ウマネジメント 乗馬はじめました!
ごあいさつ。
乗馬をはじめました!(なぜはじめたかは要望があれば別の機会に(笑))
そして、乗馬初心者の私は、実は新任リーダーでもあります。(リーダーも初心者🔰)
そんな私が日々悪戦苦闘する中で、「乗馬とマネジメントって、なんか似ているかもしれない…」と感じたあれやこれやを話したいと思います。
馬と人の好きな方はご笑覧ください!
馬って
馬は大きい。
馬の背中の高さが私の身長と同じくらいだ。力づくで動かすことはできない。
そのため、乗馬には馬を動かすための決まった合図がある。馬も人もその共通ルールを学び覚えてはじめて、一緒に何かができる。
それは、スタート、ストップ、速度を上げる、速度を落とす、曲がるなど「乗り物」の合図でもあり、乗り物の中では自転車に一番近いかもしれない。自転車をこぐのをやめると止まってしまうように、合図をやめると馬も人の言うことを聞かなくなる。
しかし当然、機械と生き物は違う。馬は雰囲気を察知して動いてくれたり、周囲の状況からこうしたほうがいいかしら、と動いてくれたりする。付き合いが長くなるとおそらくそれは顕著になるのではないかと思う。
身体を使って伝える
「スピード上げるよ」の代わりに、脚で伝える。
「スピード落として」の代わりに、脚や手やバランスで伝える。
また、人がそれぞれ違うように、馬にも個性がある。強い合図が嫌いな子、強くしないと伝わらない子、スロースターターな子、テンションがすぐ上がっちゃう子などなど。それぞれ相手を見ながら対応しなくてはいけない。
言うこと聞かせる、やらせるのではなく、ちゃんと伝えて理解してもらって一緒にやるのだ。
そして、理解してもらえないのは、ほとんどの場合、乗り手である私の責任なのだ。
似ている、よね
リーダーとしての悩みや乗馬での悩みに、頭をぐるぐるさせていた私は、「あれ、馬との付き合い方はメンバーとの付き合い方に似ているところがあるかもしれない」と感じた。
「人を馬に例えるとはけしからん」というご意見は甘んじて受ける。人の感じ方は人の数だけあってよいと思うから。(私は馬を素晴らしい生き物と思っているので、「人」と付き合い方と似ている点があるのは嬉しいし素晴らしいと思う)
乗馬という一人ではできないことを一緒にやり遂げること。
馬の力をどれほど引き出せるのか乗り手にかかっていること。
やるべきことを正しく伝えること。
できた成果は馬のおかげであること。
乗り手が馬を分かろうとし、伝えようとすること。
伝えることをあきらめてはいけないこと。
正しく伝えられたなら馬がそれに応えてくれること。
これを仕事での人と人との付き合い方に似ていないと言えるだろうか。
もちろん、乗馬初心者と新任リーダーの今だけのレベルに限ったことかもしれない。
成長すれば成長したときに見える風景が違ってくるので、感じることも違ってくるのだろう。
それならば、今感じていることをお伝えしていきたいと思う。
頼りないワタシですが
そして、ベテランの乗馬スクールの馬たちは、初心者の乗り手たちを育ててくれる。分からないことが分からない初心者を馬の方がリードしてくれている場合は多い。
そういう点でも、業務で今、私を助けてくれているメンバーたちがいなければ、私たちは進むことができていないのと似ている。
皆に感謝しつつ、自分の至らなさを痛感しながら、落ち込みながらも頑張っていこうと思うのである。
※次回はルド先生(馬)のことをお話します。