見出し画像

【ChatGPT(DALL-E 3)】 キャラクターの一貫性を保つためのシード値固定とリファレンスID活用の最新情報


DALL-3でキャラクターを固定して画像生成する方法がうまういかない

ChatGPTの画像生成機能(DALL-E 3)では、シード値を固定することで一貫性のある画像を生成する方法が、様々なブログやnote記事で紹介されています。

多くの記事は同様の内容ですが、上記の紹介記事はステップごとに分かりやすく説明されており、特に参考になったので共有させていただきます。
(現在はうまくいかないという内容で進んでいきますが、学ばせていただいたので掲載させてください。)

その方法というのは、ざっくり書くと以下になります。

  1. プロンプトを勝手に変更しないように指示

  2.  画像IDのリファレンス

  3.  Seed値固定

シード値を固定し、全く同じプロンプトを使えば同じ画像が生成されるという仕組みであることを考えると、この方法は納得がいきます。

ですが、現在こちらの方がご紹介されているプロンプトを元に画像を生成しようとしてもうまくいきませんでした。

私もこの方法を使って、以前生成したお気に入りの猫の画像と同じ表情で別の構図の画像を作りたくなり、調べながら実行してみました。しかし、残念ながら成功しませんでした。
この猫画像はウチのクッションをモチーフにしていて、画像の生成はうまくいったので今度はクッションと同じ寝ている表情の画像を生成したいと思ったのですが……。
まったく同じイラストが生成されないどころか、画像生成自体が失敗します。

画像自体が生成できない


生成手順と結果

このプロンプトの指示で行っていることは3つ

  1.  プロンプトを勝手に変更しないように指示

  2.  画像IDのリファレンス

  3.  Seed値固定

たぶん、この3つのうちのどれか、あるいはすべてがエラーを起こしているはず。
ということで、1ずつ確認していきます。

1. プロンプトを勝手に変更しないように指示

結果:OK
すやすや寝てる感じがよかったのですが、まぁ生成自体はできました。
プロンプトの一部が最後ではなく中央に追記されているのが少し気になりましたが今回は無視します。

生成はできた

2. 画像IDのリファレンス

結果:OK
少し猫の模様が変わりましたが、生成自体はできました。

かわいい


3. Seed値固定

結果:NG
生成できませんでした!!!!

生成できず!

結論と他の手段について

現在のChatGPT(DALL-E 3)では、シード値を固定しようとすると画像生成がうまくいかないようです。
ただし、この確認中に画像の詳細情報を確認したところ、リファレンスIDを指定するだけでシード値が自動的に引き継がれていることに気づきました。

現在はリファレンスIDがparent_gen_idとして表示されているため、こちらで情報が参照されているようです。これは現時点では特に意識する必要はないかもしれません。

画像生成に失敗した最初のSeed値と同じ

余談

生成された画像が気に入った場合は、すぐにファイルIDなどを保存しておくと便利です。同一チャット内であれば戻れるはずなのですが、精度がイマイチなので。
ネコの画像生成後に花の画像を生成して遊んだのですが、情報が混ざっているように見えました。

ツバキと猫どっちなの


いいなと思ったら応援しよう!