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#10 お局さんの言う通り謝罪作戦(3)

※※「#シリーズ」数字の順番でお読み頂くのをお勧めしています※※

(つづき)



院長が歩いてきた。

iPhoneをカメラ録音中にし、
ナース服の左胸にあるポケットの部分にセットしその場を記録する私。

院長はそのまま部屋前の通路に立ち止まった。

院長:「何?」
ポケットに手をつっこんだままで聞く
相変わらず、目が合わない

私:「お忙しい中、お時間ありがとうございます。」

私:「昨日の件と、これまでの件に関してはお話したく時間を作ってもらいました。昨日は、院長に対しての態度に関しては、大変失礼致しました。」(電話中であったことに関しては触れず)

私:「決して院長の発言を切り捨てようなつもりで話を止めたようなつもりはなです。もし気に障ったのなら謝ります。伝え方が悪かったので謝ります。すみませんでした。」

私:「ただ、途中で院長が話しされていた。これまでの働き方に関して話されてましたが、考え方や行き違いがあったら嫌なので伝えたかったのですが、私は決してクリニックに対して、迷惑をかけようと思って動いたことは1度もないです。」

私:「1番にクリニックの利益を優先し動いてたつもりでした。それに関して、行き違いがないよう、また院長に書面で、動いている事担当して取り掛かっている状況と進捗を提出させて頂いておりました。」「そのことに関しては都度意見を求めていましたが・・何か伝え方に関して、内容に関してこれから変えた方がいいですか?」

院長:「言い訳ええねん。もうなんも、こっちはもう何も聞きたくないねん。」

私:「言い訳・・・」

院長:「苦情が出てるねん。みんなから」「HPの営業の人からも〇〇さんから頻繁に連絡が来ているし、ダメだしが多いなど、、。」



私:「そうなんですね・・・伝え方など改めさせていただきます。」
確かに、全く生産性の無い毎月のミーティングを打開したく
ナース間で出した意見を提案期日をつけて、返事を依頼したりしていた。

院長:「とにかく、受付けからも苦情が出てて売り上げを調べていて迷惑がかかっているなど。」

私:「物販・美容のレーザー・新規の顧客数・リピーターの数などが分からないと売り上げを上げようも比較材料がないと何から手を付ければいいか・・」

私:「実際に、書面にも記載させてもらっていましたが、データを把握できていないことも現状問題点として、最初議題としていまして。売り上げを上げる以前の段階で調べる必要がありました。実際の、院長の予想されている顧客単価の金額と、実際とでは2,000円以上の開きがあると分かりました。これも、調べたからこそ分かることができました。」

院長:「・・・。」



私:「物販も、実際の受付の帳簿上と、実際に販売した物販の金額に2点商品金額にして約1.5万円分の差額もありました。物販に関しては、特にのちのちそれによって、誰が盗った盗らない。数が合わないなどのトラブルを未然に防ぐことになったので良かったと思っています。」


私:「それに関して、受付けのミスを指摘して注意したと思われたならこちらも悪いかもしれませんが。それを院長に、告げ口して、お会計について、受付VS院長となるのが嫌だったので、受付けさんとお局ナースにしか報告しておりませんでした。それに関してもご迷惑だったでしょうか?」

院長:「そうなんか・・・まあ、そんな言い訳ええねん。」

院長:「とにかくもう、何もせんでくれ。」
その場から立ち去ろうとする・・

私:「いや、まだ話終わってないんですが・・・」

院長:「何?、もう言い訳なら聞きたくないねんけど・・」

私:「、、、もういいです。」


まったく折り合いのつかないまま、何も言い返せず。
何も解決せず。


「お局さんの言う通り謝罪作戦」終了

となりました。


つづく




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