死んでしまいたい日の過ごし方がわからない

死んでしまいたい日の過ごし方がわからない、薬をシートから出すことだけやけに上手くなっていく日々から早く解放されたい、オレンジ色の景色は幻覚を見ている証拠なの、あの人の顔が思い出せない、声も、仕草も、好きだったはずなのにどうして忘れていくのだろう、ずっと真夜中でいい、朝も夜も来るな

音楽を楽しめない、映画が楽しめない、しあわせがわからない、涙の味ばかりわかってしまう、卒業式のわたしはいつにも増して惨め極まりなかったことを思い出す、教室で泣きそうになりながら受けた授業を未だに憶えているからすぐに過呼吸になってしまう、眠ることすら上手くできない

また死にたい夜がやってくる、眠剤を多めに飲むのに、眠ることすら上手くできない、こんなわたしから早く解放されたいから身投げしたい、死ぬ夢をみる