no.3 雷が怖かった話
今日は雨がひどくて、雷もすごくて、寝るくらいしかやることないから1日がとんでもなく早く過ぎていく。
雷って小さい頃はすごく怖かったのに
大人になると稲妻がカッコよく見えたり
不謹慎だけど、ちょっぴりテンションあがっちゃったりして…
あれはきっと私がまだ4歳くらいの頃
夕立がすごくて、雷も轟々と響き渡っていた夏のとある日。
怖くてこわくて泣きまくって、父親が帰ってくるのを待っていた。
「パパ〜!パパ早く帰って来て〜!!」と泣き叫んでいる私をみて祖父母と母が笑っていた。
こっちは必死で怖がってるのになあ。
父親が帰って来たからといって雷は止まないし、みんないるのに"パパ"だけをヒーローのように求める私を見たら、ちょっと微笑ましくて笑っちゃうのも無理はない。
子供らしくて可愛かったな、と思う、
けど今にも家を直撃しそうなあの雷は怖かったなと覚えている。
子供の頃は嫌いだったのに
少し成長すると良さがわかるものや、雷みたいに印象が変わるものって色々ありますよね。
小さいころはネギが食べられなくて
インスタントラーメンに入っている小さな緑の破片のようなネギまでご丁寧に取り除いて食べていました。
今では何にでもネギが入っていれば美味しくなるだろう くらいに思っています。
最近はちょっと諸事情で
セリ科の植物がたくさん入った、不味くて仕方ない漢方を飲んでいます。
信じられないくらいまずい
空腹時に飲まないといけないのに
それを飲んだら後味で食欲無くすほどにまずい。。
鼻を摘んで飲み込んで、すぐさまチョコレートを口に入れて誤魔化す。でもまずい、まだいる。セリがまだいるんです、口や鼻やその周辺から消えてくれない。
でも私の母は「これはセロリ的な匂いがキツいだけだよ。」と言い、平気で飲むんです。
母は私より30いくつ大人だから?
大人になったら平気になるものって
もっとたくさんあるんだと思います。
雷はテンション上がる存在まで昇格しました。ネギは好物にまで昇格。
いつかセロリもそうなる日がくるのでしょうか。
大人になったら好物が増えるんだ、楽しみだな。と、今日の雷をみて思いました。
雷ひとつからこんなにとっ散らかるなんて
今日はよっぽど低気圧で眠いんだな、私。とも思っています。
またいつか。
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