初めての入院&手術のことを語りたい。その7
こちらの記事は、『右眼真菌性角膜潰瘍』を発症し、それが元で初めての入院と手術(『右眼強角膜移植手術』)を経験した筆者の体験談をまとめています。
2023年11月10日(金)に、紹介状を持って、大学病院へ通院。
帰宅する体力がなく、やむなく伯父の家に泊めてもらいました。
伯母としばしのティータイム
発症してからは、自宅から職場と病院の行ったり来たりだった私。
思いがけなく伯父の家に伺ったことで、良い気分転換もさせてもらいました。
親戚の集まり(ご法事とか)でくらいしか顔を合わせることのなかった伯母。
実は学生時代、演劇部に入っていたことを知り、ひとしきり舞台の話で盛り上がりました。
翌日、14:00の高速バスに乗車。
バス停まで迎えに来てくれた母は、私の顔を見て、少しほっとしたようでした。
大学病院へ2度目の通院
2023年11月13日(月)。
劇場が休館日のこの日は、母に付き添ってもらい、2度目の通院をしました。
原因の特定には至らないが、なんらかの真菌(カビ)が原因であろうとのことで、点眼と内服、まさに、内外両方から薬を用い、効果を狙います。
それから、院内処方の点眼液も出ました。
↓ こちらの薬は、おくすり手帳に「同意取得済」と記載があります。
いわゆる『インフォームド・コンセント』というやつですね。
調剤薬局には置いていないものです。
まさに、高度な先進医療をうたう大学病院ならではの処方薬といえるでしょう。
次回通院の予約を、3日後の11月16日(木)に入れてもらい、
「経過によっては、当日入院になるかもしれないので、覚悟して準備してきてください」
と、医師から告げられました。
この頃の眼科病棟は満床。……だったのだと思います。
角膜真菌症の治療は点眼が主だそう。
入院したとしても今続けている治療法が大きく変わるわけではないが、環境を変えてみるのも良いかもしれないとの、ベテラン医師の見解でした。
新幹線とタクシーを乗り継いでの通院を考えると、入院して落ち着いて診てもらうのも安心かもしれない……。
手術するわけじゃないし……。
通院のたびに、両親に迷惑をかけるのもしのびないのでした。
あんなに重いものを持ったり、地下から2階までを縦横無尽に行き来していた私が、発症してからは、すっかり体力も落ちてしまっています。
とにかく今は、医師の言葉を信じて、治療を続けるほかありません。
入院も悪いことばかりではないだろうと、自分を納得させたのでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?