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「わたしは肝不全・いつ死んでもおかしくない」

 わたしは、「肝不全」である。
 「肝不全」を聞いたことがあるだろうか?
 「肝臓」は「内臓の心臓」と呼ばれる器官である。
 唯一、器官で増殖する力がある。
 例えば、身内が肝臓意欲をするので、自分の肝臓の何分の一かをあげたとする。しかし、増殖作用があるので何年間のうちにその人の肝臓は元に戻るわけだ。
 正常な肝臓 → 肝炎 → 脂肪肝 → 慢性肝炎 → 肝硬変 → 肝不全 → 肝臓がん → 死亡という道筋をたどるわけだ。

 原因としては、アルコール性肝炎、C型肝炎、Nashの肝炎が多い。それが長い間に肝不全への道を辿るのである。

 結局、何が悪いのかというとアルコールが分解された際にできる「アセトアルデヒド」が毒性が強く、弱った肝臓では処理するのがやっとなのである。

 肝不全の前の肝硬変が進むといろいろなことが起きる。男性の乳首は女性のような乳房になる。足はむくみ、むくみがひどいために指が消失する。お腹に腹水という水がたまり、おすもうさんの様なお腹になる。胃に静脈瘤ができることもある。その静脈瘤が破裂したら血を吐き、気管支につまったら死亡する。

 はっきりいって末期症状である。

 わたしは、すべてを経験し東京慈恵会医科大学病院という名門病院に入院していた。
 現在で、10年間を過ぎる。
 がンは5年過ぎれば大丈夫だと言われている。

 日常生活および食生活は普通に戻った。

 しかし、肝臓を動かし肝臓ではつくることがでできないお薬は死ぬまで飲む。

 


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