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「WINTER FESTIVALS CONCERT 冬の祝祭コンサート」ヴァイオリンの松谷萌江さんに一問一答&ヴァイオリン演奏!

「WINTER FESTIVALS CONCERT 冬の祝祭コンサート」ヴァイオリンの松谷萌江さんにミニ・インタビューを行いました!最後には、ヴァイオリンの演奏もご披露いただいています。ぜひご覧ください!

*インタビュー 2024年11月下旬

 ◼︎1 音楽を始めたきっかけを教えてください。

通っていた幼稚園にヴァイオリン教室があり、母曰く「耳が良さそうだから」ということで習わせてもらいました。小さい頃、教育番組内で歌われている英語の歌など、テレビを見ながら真似して歌っていたそうです。

 ◼︎2 松谷さんはヴァイオリンのどんなところがお好きですか?

どんな楽器やどんなジャンルの音楽とも相性が良いところ!クラシックはもちろん、タンゴ、ジャズ、ポップスなどなどなんでも、私自身、もっともっと開拓していきたいジャンルがたくさんあります。

 ◼︎3 今回演奏する曲についてお聞かせください。

今回、初めて取り組む曲が殆どということと、金沢さん、三好さんとの初共演ということもあり、新たな出会いの数々に、とてもわくわくしています。トリオでお届けする曲たちは、どれも華やかで聴きごたえたっぷりのはず!三好さんとの二重奏でお届けする「朝の歌/夜の歌」は、どちらも耳心地の良い旋律で、エルガーの魅力をじっくり堪能できる作品かと思います。

 ◼︎4レパートリーについてお聞かせください。普段どんな曲を弾きますか。

自身でプログラムを組める機会には、ピアソラのタンゴの歴史、キャラバンの到着、ニューシネマパラダイスのテーマ、辺りを入れがちな気がします。アップテンポのものや映画音楽が好きですが、かと思えば歌謡曲なんかも好きで、山口百恵の秋桜、石川さゆりの津軽海峡冬景色、美空ひばりの愛燦燦など弾く機会も多いです。

 ◼︎5 松谷さんはダンスや映像とのコラボレーションなど、演奏会に留まらず精力的に活動されていると伺いました。作品のジャンルを横断しながら活動するようになったきっかけを教えてください。

元々フットワークが軽く、楽しいことが大好きで、こんな性格だからか「こういう企画があるんだけど一緒にどう?」と、ありがたいことにお声をかけていただく機会が多いように感じます。一つ一つに前のめりで参加していくうちに、「この前面白そうなことやってたね!」と、更にご縁が広がっていったり…

特に印象的なのは、コロナ禍でできることが少なかった時期に、お世話になっているピアニストさんからのお誘いで、大自然+ピアノトリオ+ダンスのコラボレーションによる配信コンサートを行ったこと。自由に外出できない時期だったからこそ、富士山を背景に配信したパフォーマンスは、「贅沢なコンサートだった!元気が出る企画だった!」と、嬉しい感想をたくさん頂き、その後も励みになりました。どんな状況下でも、その時できることと向き合い、歩みを止めないことが、活動の幅を広げる鍵になっていると思います。

 ◼︎6 音楽をやってきた中で、思い出深いエピソードを教えてください。

初めてのソロライブでしょうか。元々は2020年の5月に予定していて、ご予約もたくさん頂いていたのですが、コロナ流行により延期を余儀なくされ、様々な対策を講じて3ヶ月後の開催となりました。この大変なご時世に初のソロライブ開催になるとは思いもしませんでしたが、たくさんの方々に見守っていただいて無事公演を終えることができ、「皆さまへの感謝を忘れずに、これからもヴァイオリンを弾き続けていこう」と改めて感じた、自分にとっては一つ大きな節目になる公演でした。

 ◼︎7 お持ちのヴァイオリンについて教えてください。

1920年製、フランスの楽器です。14歳の頃からの付き合いなので、私の人生の半分以上を共に過ごしている、大切な相棒です。

 ◼︎8 ヴァイオリンの教えもしていらっしゃると伺いました。詳しくお伺いできますか。

これまで音楽教室の講師として勤めていた時期もあり、大人から子どもまで幅広い年齢の方々と関わってきました。最年少は2歳さん!小さなお子さんとのコミュニケーションは当初難しく感じましたが、細かく伝えようとすることよりも「違いを理解してもらう」「たくさん真似してもらう」ということを大切に、ゲーム感覚で楽しみながら進めることを方針にしていました。それぞれのペースで着実に成長していく様子を見る度に、とても嬉しい気持ちになります。大人の方のレッスンは、息抜きの時間になるよう、難しい内容もできるだけシンプルに伝え、「ヴァイオリンっていいな」「アンサンブルって楽しいな」と思ってもらえるような時間づくりを意識しています。「ヴァイオリンが好き」と思ってもらうことが、上達への一番の近道だと思っているので、とにかく自分も楽しみながらレッスンしているような感じです。

◼︎9 これからどんなヴァイオリニストになっていきたいですか。

これまでと変わらないスタンスで、活動の幅をより拡げていきたいです。「現状維持」ではなく、様々な経験から学びを吸収し、「日々アップデート」が目標です!

◼︎10 ここから、ちょっと楽しい質問です。
「冬」はお好きですか?苦手ですか?

「意外!」と言われますが、冬大好きです!夏は夏で泳げて嬉しいし、春や秋の過ごしやすさ・空気の匂いも好きですが、冬の寒さがあるからこそ、温かいもののありがたみが一層心に沁みると言いますか…お家に帰った時の安心感、お布団に包まった時のほっとする感じ、温かい飲み物を一口飲んだ後に出るため息とか、そういうものを「いいな」と感じられるので、やっぱり冬は好きです。

◼︎11 貰って嬉しい差し入れはなんですか?

