全Boss(上司)撃破するなら『Tableau Blueprint』を読んで強くなれ!! | 今更解説する動き出すデータドリブン組織のつくりかた 章別攻略編 - 序章
今更解説する動き出すデータドリブン組織のつくりかた 章別攻略編。今回は起承転結の起を担当する序章をサクッと解説していきます。それではいきましょう!
改めて試聴しましたが、DARK SOULS IIの両刃剣はぶっ壊れ性能だなと思います。
Lesson 0: はじめに
この章別攻略編では本を執筆するに当たり、私が言いたかった以下の点を書き記していきます。
各章にどんな思いを込めたのか
どういった点に気をつけて書いたか
苦労した点や悩んだ点は何か
ちなみに、出版社や他の著者陣に無許可でだらだら記しているだけです。一著者が「〇〇、などと供述をしている」という内容となっています。
ディレクターズ・カットを見ているような温かい目で読んでいただけると幸いです。
Lesson 1: 世界観を癒着する
序章の役割のひとつは、他の章を繋ぎ支える章として存在することです。
序章の内容は短いですが、これがないと各章の世界観や章ごとの関係性が理解できなかったり、データ分析組織が抱える課題そのものについての情報の粒度が掴めない状態となるため、序章が本全体の世界観を担う重要なファクターとなっています。
ありがたいことにAmazonのサンプル表示では序章の内容をまるっと全部掲載しています。
(出版社側の設定なので著者陣の意図ではない点は宣言しておきます)
このサンプルによって各章の紹介がうまく機能している気がします。
Lesson 2: 用語を整理する
序章が担う大きな役割のもうひとつは、専門用語の定義をすることです。
例えば、「ビューワー」「Viz」といった言葉。
これらの言葉の意味を理解していますか?あるいはこれらの表現に抵抗や違和感を持ったことはあるでしょうか?(これを見ている方々はTableau関係者が多いかと予想しながら文章を書いています)
商業本、かつ専門的な本を出版するにあたりまして、我々著者陣として、
Tableauを理解している読者以外の方々が目に触れる機会があることを意識する。
ほんの少しの違和感も見逃さずに懸念を払拭するべく、可能な限り専門用語の解説に努める。
各章の用語や言い回しには一貫性を担保する。
という方針を掲げて意識合わせをしています。
また、序章の解説とは別に、各章のルールとして
KPIやCoEなど英語略称は括弧内で全文と日本語訳を補足する
Data MartやGuided Analyticsなど一言で日本語に表すことが難しい英語はカタカナ表記にし、括弧内に英語を添える
AWSやBigQueryなどは製品名、サービス名を尊重しそのまま表記する
という配慮も行っています。執筆においては当たり前と言われてしまうかもしれませんが、共著で本を書くという意味でも重要な作業となります。
Lesson Final: 世界の紡ぎ手として
本記事を書くにあたり、改めて本を読み返しているのですが、序章の提示した内容が各章の紡ぎ手の役割になり、後の章に効いてくる構成であると自画自賛しています。
章の順番については執筆当時のTableau Blueprintに倣って決めていますが、このあたりの仕掛けやドキュメント構成、ストーリーテリングの手法などなどTableauが得意とする分野だったので踏襲しています。さすがTableau、さすが原典のTableau Blueprint、と評価しています。
次回予告
次回は1章の解説編をお送りします。
裏話
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