✍️ LUNA SEA 2024年ツアー セットリスト 予測と考察 🖖
こんにちは。ミヨシです。
今日はいつもと変わって趣味全開の「推し活」として、10代の頃からの推しのバンド「LUNA SEA」が2024年に予定しているツアーのセットリストや選曲基準について、ファンならではの超マニアックな視点でいろいろ予測と考察を書いてみたいと思う。
思いのままに書いていたので、18,000字超えているのでめちゃくちゃ長いです。
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はじめに
LUNA SEAの2024年のツアーが、5月25日、神奈川県の相模女子大学グリーンホール公演を皮切りに始まる。ファンにとっては「グリーンホール相模大野」という会場名でお馴染みだ。
2024年は初期の6枚のアルバムに伴うツアーを再現するライブツアーになる予定で、とても意欲的な企画がファンにとってはたまらない1年になる。
昨年、2023年は『DUAL ARENA TOUR 2023』と題して、アルバム『MOTHER』に伴うツアー『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』、そしてアルバム『STYLE』に伴うツアー『UN ENDING STYLE』が再現された。
過去には、2018年にアルバム『IMAGE』に伴うツアー『IMAGE or REAL』、そしてアルバム『EDEN』に伴うツアー『SEARCH FOR MY EDEN』が再現されている。
これらの活動計画をふまえ、1995年以降、当時のツアーをリアルタイムに体験し、これまでに70回以上LUNA SEAのライブを見てきた経験を活かして、2023年のツアー概要を振り返りつつ、2024年の各公演のセットリストを期待に胸を膨らませながら予測していきたい。
セットリスト予測が気になる方は、目次から一気にアンカーリンクで「『LUNA SEA 35th ANNIVERSARY TOUR 2024 ERA TO ERA 』セットリスト予測」以下の該当箇所にショートカットしてください。
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LUNA SEAのライブ様式美
LUNA SEAには、ライブバンドとしてのLUNA SEAらしさを感じさせるライブ構成の様式美がある。
ライブ演奏の完成度と迫力にとどまらず、熱量の高さと緊張感、メンバーの完璧なステージング、曲と曲のつなぎからMCまでの絶妙な間合いの取り方など、オーディエンスをぐっとLUNA SEAの世界に引き込むための精緻なライブ構成がそれだ。
それらを牽引しているのが、その時代のLUNA SEAを最も体現しているとも言うべき選曲とセットリストだ。オープニングから前半の起爆剤的な盛り上がりを演出するための頭の2〜3曲目までの選曲、最もLUNA SEAらしさを感じさせるミドルテンポのナンバーが披露される中盤への流れの構成、ドラムソロを挟んで、後半パートの盛り上がりを演出する疾走感のある曲を連発する本編後半のラストスパートといった、ライブ構成の様式美だ。
この構成美がかっちりあるおかげで、いくらか選曲やライブ構成に制限が出ていることも事実なのだが、LUNA SEAのライブの完成度の高さに大きく寄与している大切な要素であることは間違いない。
私もかつてはコピーバンドでLUNA SEAの曲を演奏したことがあり、選曲やライブの構成、曲のつなぎ方を含め、めちゃくちゃ参考にして完コピを目指していた。
そういった背景もあり、どんな楽曲が、ライブのどの位置で、どんな展開で演奏されるのか?を考えるのがとても楽しいのだ。予想をいい意味で裏切られるようなセットリストや曲順に遭遇した時など、「こう来たか〜」っとめちゃくちゃテンションがあがる。
そんな超個人的な楽しみ方を今日は思いっきり吐き出してみたくて書いている。
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2024年のツアー概要
2024年は『LUNA SEA 35th ANNIVERSARY TOUR 2024 ERA TO ERA 』と題して、終幕前の6枚のオリジナルアルバムに伴うツアーが再現される。
5月から始まるEpisode 1では2023年の流れを引き継いで『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』『UN ENDING STYLE』とともに、アルバム『SHINE』に伴うツアー『SHINING BRIGHTLY』、そしてアルバム『LUNACY』に伴うツアー『BRAND NEW CHAOS』が再現される。
