中古ゲームに思うこと
最近の僕ときたら、もっぱらPS2ソフトの中古を買い漁っている。
自分の話になってしまうのだが、僕は小学生時代からゲームの中古ショップに通っていた。そこは自分の知らないたくさんのゲームたちが並ぶ、夢のような世界。
「これはどんなゲームなんだろう?」とパッケージを見ているだけで便意をもよおすくらい興奮していたものだ。
もちろんお金のないキッズ時代なので、取っておきたいゲーム以外は売って、次の作品を新品で買ったり、中古ショップで買ったりしてやりくりしていた。そのうえ、ゲーム雑誌が僕の購入意欲を掻き立ててくるもんだから、やりたいゲームが多くて多くてゲームの見切りの速さは凄まじいもだった。
今でも覚えているのが、スーパーファミコンのダライアスツイン。
当時からシューティングが好きだった小学生の自分は「スーパーファミコンで初めてのシューティングだ、どんな進化が僕を待っているのだろう…!」と胸躍らせプレイしたが、10分で終了。そう、進化したのは雑魚敵の固さと、突然後ろから物凄い飛び方で突っ込んでくる敵だったのだ。
残機増やせる裏技を当時知っていたらまた印象は違っていたかもなぁ…と残念に思ったり思わなかったり。でも今ではそんなダライアスも大好き。人も進化するものですね。
時は流れ、今。自由に使えるお金もそれなりに増え、"ゲームを売る"という行為が必要なくなった自分の部屋には中古ゲームで溢れかえっている。売る必要がないのだから当然のことである。つまらなくて数日しかやらなかったゲームすら取っておいている始末だ。
昨今、中古ゲームを買う目的は当然人によって違う。
未プレイの名作をやりたい、好きなシリーズをコンプしたい、ただの買い物依存症、転売、数年後ゲームの値上がりを期待etc…。一度中古になってしまった物は常識の範囲内であればどういう扱いをしても良いと思っている。
ただ自分としては製作者になるべくお金が還元され、良いゲームを出し続けて欲しいので新品で買えるものは新品で買いますが、買えない過去の名作や、移植されていても実機でやりたいものは仕方なしと思い購入している。
(余談だが、ワンダースワンは実機の音が好きすぎてほぼ全ての発売しているソフトをコンプしてしまったくらい沼っている。いつ積みを崩しきれるかは分からないが、死ぬまでにはなんとかなると思っている。)
そして、パッケージLOVEな自分は中古で買った物はなるべくゲームの入れ物含め、レストアをする。
レストアすることで、ゲームへの愛着が増えるのだ。
あとレストアしてから分かったことなのだが、中古パッケージは思っている以上に""汚い""。アビリティクリーンをつけたクロスでパッケージを優しくふくと、ひくくらい真っ黒になる。というかひいた。
そりゃ十数年とかたったソフトであればショップのどこにあろうが真っ黒になりますわな…。
この記事を読んだあなたには騙されたと思って一度、手元にあるあまり興味のない中古ゲームのパッケージを色んな意味でぜひ磨いて貰いたい。
さて今日はどのソフトから磨こうか。