Tableau Tipsを効率よく身につけるためのTips | Tableau Tips * Tabjo Advent Calendar 2021
アドベントカレンダー最終日です。アンカーを務めさせていただきます@kazuya_araki_jpと申します。
Acknowledgments / 謝辞
まずは、Tableau Tips * Tabjo Advent Calendar 2021に参加し、寄稿されたみなさま、さまざまなテクニックの共有ありがとうございました。
かなりマニアックなテクニックもあり、毎日楽しんで拝見させていただきました。
今後ともみなさまのご活躍に期待しています。
Who am I / そもそもお前は誰やねん
Main business / 本業
事業会社でData Analyst | Architect | Engineerに就いています。
業務が幅広すぎるので、適宜↑の肩書きを言い換えるようにしています。
Tableau歴は7年くらいです。昔々、とあるBIツールを開発していた頃に競合調査の名目でTableauを触れたのがきっかけです。
Side business / 複業
絶賛、データにまつわる本を書いています。
執筆の時間確保のため、最近は複業を控えていますが、主にデータ関連のコンサルティングやBIツール導入のお手伝い、Data Warehouseへの移行などを手掛けています。お仕事ください。
Extracurricular activities / 課外活動
DATA Saber 師匠のためにあれこれ自動化したり仕組み化したり、Data Saberの困り事を解決したりしています。Apprenticeも引き続き募集中です。
BIツール研究所というコミュニティの運営に携わっています。主にしゃべったりするだけのおしゃべりおじさんに徹しています。
Conclusion / まとめると
なにかとデータに関わらせていただいているおじさんです。
To return to our subject / 閑話休題
アイスブレイクが長くなりましたが、ここからが本題となります。
これまでの記事ではTableau強者によるTipsについてお送りしてきましたが、私からはポエムを贈ります。
運用面のお話をすると約束したな、あれは嘘だ(旧きよきインターネットミーム
Tableau features are highly flexible.
Tableauに限らず、どのBIツールにも独自機能が実装されていて、各ツールの特色となっています。
こと、Tableauに関して言うのであれば、他のBIツールを寄せ付けない圧倒的な機能数が特徴です。
Tableauの新機能のサイトを覗くたびに、期待と驚きと発見を生みますね。
この事実だけで、Tableauを選択する理由にもなりますし、データ人材のパフォーマンスが最大限発揮できると言っていいでしょう。
Are you good at Tableau?
一方で、すべてのTableauの民がすべからくTableauの機能を使いこなしているかどうか?と言えば疑問符です。
このように講釈を垂れている私ですが、未だにヌードル*を理解できていません。うまく説明もできません。
*ヌードル: リレーションシップの渾名。GUI上で操作した際に、ぬるっと動く様がラーメンに見えたのでしょうね。
ちなみに、ヌードルを理解していなくても、Tableauは使えます(不安を煽ってしまってすみません)。
無論、練度の意味で、使いこなせる機能が多ければ多いほど、Tableau Userとしてはより優秀であるとは言えます。
Don't be afraid. But don't be conceited.
とはいえ、さすがにそのまま使いこなせないまま放置するのもあまり良い行いであるとは言えません。
ですので、せっかくのノウハウが本Advent Calendarに集まっているのですから、これを生かす手は無いと思います。
How to make use of Tableau Tips / Tableau Tipsの活かし方
Learning Pyramid
アメリカ国立訓練研究所が発表した「ラーニングピラミッド」という研究結果があります。これを基に解説すると楽なので、こちらの内容を踏襲します。
学習の定着には段階があるのですが、以下の図に示す学習定着率と呼ばれている数値が高いほど、効率が良いと言われています。
ちなみに、この学習定着率の数値に具体的な根拠はありません。
しかし、上半分の受動的なアクションよりも、下半分の能動的なアクションの方が学習効率が高いことが経験則で想像できるかと思います。
Passive Teaching Methods
直訳すると、「受動的な教授方法」といいます。
Lecture: 授業や講義を聞いて学ぶ
Reading: 本やWebサイトを読んで学ぶ
Audio / Visual: 動画を見て学ぶ
Demonstration: 実演を見て学ぶ
Tableau公式で提供しているもので有名なのは、Free Training Videosがこれに該当します。
Advent Calendarの記事を読んだり、JTUGの動画を視聴したりするのも受動的と言えます。
Participatory Teaching Methods
直訳すると、「参加型教授方法」といいます。
Discussion Group: グループディスカッションをする
Practice by Doing: 問題集や課題を解く
Teach Others: 他の人に教える
e-Learningがこれに該当します。
また、Data Saberへの挑戦とData Saber襲名後はもれなく能動的でないと務められません。
変化球としては、Make over Monday(MoM)やWorkout Wednesday(WoW)への挑戦も参加型であると言えます。
Keep in mind
ここまで、上記のような謎の図の解説を読んだData Saber Knight以上に就いているみなさまであれば勘付いているかとは思いますが、Tableauの学習には是非ともParticipatory Teaching Methodsで挙げた方法を実践すると効率がよい、というのが、今回の訴求ポイントでございます。
これには理由が2つあります。
まずひとつめですが、私がTableauやSQLなどのスキルを教える立場になってから理解度が指数関数的に増した原体験があったので、この場を借りて伝えたかったのがあります。
教えることについては、それなりにコストがかかるので覚悟が必要なのですが、Give & Takeで言うところの他者志向のギバーを意識するようになって変わりました。
教わる側: 成長が見込める & 教える側になれる
教える側: 新たな学びを得ることができる
(Give & Takeの本、良本なので紹介しておきます)
ふたつめの理由は、Tableau強者、Tableau玄人たちが既にこの境地にいるからです。
Advent Calendarに寄稿した方々は既にTeach Othersを満たしています。記事化するにあたり、課題や悩みを乗り越えた上でのアウトプットなので、ただただ感謝しかありません。
Pride will have a fall / 驕れる者は久しからず
最後に、こちらのチャートを載せておきます。
Tableauに限らず、学習してしばらく経ったあとに、過信と慢心が発生します。
その過信と慢心が学習効率を妨げることもあります。かく言う私もData Saber挑戦時は完全に天狗でした。今思い出すだけでも恥ずかしい。。。
この状態から意識的に回避するのは難しいですが、学習のふりかえりのタイミングでこのチャートを思い出して、今自分がどの位置に属しているのかを客観視することで、認知バイアスを軽減することができるかと思います。
(私も何か取り組むたびに、ふりかえりの時間を設けて、チャートを意識しています。参考になれば幸いです。)
Finally / 最後に
いかがでしたか?チャンネル登録、高評価、Twitterのフォローもよろしくお願いします。
重ねての御礼となりますが、Tableau Tips * Tabjo Advent Calendar 2021に寄稿してくださったみなさま、25日間お付き合いいただきました読者のみなさま、改めましてありがとうございました。
社会情勢が不安定な状況で、日々厳しい状況が続いてはいますが、体調等崩されないよう、どうぞご自愛くださいませ。
🎄Merry Christmas!!🎄
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