7月から始まるEpisode 2では引き続き継続される『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』『UN ENDING STYLE』に加えて、2018年に一度再現された『IMAGE or REAL』ツアー、『SEARCH FOR MY EDEN』ツアーも、再び再演される。
9月から始まるEpisode 3では、なんと『IMAGE or REAL』『SEARCH FOR MY EDEN』『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』『UN ENDING STYLE』『SHINING BRIGHTLY』『BRAND NEW CHAOS』の6種のツアーに加えて、LUNACY名義での『黒服限定GIG』までツアーに組み込まれるというから驚きだ。
これらの意欲的な活動を踏まえて、まずは、Episode 1での『SHINING BRIGHTLY』と『BRAND NEW CHAOS』、そして『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』と『UN ENDING STYLE』のセットリストと選曲について、これまでの傾向を踏まえて予測してみたい。
その後、Episode 2、Episode 3の『IMAGE or REAL』『SEARCH FOR MY EDEN』『黒服限定GIG』の予測も追加したいと思う。
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『DUAL ARENA TOUR 2023』 セットリスト振り返り
まず最初に、2023年の再現ツアーではどのように当時のツアーを再現したセットリストが組まれたのかを振り返ってみたい。
MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE
まずは、2023年版のアルバム『MOTHER』に伴うツアー『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』から。
こちらが基本のセットリスト。
※ / 区切りで並列に列挙した楽曲は会場によって異なった日替わり曲。
前後半の2部構成で、途中小休憩を挟み、ドラムソロを除いて17曲が演奏された。前半は各公演によって、前半の2曲目と4曲目が入れ替わる構成。後半は基本は同じ選曲。最終日の大阪城ホール公演のみ1曲多く演奏され「BLUE TRANSPARENCY」と「ROSIER」の間に、さらに「TIME IS DEAD」が演奏された。アンコールは全公演同じ。
基本セットリストの考え方と背景
これらが1995年当時のどの公演が再現されたのかを考察していく。
まず、当時の『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』ツアーでは、かなりバラエティ豊かに過去の楽曲が選曲されており、各会場ごとにセットリストが異なっていたり、イレギュラーとも言えるような組み立て方の会場もあったようだ。長らく正式に音源化されていなかった「NIGHTMARE」がツアー中に唐突に演奏されていたり、1曲目が「CIVILIZE」だったりするような異色のセットリストが存在する。
その中から、再現する公演として選ばれたと想定されるのが、ツアー初日の1995年3月17日の浦和市文化センター公演と、ツアーの集大成でもある1995年12月23日の東京ドームでの『LUNATIC TOKYO』だ。
このあたりのセットリストは、livehisさんのページが網羅されておりとても詳しい。
2023年のツアー初日、10月7日のKアリーナ横浜公演の前半8曲は、1995年の浦和と全く同じ選曲だ。「LOVELESS」の次に「TIME IS DEAD」が披露されるパターンは近年ではあんまりなかった新鮮な構成。
そして、2023年のツアー最終日、12月30日の大阪城ホール公演の前半8曲は、『LUNATIC TOKYO』の前半10曲の構成から『STYLE』に含まれる楽曲の「LUV U」と『EDEN』の「Providence」を抜いた8曲だ。
「LOVELESS」のあとに、他の会場のようにそのままの流れで2曲目に繋がらず短いMCが入り「PRECIOUS...」につながった瞬間に『LUNATIC TOKYO』の再現なんだと確信したファンも結構いたと思う。私の初LUNA SEAライブも『LUNATIC TOKYO』だったので感動も大きかった。
