NDセンサーの話
はじめに
こんにちは。
センサー支援大好き人間ぜりいです。
今回はtwitterで一部賑わっている「NDセンサー(以下、ND)」について
お話ししたいと思います。
家庭版になってからセンサー支援(以下、セン支)についての
話題の頻度が増えたと個人的に思いますが、
間違った意見が多少見られるので記事を書くことにしました。
今回は家庭版から初めた方々のために
詳細にかつ分かりやすい記事にしようと心がけていますが、
わかりにくい部分や疑問に思った部分があれば
twitter(@jelly_0w0)にリプorDMをしていただければ
お答えしますのでお気軽に。
なお本記事は家庭版を対象をしています。
また本記事の記載ルールは以下の通りです。
・センサー:索敵センサー、NDセンサーどちらも含む
・索敵センサー:通常の索敵センサー(新型索敵センサーなど)
・ND:初期NDセンサー
最初に書いておきますが、
!!!初期ND以外のNDセンサーはすべてゴミ!!!
!!!小型索敵センサーはゴミ!!!
です。
分解してマテピの足しにしてください。
1. 防衛のラインと索敵
NDを語る上で避けて通ることができないのが、
防衛のラインについてです。
防衛のラインとは、アサルト(以下、麻)の場合
そのライン上で絡まなければ防衛が手遅れになりやすく、
3秒胴セン支の場合そのライン上周辺に敵凸が来た時に
エリア移動をかけておかないと早めの対応ができなくなってしまう
ラインのことです。
基本的に防衛のラインは第2プラントから少し前になるマップが多く、
最低限この地点で絡むことが防衛では重要になってきます。
そして、この地点で防衛するために最も重要なことは索敵です。
常にロビンや対空索敵弾で早めに敵凸が映っていればいいのですが、
どちらも継続索敵時間に制限があり、常時索敵は難しいです。
そこで半永久的に継続索敵ができるセンサーを配置することで、
索敵漏れを防ぎ安定した防衛が可能となります。
では、センサーでどこを索敵すればいいのかというと
防衛のラインより少し前が映るようにする必要があります。
なぜ少し前なのかというと
敵凸が防衛のライン上に入った時点で
既に防衛は手遅れになりやすいためです。
それを防ぐためにセンサーで
防衛のラインより少し前を索敵することが重要です。
実際に防衛のラインがどこかについては
3章でミニマップ図を使用して説明します。
2. センサーの比較
索敵センサーとNDの違いは以下の通りです。
■索敵範囲
・索敵センサー:球
・ND:面
■索敵時間
・索敵センサー:最大5.5秒
・ND:最大13秒
■設置
・索敵センサー:壁や天井、オブジェクト、ブラストなど何でも貼り付く
・ND:貼りつかず重力に従って設置される
■遠投
・索敵センサー:球形のため考慮不要
・ND:空中にいる間は微妙に右回転する
■オブジェクトからの影響
・索敵センサー:吸着のため考慮不要
・ND:地面に設置されるまでの間、壁やオブジェクトに接触すると回転することがある
使い方で差がでる要因の一番は索敵範囲です。
索敵センサーは球なので
「索敵範囲に入ってから抜けるまで + 抜けた直後5.5秒」の間
敵凸を味方のミニマップに映すことができます。
NDについては面で捉えるため
「索敵範囲を通過してから13秒」の間になります。
こぁなおたさん(@ukaga_ka)がわかりやすいNDの面索敵を
画像で説明しているのでこちらを見ていただけると
わかりやすいと思います。
1章でお話しした防衛のラインより少し前を映すために
この違いがあるセンサーをどう使用すればいいかを次の章でお話しします。
3. センサーの設置位置
センサーは索敵範囲が防衛のラインより前を
映すように設置しなければ適切な位置とは言えません。
また、センサーは目視がしづらい両サイドを
抑えることが重要です。
ホープサイドAを例に見てみましょう。
ホープサイドA(以下、ホープA)の左陣営に対して
Cプラントからの主な凸ルートは以下の通りです。
このルートを対処するために両サイドを映そうとした場合
防衛のラインを考慮すると索敵センサーは以下の配置になると思います。
※新型索敵センサーを使用した場合
※設置位置はおおまかな位置
このセンサーの映りはじめに合わせてNDを設置しようとすると
以下の通りになります。
上記のように設置位置はかなりCプラント寄りになり、
Cプラント攻防に巻き込まれる可能性があり危険が伴います。
しかし壊されづらい位置にしっかりと設置することができれば、
新型センサーでは映すことのできない中央ルートも半永久的に
