旅ノート Day 11:ワイナピチュ登山で見下ろすマチュピチュの全貌と絶景
Day 11:マチュピチュを見下ろす天空の絶景、ワイナピチュ登山
今日は マチュピチュ遺跡2日目。
昨日は霧に包まれた幻想的なマチュピチュを見たが、今日はさらに 標高2,693mのワイナピチュ山 へ登り、マチュピチュを見下ろす天空の絶景を目指す。
険しい登山道、息が上がる急な石段、そして 雲間から現れる絶景。ここまでの旅の中で、最も体力を消耗し、最も感動した一日だった。
早朝から登山の準備、今日こそ絶景を!
今朝は昨日よりも 1時間早い入場。5時過ぎに起床し、5時30分の朝食開始とともに朝食をとる。
相変わらずの定番メニュー、スクランブルエッグ、パン、フルーツ、フレッシュジュース、コーヒー。
しかし、今日は 登山 なので、しっかり食べてエネルギーを補給する。
朝食を終えたら、すぐにホテルをチェックアウト。スーツケースをホテルに預けて、6時45分には マチュピチュ行きのバス乗り場 へ。
天気は曇り、しかし期待が持てる
空を見上げると、雲はかかっているが 薄く、時折太陽の光が漏れている。
「これは期待できるかもしれない…」
そんなポジティブな予感を胸に、バスに乗り込む。
昨日と同じく、ぐねぐねと山道を登り、30分ほどでマチュピチュ遺跡の入り口に到着。
いざワイナピチュ登山、マチュピチュを見下ろす旅へ
本日のチケットは Circuit 3。
このルートでは ワイナピチュ山の頂上 からマチュピチュを見下ろすことができる。
もし雨や霧なら、何も見えない 可能性もあったが、幸運にも天気は回復傾向。
入り口でチケットチェックを受けた後、係員に天気を尋ねると…
「わからない。天気は予測不能だ。でも、たぶんいけるよ。」
とのこと。その言葉を信じて、ハイキングを開始する。
まずは マチュピチュ遺跡を歩きながら、山道の入口を目指す。
昨日よりも霧が晴れており、遺跡全体がはっきりと見える。
遺跡の奥へと進むと、そこから ワイナピチュ登山のスタート地点 へ。
再びチケットの確認と、登山者リストに名前と通過時刻を記入。
係員が 少し日本語を話せる ようで、「頂上まで約1時間、ゆっくり、ゆっくり」とアドバイスをくれた。
急勾配の石段、ワイナピチュ登山開始!
登山開始。まずは遺跡を抜け、少し降った後、しばらく平坦な道を歩く。
しかし、その先には 切り立った崖に続く急な階段。
これを登るのか…と 少し怯む。
しかし、他の登山者も登り始めているのが遠くから見える。覚悟を決めて、登り始めた。
階段は険しく、一段一段の階段が異常に大きい。しかも、昨夜の雨で濡れていて 滑りやすい。慎重に、一歩ずつ進んでいく。
すぐに 息が上がる。
途中で後ろを振り返ると、すでにマチュピチュ遺跡が 遥か下方に広がっていた。
「これはハードな登山だ…」
汗がにじみ、上着を脱いで半袖になる。
後ろから、Tシャツ+サンダルの若者二人組が軽々と追い抜いていく。
「それDJI?」と言いながら、驚異的なスピードで登っていった。そして山頂にたどり着く前に「チェックアウトの時間があるから急いでるんだ」ともう帰ていくのに遭遇した。
これは 体力の差 なのか…。何度も休憩をはさみながら、急な階段をひたすら登る。
ついに頂上へ!絶景が広がるワイナピチュ山頂
登山の最後のパートは、 両手両足を使ってよじ登るような急な岩場。
「あと少し…!」
汗だくになりながら、ついに ワイナピチュ山頂 へ到着!目の前には 言葉を失う絶景 が広がっていた。
天空から見下ろすマチュピチュ
マチュピチュ遺跡が 遥か下に見える。
まるで、雲の上から インカの空中都市 を見下ろしているような景色だ。
「ここまで登ってきて良かった…」
達成感とともに、しばらくの間 景色を堪能する。
周囲の登頂者同士で写真を撮り合い、絶景の瞬間をカメラに収める。
下山、そしてマチュピチュ村へ
しばらく景色を楽しんだ後、下山開始。
登りよりも スムーズ に降りられ、1時間かからず登山口へ戻ってきた。
検問所に戻ったのは 11時20分。
たっぷり 3時間 のワイナピチュ登山を満喫した。
バスで麓の マチュピチュ村 に戻る途中、疲れ果てて休息。街についたら、まず売店で買ったゲータレードを一気飲み。汗で失った水分を補給する。
遅めのランチ、アルパカ肉を味わう
ホテルに戻り着替えて、スーツケースを受け取る前に ランチ へ。
フロントでおすすめされた「Chullos」というレストランへ行ってみた。
店員さんのサービスが素晴らしく、ミニピスコサワー のサービスも。
アルパカ肉のロモ・サルタード
せっかくなので、アルパカ肉のロモ・サルタード を注文。柔らかいと思っていたが、 意外と噛みごたえがある。
ペルー料理はライスやフレンチフライが多く、日本人の味覚にも馴染みやすい。
ドリンクは 「インティライミ」(太陽の祭りという意味)のノンアルコールカクテル。
パッションフルーツとパイナップルベースで さっぱりしていて美味しい。
マチュピチュを後にし、クスコへ戻る
15時20分発のペルーレイルで、オリャンタイタンボ駅へ戻る。
列車の揺れを感じながら、1時間30分の旅。
駅では、おととい送迎してくれたドライバーと再会し、再び1時間半のドライブでクスコへ。
クスコに着いた頃には すでに夜。19時20分頃ホテルにチェックイン。明日に備えて早めに休むために夕食はカット。お茶と飲み物ですます。慣れないものを食べたからなのか、お腹もちょっと痛い。
ホテルの部屋にはこの旅はじめてのバスタブ。お湯をためてつかり疲れを癒す。
明日も4時30分ピックアップのデイツアーだ!
長い1日が、ようやく終わった。