また「CIVILIZE」前の「愛するお前たちが 明日を不安に思うこともなく 安らかに眠れるように 次の曲を占ってみよう。See tomorrow and future of the world. So this song is CIVILIZE!」という『LUNATIC TOKYO』の名(迷)曲紹介もRYUICHIさんによって(ちょっと曖昧な感じで言いながら笑)再現された。
その他の日替わり曲は、当時のツアーで披露されていた候補曲の中から数曲がピックアップされていた形だ。中でも「BRANCH ROAD」はREBOOT後もあんまり披露されていない曲だったのでうれしい選曲だったと思う。
小休憩後のブロックは真矢さんのドラムソロのみで、ドラムソロ後のJさんと真矢さんのリズム隊によるセッションが無いのもこの頃の特徴のひとつ。リズム隊のセッションが始まったのは『UN ENDING STYLE』ツアー以降だからなのだ。
後半のブロックは当時とは選曲が異なっていたので、完全再現するつもりではなさそうなことも、この選曲と構成から伝わってきていただろう。
基本は、1995年の浦和の後半のセットリストをベースに「CHESS」と「MOTHER」を抜いて「AURORA」を入れた構成だ。最終日の大阪のみ、「TIME IS DEAD」を追加し『LUNATIC TOKYO』感を演出していた。
この「AURORA」だが、1995年当時の『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』ツアー中には、ほぼ演奏されなかった。
『MOTHER』発売後、1994年の年末『ARENA TOUR』では各公演で披露されたが、1995年になるとツアー初日の浦和で演奏した後は、セットリストから姿を消してしまっていたのだ。
今回のアルバム『MOTHER』の再構築にあたって復活を遂げた楽曲のひとつと言えるので、ツアーを通して「AURORA」がレギュラー曲として聞けたのはとても貴重だった。
こんな感じで『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』再現ツアーの方向性としては、ツアーの鍵となる公演のセットリストをベースに、2023年バージョンのLUNA SEAのセットリストの組み方の様式美や構成、曲数に合わせてアレンジして着地させている。
当時のようにCDを買ってもらうためのプロモーションの一環としての役割も担っていた時代と違って、いまはライブそのものを体験すること自体を価値として提供しているので、あんまり大幅に演奏曲数が会場によってばらつくようなサプライズはないですね。
アルバム『MOTHER』期の楽曲でツアーを通して披露されなかったのは「FALLOUT」と「FAKE」。『MOTHER』発売以降、一度もライブで演奏されていないファンの間では幻の「FAKE」は、2023年のライブでも演奏されず、初ライブ演奏への期待は2024年に持ち越されたのだった…
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UN ENDING STYLE
続いて、2023年版のアルバム『STYLE』に伴うツアー『UN ENDING STYLE』から。
こちらが基本のセットリスト。
※ / 区切りで並列に列挙した楽曲は会場によって異なった日替わり曲。
『STYLE』期は、よりわかりやすくシンプル!
途中小休憩を挟み、ドラムソロとリズム隊によるセッションを除いて17曲が演奏された。
各公演によって、前半の5曲目と8曲目が入れ替わった。最終日の大阪城ホール公演のみ、「LUV U」がカットされ「SLAVE」が繰り上がり「1999」の後に「Ray」が組み込まれ「Ray」「RA-SE-N」「SELVES」という最もディープなLUNA SEAが体験できる怒涛のミドルナンバーの選曲となった。
後半は全公演同じ選曲。
アンコールは基本同じだが、12月17日の名古屋のみ「IN SILENCE」の前に短く「White Christmas」を演奏。また、最終日の12月31日の大阪のみ、カウントダウンライブだったこともあって、アンコール1曲目が「WISH」に、そして「MOON」と「IN MY DREAM」がこの日のみ披露され、以下の順番だった。
基本セットリストの考え方と背景
これらが1996年当時のどの公演が再現されたのかを確認していく。
まず、当時の『UN ENDING STYLE』ツアーは、前半のアリーナツアーと後半のホールツアー『UN ENDING STYLE ENCORE TOUR~TO RISE』の2部構成だった。
