理性より時には大事な衝動の話。
先日、三冊目のKindle出版を果たした。
iPhone1つで初めてKindle出版した話 https://amzn.asia/d/itOfM2a
出版時の個人的ドタバタを本にしてみた。個人的備忘録に近い。本当は現在書いている小説を完成させてから、と思っていたが、記憶が薄れそうだったので、先に書かせていただいた。気分転換を兼ねて、という感じだ。
書きながら、私はワインエキスパート試験時の苦労を思い出した。状況が似ていたからだ。
別に誰に言われたからでもなく、仕事と子育ての合間を縫って出版にこぎつけた。苦手分野を一から調べて調べて失敗して、からの結果だ。あのころもそんな感じだったのだ。
その時の衝動に任せて受験を決めてひたすら勉強した。当時はいまの職場に就職したばかりだった。ワイナリーで働いてるからと言って、絶対に必要な資格ではない。しかも、正社員としての採用でも無かった。この人、なんでいきなりこんなに頑張ってるんだろう?と当時の同僚や上司は思っていたに違いない。
だって、別に給料が上がる保証はないし、正社員に推薦されるとかもない。のちに時給は上がったが、それも結果論に過ぎない。何で受験したか、という理由はまあ自分的にはあった。それはポットキャスト配信でも語ったので今回は割愛する。
ただ、やるのが当たり前のように感じていたに過ぎない。考えるより先に、というヤツでだろうか。
自分が何かをある程度成し遂げる時というのは、止められない衝動のまま行動しているな、と思った。というか、「やめる理由なんかいくらでもあるのにそれを無視して断固としてやる」が正しい。例え「やめたほうがいいんじゃない?」と誰かに言われても無視してやるだろう。
別に直接は言われなくとも、陰でゴチャゴチャ言われている場合はある。日本人、ひいてはホモ・サピエンスの嫌な習性だ。
やりたいことを成し遂げるには、もちろん努力も必要だが、私にとってはこの「止まらない衝動」が大事だ。余計な雑音は耳に入れず、集中してどうしたら成し遂げられるかをひたすら考え、行動に移す。
時には理性が邪魔な時もある。人に迷惑をかけない程度には必要だが、真っ当な意見ばかりが正しいとは限らない。
と、いうわけで私はいま小説の方に取り掛かっている。気分転換は終わりにして、産みの苦しみというヤツに頭を抱えながら、今日も家事育児仕事の隙間時間を見つけては文章を打ち込んでいる。
これが滑稽に見える人はいるのだろうが、こっちは知ったこっちゃない