「今日は良い日だった」にする考え方
「前回はベリンジャーの肩が脱臼した。今回は僕の肩が脱臼した。これは世界王者にとって良い兆候だ。明後日も全力を尽くしてプレーする。ニューヨークで会いましょう」これは大谷選手が肩を亜脱臼した後、ドジャースのチームメイトに送ったメールの内容です。ニューヨークに移動したメンバーは、これを見て勝利を確信したといいます。
大谷選手は今まで多くの良くないを良かったに変えてきました。二刀流は良くないを、良いに変え、昨年の怪我を打者専念で良かったに変えました。ワールドシリーズでは、肩の怪我を良かったに変えようとして打席に立ち続け、本当に世界一となりました。一言でポジティブと言えばそれまでですが、彼は本気でそう思い、本気で行動で表しています。
良い日は私が創る
大谷選手は言い訳をすることなく、また他人や周りのせいにはしません。一見良くないことも、その出来事に向き合って良いことに変えていきます。信頼していた通訳に裏切られるという事件もありました。しかしその事件に影響されることなく、かえってチームメイトと英語でよく交流するようになり、今年の偉業達成につながってきています。
他の何かに依存すればするほど、他のせい、他人の責任となり、悪いものは悪いまま、悪い結果を引きずっていきます。喧嘩をすれば相手のせいと考えるのは、相手に依存しているということになります。良いことは自分の考え方しだいであり、自らが自らの責任と考えで行動していれば、全ての結果は経験となって成長の糧となります。良いもの、良い日は自分が創ることができるのです。
良い波動(周波数)の中で生きる
量子力学的に見ると、全ての物質は粒子性と波動性があり、その組み合わせで世界は成り立っています。また見えない世界も波動(周波数)があり、影響しあっているといいます。他に依存するということは、相手の波動(周波数)を受けるだけという状態であり、相手によって自分の波動が決まるということです。故に、その波動が不快であれば相手に変わってもらうしかないと考えますが、相手は簡単には変わりません。
自分が波動を創り出すことができれば、周囲に影響されることはありますが、自分で良いものに修正していくことができます。常に自分で考え、自分で責任をもって行動し、良くなかったことは反省して修正していく。大谷選手は日常でそれを繰り返し、積み重ねながら結果として大きな成果を生み出しているのだと思います。多くの人が「今日はよい日だった」を創り出せれば、世界の今日が「良い日だった」となるでしょう。