アリーナツアーとホールツアーでセットリストの構成が変わっており、アリーナツアーは2days公演中心だったので、基本2パターン。ホールツアーは1dayも多く、3パターンのセットリストが用意され、その中からひとつが会場ごとに選ばれていた。
再現する公演の基準として選ばれたと想定されるのが、ツアー最終日の1996年12月23日の横浜スタジアムでの『真冬の野外』公演だ。
2023年のツアー2日目、10月8日のKアリーナ横浜公演の前半8曲は、1996年の「真冬の野外」とよく似ている。奇しくも開催地も同じ横浜だ。『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』ツアーの再現と合わせて8曲構成にするために「Ray」をカットし「END OF SORROW」の次に「LUV U」を組み込んだ形だ。
そして、2023年のツアー最終日、12月31日の大阪城ホール公演の前半8曲はまさに『真冬の野外』を再現していて、前述の通りKアリーナ横浜公演のセットリストから「LUV U」がカットされ「SLAVE」が繰り上がり「1999」の後に「Ray」が組み込まれ「Ray」「RA-SE-N」「SELVES」になっている。
また、同日に「WITH LOVE」と「TWICE」が披露されるというのは2023年のツアーならではの貴重なシーンだった。1996年当時は「WITH LOVE」と「TWICE」は、どちらか1曲が1曲目に演奏され、同じ日に2曲同時に聴けることはなかった。
そもそも「TWICE」は当時も、REBOOT後も、長らくライブ映像、ライブ音源が収録されず、たまたまセットリストに入った日にそのライブを見た人だけが聴けた、とってもレアな曲だ。はじめて「TWICE」が映像として形に残ったのは、2022年8月26日の「復活祭」日本武道館公演だったはず。私も1996年当時のツアーでは「TWICE」が聴けず悔しかった思い出があり、『SLAVE限定GIG 2015』ではじめて聴けた際にはめちゃくちゃ感動した。
余談だが、これまでもツアーの中でも名古屋公演はこういった楽曲が演奏される傾向が高い。『DUAL ARENA TOUR 2023』でも2日間で「MECHANICAL DANCE」「BRANCH ROAD」「TWICE」が聴けているし、2012年の『The End of the Dream ZEPP TOUR 2012 「降臨」』でも「MECHANICAL DANCE」と「TWICE」が演奏されている。2024年のツアーもアルバム『LUNACY』に伴うツアーとLUNACYによる『黒服限定GIG』で2daysを組んでいるのもニクい演出だ。
話は戻るが、小休憩後の真矢さんのドラムソロでは『UN ENDING STYLE』ツアー当時の回転するドラムセットによる演出は、さすがに再現されなかった。当時のドラムセットはもう無いんだろうし、使っているドラムセットも1996年はヤマハさんでしたが、いまはパールさんですしね。
ドラムソロ後のJさんと真矢さんのリズム隊によるセッションでは「BACK LINE BEAST」がしっかり再現されていたのも嬉しい。セットリストでリズムセッションってなってるだけじゃわからない再現ポイントも見どころ。
後半のブロックは『真冬の野外』の構成から『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』ツアーの再現と合わせて5曲構成にするために「FATE」と「IN FUTURE」をカットした形だ。
リズムセッション後の前奏付き「Dejavu」はそこそこ珍しかったのではないだろうか。この位置で「Dejavu」を演奏するのはそんなに多くない。1996年に放送されたTV特番でこの前奏付き「Dejavu」の入り方をメンバーがリハーサルスタジオでディスカッションしている貴重なシーンがある。
アンコールは最終日のみ「WISH」の演奏順は異なっているが『真冬の野外』再現の選曲になっていた。
「WISH」のあと、聖歌隊の声のような神秘的なSEが流れた瞬間「MOON」が来ることはわかっただろう。「月の美しい夜に〜」からはじまるRYUICHIさんの再現MCに、SUGIZOさんがECLIPSE BRILLIANT MIXEDMEDIAのS-IIIで付点8分の印象的なイントロのディレイのフレーズを奏で、INORANさんがグレッチのWhite Falconでクリーントーンを奏でる。そしてステージ上からミラーボールの月が現れる演出は息を飲んだ瞬間だったと思う。吐く息も白く見えるほどの凍える寒さだった『真冬の野外』の横浜スタジアムの思い出が浄化されていくような体験だ。
