【お仕事図鑑 file4】上林由延さん【ホテル支配人】
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第4回目の今日は【宿泊業界・ホテル支配人】についてご紹介します。
ハルカゼ社労士事務所代表の上林由延さんにお伺いしました!
▼上林さんの宿泊業界のお話はこちら▼
プロフィール
お名前:上林由延(カンバヤシ ヨシノブ)
ハルカゼ社労士事務所の代表として活動されている上林由延さん。社会保険労務士をする前は、ビジネスホテルで12年、温泉ホテルで4年、計16年ホテルの支配人として宿泊業界に携わる。
どんなお仕事?
ビジネスホテルや温泉ホテルでホテルの支配人として16年働いていた上林さん。
宿泊業界とは、ホテルの支配人とはどんなお仕事なのでしょうか。
「宿泊業といっても、ビジネスホテルと温泉ホテルは全く別の業種です」と上林さん。
例えば、利用するお客様の層が異なります。
ビジネスホテルは、その名の通りビジネスマンの利用がメインとなっており、週末は外国人観光客などの利用が多いそうです。ビジネスホテルにもよりますが、飲食の提供がない場合も多く、基本的には一年を通しての忙しさに差があまりないのが特徴だそう。
一方、温泉ホテルは、週末や連休にお客様が集中するという特徴があるそう。外国人のお客様などは曜日を問わず増加傾向なのだそうです。
ホテルの支配人としてのお仕事を伺ったところ
「マネジメントが主な仕事でした」とのことでした。
具体的には、スタッフのシフトの作成やホテルの仕組みづくり、お客様などのクレーム対応などを行っていたそうです。
宴会プランを作成するのも、ホテル支配人のお仕事なんだとか。
宿泊されるお客様の接客だけではなく、お客様に利用してもらうためにはどうしたらいいのかを考える仕事も、重要な仕事ですね。
お仕事のメリットは?
上林さんは、就職氷河期世代。
就職先がなかなか決まらず、とても苦労された中で出会ったのが宿泊業界だったとのことです。
宿泊業界で働くメリットをお伺いしたところ
「宿泊業で働けると、基本的にどういうサービス業でも通用すると思います」と上林さん。
宿泊業界を経て、社会保険労務士法人へ転職し、現在は、ハルカゼ社労士事務所の代表となった上林さんですが「社労士業というのもサービス業です。知識は必要ですが、宿泊業で学んだコミュニケーションスキルなどの経験は他の業界でも活用できます」とおっしゃっていました。
ビジネスホテルでは、不当な値下げなど過大な要求をされたお客様と対応をされていた上林さん。日々100人以上のお客様が利用されていたとのこと。
様々なお客様との対応の中で培われたコミュニケーションスキルは、持ち運び可能で誰にも真似できない一生もののスキルになったのかなとお話をお伺いして感じました。
お仕事のやりがいは?
上林さんは、ビジネスホテルだけでなく温泉ホテルでも支配人として携わっていました。
お仕事のやりがいについて聞いたときに話に出たのは、温泉ホテル時代のエピソードでした。
温泉ホテルでは、法事や婚約時の初顔合わせなどの宴会が毎週あったそう。海が見えるチャペルも併設されている温泉ホテルだったため、結婚式の予約もあったそうです。
「晴れの日を飾っていただくというところにやりがいを感じました。いつまでもその日が思い出の残っていたらいいなと思いながら仕事をしていました」
法事はめでたい宴会ではないかもしれないですが、故人を偲びながら集まる素敵な時間だと思います、とおっしゃっていた上林さん。
お客様の立場に立って、喜ばれるためにはどうすればよいか。
常に意識し、考えて行動されてきた上林さんだからこそ
生まれた言葉だと感じました。
地域経済を支える、宿泊業。
「ホテルなどの宿泊業は、AIにとってかわられる仕事ではない」と言葉にする上林さん。
コロナ禍を経て、自宅やサテライトオフィスなど職場でなくても仕事ができるテレワークという働き方が急速に広がりました。そのため、出張する機会がコロナ前と比べて減少しています。
「現場でしかできない仕事はたくさんあります」と上林さん。
「誰かを泊めてお金をいただくという宿泊業のビジネススタイルは、古くからあるようなビジネスだと思います。そう考えると、宿泊業は今後もなくならない仕事のひとつだと思います」と続けてお話されていました。
今より交通機関が発達していない昔から、人は旅をしていました。
日本では、遠くの地から寺社仏閣を訪ねて旅をする方も。
昔の場合、民家や寺院に宿泊するケースも多いと思いますが、宿泊業は古くから現代にいたるまで続く歴史が長い業界といえます。
あらためて宿泊業とはどんな仕事なのかお伺いしました。
「宿泊業があることによって、地域経済を支える立場なのかなと感じています」
宿泊業は、人が寝泊りすることを提供するお仕事。
ホテルがあるから、そこに人が集まります。
多くの方が集まるということは、そこに一つの経済効果が生まれます。
例えば、ホテルの中で食事をとる方もいれば、「せっかく旅行にきたのだからその土地の名物を食べたい」という宿泊客も少なくありません。
飲食店のほか、ホテル周辺の観光地や土産物、コンビニやスーパーなどの利用が増え、潤います。
「売上に貢献できる。地域経済を支えるという誇りを持って働けるところだと思います」
宿泊業を離れた上林さんですが
上林さんから発せられる言葉のひとつひとつに「宿泊業を誇りを持って続けていた」ことを感じられた時間でした。
宿泊業界のことを熟知し、今もやりがいと誇りを持つ上林さん。
ぜひ、ハルカゼ社労士事務所の上林さんにご相談してみては
いかがでしょうか。
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