっぽいのに、なぜそんなに友達がいないのか?
そしてキリオに「やりたいこと」について聞かれたときのあの感じは何??
ゲームで過ごした時間が長くなるほど現実世界の記憶は薄れていく?それともマツリくんにも「プレーヤー」としての設定が適応されていってる?
それとも、マツリくんも最初からゲームのキャラクター?
現実世界からゲームの世界に迷い込んだ…という設定の。
うーーん混乱。
私もキリオと一緒にビール飲みたいな〜!🍺
(ウーユリーフの処方箋 4章前半)