「PRECIOUS...」を「IN MY DREAM」に変えてきたところも『真冬の野外』を再現するぞという気持ちが溢れているのを感じた。
アルバム『STYLE』期の楽曲は、シングルのカップリング曲でもある「LUV U」「TWICE」「Ray」含めて、すべてツアー中に披露された。
この時期のセットリストでは、前半の8曲が「SLAVE」を除いてすべて『STYLE』期の楽曲で固められているかなり攻めた構成なのもポイント。『STYLE』の曲だけでライブ前半を構成し、ライブの盛り上がりや起伏を演出できるほど魅力的、かつバラエティ豊かな楽曲群が揃っている証だ。
こんな感じで『UN ENDING STYLE』の再現でも、ツアーの鍵となる公演のセットリストをベースに、2023年バージョンのLUNA SEAのセットリストの組み方の様式美や構成、曲数に合わせてアレンジして着地していた。
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『LUNA SEA 35th ANNIVERSARY TOUR 2024 ERA TO ERA 』 セットリスト予測
2023年の『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』と『UN ENDING STYLE』のセットリストを考察してみたので、ここからやっと2024年のセットリスト予想を整理してみる。
まずは、最も注目の『SHINING BRIGHTLY』と『BRAND NEW CHAOS』。
この2枚のアルバムの中の楽曲は、REBOOT後に、まだ一度も演奏されていない曲が結構ある。それらの楽曲が披露されるのかどうか?が個人的に注目しているポイントだ。(披露されるはず!)
あわせて後半で、2024年版の『IMAGE or REAL』『SEARCH FOR MY EDEN』、そして『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』『UN ENDING STYLE』も予測しておきたい。
LUNACY名義の『黒服限定GIG』はいつの公演がベースになりそうかちょっとわかりにくい…
SHINING BRIGHTLY 2024
まずは『SHINING BRIGHTLY』から。
2024年版はこんなセットリストになると予測!
【 パターン・A 】
【 パターン・B 】
※ / 区切りで並列に列挙した楽曲は会場によって異なる想定の日替わり曲。
基本セットリストの考え方と背景
セットリストのベースとなる公演はもちろんツアー最終日の『SHINING BRIGHTLY TOUR FINAL END OF PERIOD』の2日間だろう。ここにツアー最初の2公演の1998年9月24日、25日の国立代々木第一体育館の要素が加味されると思われる。
『SHINE』は収録曲が13曲と多く、さらにシングルのカップリング曲が3曲あるので、この時期の楽曲は合計16曲ある。よって、1日で全曲聴ける可能性は限りなく低い。たぶん2024年のツアーを通しても演奏されない曲が複数あると予測している。
なので、ドラムソロとリズムセッションを曲としてカウントしないとして、昨年と同じ基本17曲の構成だと全然カバーできない。
よって、2パターン構成で、1日あたり10曲『SHINE』の曲が演奏され、さらに日替わり曲が1曲ある17曲構成、というのが私の予測だ。いつものように最終日だけ1曲多くなって18曲になる可能性がある。それでもメンバー、スタッフ含め準備が大変すぎるが…
個人的には「MILLENNIUM」「Love Me」「BROKEN」が聴けたらうれしい!当時の『SHINING BRIGHTLY』ツアーでも「Love Me」と「BROKEN」はあんまり演奏されてないので実現可能性は未知数だが期待を込めて。さらに付け加えると「Love Me」と「BROKEN」は一度も映像化されたこともないのだ。今の時代だからこそ「BROKEN」の歌詞は力強く響くと思うので大いに期待している。
ちなみにREBOOT後にまだ一度も演奏されていない『SHINE』期の曲は以下の通り。「ANOTHER」「MILLENNIUM」「BROKEN」「VELVET」「Love Me」「Looper」「この世界の果てで」
さあ、どうなることやら。
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BRAND NEW CHAOS 2024
続いて2024年版の『BRAND NEW CHAOS』は、こんなセットリストになると予測!
