旅ノート Day 8:ナスカ、イカ、ワカチナ、砂漠地帯を巡るデイトリップ
Day 8: ナスカの地上絵と砂漠アドベンチャー、南米を駆け抜ける一日
リマからナスカの地上絵を訪れるデイトリップの日。午前3時30分の出発から始まり、セスナでの遊覧飛行、伝統的なワイナリー見学、そして砂漠でのサンドバギー体験と、息をつく暇もないほど盛りだくさんの一日を過ごしました。
早朝:リマを出発しパラカスへ
集合時間は予定からさらに早まり、午前3時30分にホテルでピックアップ。送迎車で長距離バス乗り場へ向かい、そこでリクライニング可能な2階建ての大型バスに乗り換えました。朝食のタイミングがなさそうだったため、売店で簡単なパンとお菓子を購入してリュックサックに詰め込む。
バスは4時にリマを出発。ほとんどの乗客が寝静まる中、私も再び眠りに落ち、約3時間の移動を経て、砂漠地帯が広がる南方のパラカスに到着しました。
パラカス散策とフィッシュマーケット
パラカスではガイドのラモーンさんと合流。まずは海沿いの街を軽く散策し、静かな朝の空気の中でコーヒーを一杯。心地よいスタートでした。
その後、パラカス近郊のピスコのフィッシュマーケットへ立ち寄りました。カツオやスズキ、ロックフィッシュなどが所狭しと並び、地元の人たちがバケツいっぱいの魚を持ち帰る姿が印象的。アシカも港に現れ、カモメと一緒に魚のおこぼれを狙っている様子が見られました。
セスナでナスカの地上絵を見る
ピスコの空港でセスナに搭乗。12人乗りの小型機で、8時50分にいよいよ離陸です。右手には砂漠が広がり、左手には緑が点在する不思議な景色を眺めながら進みます。
30分ほどでナスカ付近に到着し、地上絵を上空から見る遊覧飛行がスタート。一番見たかったハチドリやコンドル、サル、宇宙人の地上絵をはじめ、ナスカの地上絵で話題に出るモチーフが次々に登場。セスナが急旋回するたびに景色が目の前に広がり、アートのようなラインに見とれました。地上絵は予想以上に小さく、視認が難しいものもありましたが、自然と人の歴史が織りなす不思議な空間に感動しました。何のためにこんな地上絵を古代人が描いたのか?という話題はあるものの、体験してみると巨大な一筆書きアートを作りたいという古代のアーティストの基本的な創造的欲求からつくられたのでしょう。普通の地上絵は高高度から視認できるわけでもなさそうだったので宇宙人へのメッセージみたいな意味はなさそうでした。
イカでワイナリー見学とランチ
遊覧飛行を終えた後、ラモーンさんとともに1時間のドライブでイカの街へ移動。伝統的なワイナリー施設では、古いワイン作りの設備や遺構を見学。その後、ワインとピスコ(ペルーのお酒)の試飲を楽しみました。朝食を食べ損ねたのにいきなりお酒は応えますが、せっかくのチャンスです。ワインは6種類、ピスコは5種類試飲。ピスコはアルコール度数が45度と高めながら、バニラやコーヒー風味のものは飲みやすく感じられました。
ランチは地元で人気の「Pisco Nietto」で、紫とうもろこしジュース「チチャモラーダ」とともに、ローカルのプレート料理を堪能。チャーハンとヌードル、豚肉の揚げたもの、カレーのようなルーがつけられたプレートは、どれも初めて食べる味付けで美味しい。ボリュームたっぷりの料理で、朝ごはんを抜いたにもかかわらずかなりお腹がいっぱいになりました。
午後:ワカチナオアシスと砂漠の冒険
午後はイカ近郊のワカチナ・オアシスへ。砂漠に自然にできた湖があり、観光客で賑わっています。ここで砂漠のサンドバギーツアーに挑戦!ジェットコースターのような激しい走行と、砂の丘でのボード滑りを体験しました。砂まみれになりながらも大自然を全身で感じられる、エキサイティングなアクティビティでした。
フォトスポットでは、ガイドさんが撮影してくれる自由な撮影タイムもあり、見晴らしの良い場所でジャンプをしたり、サンドバギーの屋根の上でポーズを取ったりジャンプしたりと記憶に残る瞬間をたくさん写真に収めました。
サンドバギー体験を終え、休憩がてらオアシスのほとりに行く。不思議なことに池の中に小さな魚がいるのだ。こんなオアシスに魚が発生するのか?それとも人間が放流したのかは謎でした。
売店で喉の渇きを癒すようにわざとらしすぎる着色のゲータレードを5ソルで買って一気飲み。500ml 1本では足りずに2本目も。
しばらく休憩して、帰りはサンドバギーでご一緒したチームの乗合バスでリマに帰る。ここまで1日ガイドしてくれたラモーンさんとはここ、ワカチナ・オアシスでお別れだ。
夜:リマへ帰還
夕方4時20分、ワカチナ・オアシスを出発。長い一日を締めくくるために、再びリマへの道を進みます。途中で休憩を挟みながら、9時過ぎにホテルへ到着しました。夕食はリュックに突っ込んであった朝買ったパンでさっとすませます。移動とアクティビティ尽くしの一日でしたが、充実しすぎた1日でした。
まとめ:南米の自然と文化に触れた充実の一日
ナスカの地上絵、イカの伝統的なワイン作り、砂漠のサンドバギー。盛りだくさんのスケジュールをこなした今日。南米の広大な自然と文化に触れ、旅の新たな側面を楽しむことができました。
明日は次の目的地へと移動。怒涛の旅はまだまだ続きます!