コーヒーが大好きで、いろんな種類のお豆を常備しており、その日の気分で飲んでいます。コーヒーに合いそうな甘いもの、焼き菓子も好きです!(あと、本音を言うと、ビールが大好物…!)

◼︎12 好きなヨーロッパの街はどこですか?

イタリア!!ヴァイオリンの街、クレモナにはいつか絶対行ってみたいです。

◼︎13 逆に日本で好きな場所・好きなポイントはありますか?

横浜と鎌倉の市境に長く住んでいたので、好きな場所はやはりこの辺りになりますね。海が好きで、波の音や潮風の匂いがそばにあると落ち着きます。と、いうことで、今は湘南に住んでいます。

◼︎14 松谷さんにとって2024年はどんな年でしたか?

コロナ禍以前のような活動が、やっとできるようになったと感じた年でした。大きなイベントでも責任ある立場を任されるようになり、関わる人も増えました。「ヴァイオリンが引き寄せてくれる様々なご縁に感謝!」な一年です。

◼︎15 最後に、コンサートにいらしてくださる皆様へ、メッセージをお願いします。

ヨーロッパの冬の祝祭をテーマにした本公演、歴史や宗教のお話にも触れながらの充実した内容になっております。私にとっても皆さまにとっても、コンサートをきっかけに、この先迎えるこの季節が、より特別なものに感じられれば嬉しいです。

コンサートのため、特別に演奏を披露していただきました...!
今回の「冬の祝祭コンサート」のテーマのひとつである「愛」を歌った、こちらの曲です。

会場でも素敵な曲を沢山弾いていただきます。
本番をどうぞお楽しみに!

***
〜寒い冬を祝祭によって乗り越えてきた ヨーロッパの人々の願いと祈りの調べ。〜

「WINTER FESTIVALS CONCERT 冬の祝祭コンサート」

「冬至のヨーロッパの祝祭」をテーマにしたコンサート。西欧のみならず、東欧や北欧などの世俗的な音楽、またそれを取り巻く詩について解説しながら、演奏を行います。
長く冷たい冬を越えるためのヨーロッパの人々の思いを分かち合い、遠く近い国々に思いを馳せましょう。

日時: 2024年12月18日(水) 18:00開場/18:30開演
場所: スタジオ ヴィルトゥオージ
(〒169-0073 東京都新宿区百人町2-16-17 B1)
<JR大久保・新大久保駅より徒歩5分>

出演:
金沢貴恵 (ソプラノ)
三好すみれ (ピアノ)
松谷萌江 (ヴァイオリン)

Program:
-マリアの子守歌(M. レーガー)
-朝の歌 / 夜の歌(E. エルガー)
-花のワルツ(P. チャイコフスキー)
-O holy night(A. アダン)
-シオンの娘よ、大いに喜べ(G. ヘンデル)
-荒野の果てに(フランス伝承曲)
-Carol of the Bells “Shchedryk”(ウクライナ伝承曲)
-歌いながら生まれ、歌いながら育った(ラトヴィア伝承曲)
-もみの木(ドイツ伝承曲)
-ひいらぎ飾ろう(ウェールズ伝承曲)
-美しく青きドナウ(J. シュトラウス 2世)
-乾杯(J. シュトラウス 2世)
ほか

※内容は予告なく変更の場合がございます。予めご了承ください。

チケット代金: ¥3500 (当日券は+¥500)

ご予約:
https://www.quartet-online.net/ticket/wfc/
または、tktsjae★gmail.comまでお問い合わせください。(送信時は★を@に)
※全席自由

WEBページ:

出演者プロフィール:

金沢貴恵 (ソプラノ)
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。アントン・ブルックナー音楽大学大学院修士課程声楽専攻修了。
2014年国際声楽コンクール《コンペティツィオーネ・デッロペラ》ファイナリスト。これまでに《セヴィリアの理髪師》ロジーナ役、《フィガロの結婚》スザンナ役、《セルセ》ロミルダ役、《劇場支配人》コロラトゥーラ歌手役、《愛のっw妙薬》アディーナ役、《天国と地獄》ユリディス役で出演。
現在、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程在籍中。

三好すみれ (ピアノ)
東京音楽大学及び同大学院を経て同ピアノ伴奏研究員を務める
平成29年度文化庁委託事業『次代の文化を創造する新進芸術家育成事業 マリエッラ・ デヴィーアによる新進歌手とコレペティトゥアのためのワークショップ』修了
河原忠之氏主宰『Gruppo Kappa』第3~6期メンバー 本番ピアニストや音楽スタッフ、コレペティトゥアとして数々のオペラ団体や合唱団に携わる
横浜合唱協会および黒澤麻美ロシア声楽曲研究会ピアニスト

松谷萌江 (ヴァイオリン)
東京音楽大学卒業。5歳よりヴァイオリンを始め、これまでに磯部夕佳里、松宮麻希子、松原勝也、景山誠治、齋藤真知亜の各氏に師事。室内楽を齋藤真知亜、百武由紀、山口裕之、横山俊朗の各氏に師事。認定NPO法人 トリトン・アーツ・ネットワーク「2018年度アウトリーチセミナー」に参加。現在、洗足学園音楽大学演奏補助要員や、音楽教室等のヴァイオリン講師を務める他、室内楽やオーケストラを中心に演奏活動を展開している。

主催・お問合せ:
(一社)ジャパンエンターテイメント東京
企画: JET音楽研究会
TEL: 050-5359-1554
MAIL: tktsjae★gmail.com(送信時は★を@に)


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