【 パターン・A 】
【 パターン・B 】
※ / 区切りで並列に列挙した楽曲は会場によって異なる想定の日替わり曲。
基本セットリストの考え方と背景
セットリストのベースとなる公演は、ツアー最初の2000年7月15日、16日の横浜アリーナ公演と予測。ここにツアー後半『BRAND NEW CHAOS ACT II』のホールツアーの要素が加味されると思われる。ホールツアーは後半に向かい終幕が近づくにつれ、セットリストのランダム性が高くなっていったので、あまり基準となる構成にはならないだろう。
『BRAND NEW CHAOS』のツアーファイナルは『THE FINAL ACT』となり、だいぶセットリストをツアーから変えていて、LUNA SEAとしての集大成の選曲となりアルバム『LUNACY』のツアーぽくないので、こちらも基準となるセットリストにはならないと予測。
『LUNACY』期も関連する曲が多い。アルバムは11曲収録、シングルのカップリング曲が4曲、『LOVE SONG』収録曲で3曲あるので、この時期の楽曲は合計18曲もある。よって、このツアーも1日で全曲聴ける可能性は限りなく低い。そもそも当時も演奏曲数が少ない。『SHINING BRIGHTLY』と同じく2024年のツアーを通して一度も演奏されない曲があってもおかしくないだろう。
そして2000年当時のツアーの特徴として、LUNA SEAのライブと言ったら最後の曲は「WISH」とイメージするファンが多いド定番である「WISH」を毎回演奏するわけではなかった、という大きなポイントがある。
さらに、なんと「ROSIER」さえも2daysのうち、どちらか1日しかやっていない。また、REBOOT後は、ほぼほぼ毎回演奏する「Dejavu」もアンコールの日替わり曲の1曲であったことも特徴だ。このあたりが再現ポイントになりそうだと思う。さすがにいま「ROSIER」やらないパターンは無さそうかなと思って予測には入れたけど…
個人的には『PREMIERE OF LUNACY』のセットリストくらい振り切って、ここに『LOVE SONG』の楽曲を加えるくらい『LUNACY』期の楽曲だけにしてもらってもいいのですけどね。
整理すると、ドラムソロとリズムセッションを曲としてカウントしないとして、昨年と同じ基本17曲の構成で考えて、1日あたり11曲『LUNACY』期の曲が演奏され、さらに日替わり曲が1曲ありそうという考えに着地した。
各楽曲の演奏難易度が非常に高く、楽器隊のチューニングも半音下げ、1音下げ、INORANさんの変則チューニングに、同じ曲にもかかわらず各メンバーの楽器のチューニングが異なるとか、使用ギターも7弦やフレットレス使用などメンバーの演奏負荷もだいぶ大きい上に、曲間での使用楽器の変更が多くなるのでスタッフの負担もかなり大きい。『BRAND NEW CHAOS』の日はメンバー、スタッフともに一番タフなパターンの日になると思われる。
見どころはなんといってもリズムセッションのあとにJさんの掛け声から始まる「INTO THE SUN」だろう。
ちなみにREBOOT後にまだ一度も演奏されていない『LUNACY』期の曲は以下の通り。「KISS」「4:00 AM」「white out」「Inside You」「My Lover」「Be Gone」「Be In Agony」
この時期の楽曲は何らかの方法で全曲映像化されているので、そこまでレア感はないのだが、演奏回数で見ると「white out」はたった4回しか演奏されていない超レア曲だ。
こうして整理してみると『SHINING BRIGHTLY』と『BRAND NEW CHAOS』は、メンバーはもちろんのことながら、スタッフの負荷がめっちゃ高いですね。
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MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE 2024
2024年版『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』は、こんなセットリストになると予測!