カバーすることができます。
一見、強そうに見えますが、
なぜNDが弱いと言われ続けるのか次の章でお話しします。
4. NDの何がダメなのか
ボーダーブレイク界隈ではNDが弱いから使ってはいけない!と
色々なところで言われてますが、一部強みを活かすことができるマップでは
索敵センサーよりも活躍することができます。
強みを活かして使用するにはマップや立ち回りに条件があります。
この条件を満たしていなければ、はっきりいうと索敵センサーで良いです。
① Cプラント付近にブラストの行けない高台or隙間があり、爆風が届きづらい。
② ①の設置位置に角度含め安定して設置することができる。
③ 一試合トータルで0デスの立ち回りが安定してできる。
④ 索敵センサーを両サイドに設置した場合、中央の索敵できない範囲が広いマップである。
【① Cプラント付近にブラストの行けない高台or隙間があり、
爆風が届きづらい。】
索敵センサーと同じラインから映り始めるには
Cプラントに限りなく近い位置に設置する必要があり、
Cプラントの攻防による爆風で壊されないようにしなければなりません。
また、NDセンサーは索敵範囲の特性上、
索敵範囲に入らず壊すことが容易です。
広域NDを索敵施設に設置して回転させるという技術もありますが、
設置位置が固定になり遠距離から爆発物で壊されてしまい、
再設置には補助補給120秒or死に補給が必要になります。
敵から波紋が見えないのは当然で、
最低限使用頻度が高いZR-ゲヴァルトの爆風18mが当たらないように
しなければすぐに壊されてしまいます。
(ゲームの仕様として設置物や自動砲台などに対して
爆風のみ壁を貫通してダメージが入るようになっています)
壊れてしまうと再設置することになりますが、
自身がCプラントの攻防に巻き込まれやすくデスの可能性が高くなり
味方が第3よりも前でライン形成していないと再設置がかなり難しいです。
上記理由により壊せないように設置できるポイントがあることが重要です。
【② ①の設置位置に角度含め安定して設置することができる。】
高台に設置するためには遠投が必要で、
隙間に設置するためには適切な位置から適切な角度で投げる必要があり、
どちらも簡単ではありません。
安定した設置にはセットアップの研究が必須で、
もし失敗すれば2章で記載した空中での微回転やオブジェクトでの回転で
マップに対して縦になってしまい全く索敵として機能しません。
失敗した場合、再設置には補助補給120秒or死に補給が必要になります。
【③ 一試合トータルで0デスの立ち回りが安定してできる。】
デスした場合、設置物は消えてしまうのでリスポーン後に
再設置する必要があります。
①でも記載しましたがNDセンサーを適切な位置に再設置するには
リスクがかなり高いです。
0デスが安定してできるプレイヤーでないと、
運用は難しいでしょう。
【④ 索敵センサーを両サイドに設置した場合、中央の索敵できない範囲が広いマップである。】
ボーダーブレイクというゲームには、
索敵センサーでは中央のカバーできない範囲が広くなってしまう
マップがあります。
例としてキニシュ、AC版よりオルグレン、ナヴァルなどが
そのマップにあたります。
そのようなマップの場合、前線索敵の有無によって
中央ルートからドフリー凸が入ってしまう場合があります。
(個人の経験上何度もありました)
また、サイドに広いということは
索敵センサーを設置しにいくまでの距離も長く、
壊されてから再設置までの時間を短くすることが難しいです。
(ホープAの左陣営では北のセンサーがそれにあたります)
広いマップではNDセンサーが便利で、
狭いマップでは素直に索敵センサーを使うことが
いいと思います。
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以上の①〜④の全てを満たしていなければ
NDセンサーが弱いため索敵センサーが適しており、
満たしていればNDが活躍できると思います。
最後に
以上、説明してきた通りNDを安定して運用するための
NDセンサー用の必要なスキルが高く、
アーケード版でADV ACEになっている
センサー支援の方々にすらオススメはできません。
まずは素直に索敵センサーを使用し、
中央ルートのドフリーが入るのは前線索敵がないせいだと割り切って
立ち回りやAIMを鍛えるのが良いと思います。
そうして立ち回りやAIMがかなり向上した時に
初めてNDを使えるか研究すれば防衛のラインや索敵を
考慮した設置ができると思います。
(以上、3705文字)