※ / 区切りで並列に列挙した楽曲は会場によって異なる想定の日替わり曲。
2023年にやってないパターンにしてみました。何と言っても、2024年こそは「FAKE」を聞かせて欲しい!!
SUGIZOさんも昨年から「FAKE」と口にしたり演奏シーンをイメージさせる動画アップしたり、やりそうな雰囲気で頭出しされてますよね!
ドラムソロあけは「FATE」に決まってるじゃないですか 笑。
とはいえ「FAKE」はライブで一度も演奏したことがないので、どの曲とつなげて演奏するのかが全く未知数なわけです。「FAKE」の楽曲の雰囲気としては、ライブ前半に配置する曲の印象なんですが、繋げ方がイメージつかない…これはメンバーもスタッフも悩んでいることでしょう。
しかも、SUGIZOさんは、フレットレスギターを指弾きするという奏法で、「LAMENTABLE」とともにLUNA SEA指折りの高難易度曲。
ということで、曲の繋がり方が見えているアルバムと同じ曲順にして「AURORA」「IN FUTURE」「FAKE」の流れでやるのかなと思って並べてみました。2023年のライブで以前は流していなかったと思う「IN FUTURE」が始まる前のSEをわざわざ流していたことも引っかかっているんですよね。そして「FAKE」のイントロのSEは尺を引き伸ばせるので楽器チェンジの時間が稼げそうです。
あとはセットリストに2023年に演奏していない「FALLOUT」を入れました。1995年当時「GENESIS OF MIND」の前に「FALLOUT」はやっていなかったのですが、当時のように「GENESIS OF MIND」を外して「FALLOUT」に置き換えるのは今回のツアーではないのかなと思いちょっとイレギュラーですが配置してみました。
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UN ENDING STYLE 2024
続いて2024年版『UN ENDING STYLE』は、こんなセットリストになると予測!
※ / 区切りで並列に列挙した楽曲は会場によって異なる想定の日替わり曲。
完成された感の強い『UN ENDING STYLE』のセットリストはあんまりいじりようがないので、2023年版とほぼ変わらないと予測。
『UN ENDING STYLE ENCORE TOUR~TO RISE』を意識して、1曲目を「WITH LOVE」と「TWICE」の入れ替わりにしたのと、ドラムソロあけの後半1曲目を日替わりにするくらいではないかなと考えました。
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IMAGE or REAL 2024
ここから追記したパートです!
ということで、2024年版『IMAGE or REAL』。
こんなセットリストになると予測!
2018年に一度『LUNATIC X’MAS 2018 -Introduction to the 30th Anniversary-』で再現ライブを実施しているので、その時のセットリストを参考にしつつ、1992年7月26日の『IMAGE or REAL -ENCORE TOUR-』日比谷野外大音楽堂公演を基準として、全17曲に落とし込むのではないかと予測。
2024年版はツアーの他の公演で1993年以降の曲が聴けるので、2018年の際には演奏した「I for You」「 ROSIER」「HOLY KNIGHT」「TONIGHT」といった楽曲をあえて選曲する必要もないのでカットするだろう。
中盤、『LUNA SEA』『IMAGE』時代も意外と7分超えの曲が複数あってどの曲が選ばれるのか悩ましいが…『IMAGE or REAL』ツアーでは披露されていなく、LUNACY 『黒服限定GIG』で演奏しそうな「SEARCH FOR REASON」を外してみた。「SANDY TIME」はギターソロをフィーチャーした間奏が長いバージョンでやりそう。
整理すると、ドラムソロを曲としてカウントしないとして、基本17曲の構成で考えてSEの「CALL FOR LOVE」と「SEARCH FOR REASON」以外の10曲『IMAGE』の曲が演奏されそうという考えに着地した。選曲の粒度がだいぶ変わってしまいそうなので日替わり曲はないと予測。
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SEARCH FOR MY EDEN 2024
では、2024年版『SEARCH FOR MY EDEN』。
こんなセットリストになると予測!
※ / 区切りで並列に列挙した楽曲は会場によって異なる想定の日替わり曲。
こちらも2018年に一度『LUNATIC X’MAS 2018 -Introduction to the 30th Anniversary-』で再現ライブを実施しているので、その時のセットリストを基準にしつつ、1993年8月26日の『SEARCH FOR MY EDEN -ENCORE TOUR-』日本武道館公演の要素を組み込み、全17曲に落とし込むのではないかと予測。
こちらも同様に2024年版はツアーの他の公演で1994年以降の曲が聴けるので、2018年の再現で演奏した「I for You」や「 ROSIER」、「HOLY KNIGHT」や「BLACK AND BLUE」といった楽曲をあえて選曲する必要もないのでカットで想定。
その上で『EDEN』からどの曲を選び、どの順番でセットリストを構成するのか?がなかなか悩ましい…
当時の『SEARCH FOR MY EDEN』ではツアーがはじまっても『EDEN』の曲があまり演奏されておらず、かなり試行錯誤していた様子がセットリストから伺える。
そんな中だが、2018年の再現ライブでもセットリストに入らなかった、そして演奏シーンがライブ映像として一切残っていないレア曲「Rejuvenescence」を、今回こそは演って欲しいという期待を込めて選曲した。
整理すると、ドラムソロを曲としてカウントしないとして、基本17曲の構成で考えて、他の時代にもよく選曲されている「SLAVE」と時代的には最初期でLUNACY 『黒服限定GIG』で演奏しそうな「LASTLY」を除く11曲『EDEN』期の曲が演奏されたらいいなということで着地した。ドラムソロあけ1曲目が日替わり対象曲の想定。
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LUNACY 『黒服限定GIG』 2024
では、2024年版のLUNACY 『黒服限定GIG』。
こんなセットリストになると予測!
※ / 区切りで並列に列挙した楽曲は会場によって異なる想定の日替わり曲。
2022年に『黒服限定GIG 2022 LUNACY』として2Daysでこの時代の曲はほぼ出し切っているのでその時のセットリストを基準にしつつ、もう一つ前の再現ライブ、2010年12月25日の『LUNACY 黒服限定GIG 〜the Holy Night』東京ドーム公演の要素を組み込み、全17曲に落とし込むのではないかと予測。
これまでのLUNACY再現ライブでは厳密には『LUNACY』と名乗っていた頃の曲ではない曲も含んで演奏していたが、今回はより寄せていく方向で1990年11月24日の目黒ライブステーション公演以前に演奏されていた曲で予測。
2022年の黒服限定GIGでは「KILL ME」「SEXUAL PERVERSION」そして「JUNK」(aka「もう死んだ振りさせない」)といった驚きのナンバーが演奏されて驚愕したのも記憶に新しい。なので、今回は調子に乗って淡い期待を込めて「PERIOD」をセットリストに入れてみた。もし実現すれば本編後半の流れが激しすぎる最初期のLUNACYが観れるセットリストです。
整理すると、ドラムソロを曲としてカウントしないとして、基本17曲の構成で考えて、アルバム『LUNA SEA』から7曲、デモテープ収録曲、また最初期にライブで演奏されていた曲から10曲の選曲で着地。1曲日替わり対象曲がある想定。
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おわりに
ということで、ツアー開始まで1ヶ月を切ってきたので、思いの丈を書きまくってみました。
このセットリスト予測と背景の考察が意味があるかどうかはわかりませんが、個人的にはツアー開始までに、また再び2024年もライブが観れる喜びと期待を高めながら、こういった楽しみ方ができることも幸せだな〜と思っています。
ツアーに参加されるみなさん、全力で2024年のLUNA SEAを楽しみましょう🖖
ありがとうございました。