『東大発AI企業が関西をDXする~UPGRADE 関西~』イベントレポート
JDSCでは関西拠点の立ち上げメンバーを募集しています。これに先立ち、本ポジションの採用候補者様向けにオンラインセミナーを開催し、関西における当社ビジネスの拡大状況やメンバーの働き方、拠点立ち上げへの思いを詳しく説明しました。
今回のnoteでは、セミナーの模様をご紹介いたします。
登壇者紹介
常務執行役員COOの佐藤と、関西拠点マネージャーの早川が登壇。
早川は大阪大学大学院(大阪府吹田市)→パナソニック(滋賀県草津市、大阪府門真市)→アクセンチュア株式会社で関西オフィス所属(大阪府大阪市)と、関西と縁のあるキャリアを築いてきたメンバーです。
JDSCにおける関西エリアの位置づけ
(※以降、企業様の敬称略)
佐藤:
突然ですが、JDSCは関西エリアに注目しています。
我々のビジネスモデルは、大企業とのJoint R&Dが重要になっているのですが、ご存じの通り、関西には日本を代表する企業が数多くあり、ビジネスチャンスが数多く生まれる地域です。またこれは私見ですが、「関西」という土地柄か「新しい価値観を創出することにチャレンジする企業」が多く、JDSCとの相性も非常に良いと感じています。
早川:
弊社がフォーカスしている業界において「関西企業」は非常に多いですよね。
例えば、私も担当している製造業では、ダイキン工業・パナソニック・シャープといった家電企業はもちろん、村田製作所・京セラ・オムロンといった電子機器、農機のクボタや、今や日本企業の時価総額ランキングでも2位群に属するキーエンス、誰もが知る任天堂…数多くの有名企業があります。他に、ヘルスケアであれば、武田薬品・小野薬品・塩野義製薬等の製薬会社が思い浮かびます。エネルギー関連であれば、関西電力・大阪ガス・岩谷産業といったところでしょうか。
佐藤:
今頭出しした関西企業のリストの中にも、JDSCが協業している企業がいくつも含まれていましたね。例えばダイキン工業とは2020年の10月から、センコーとは2022年から、断続的に協業をさせていただいています。じつは、秘密裏にプロジェクトを進めていて名前を出せない企業様も多くありますので、今後の発表に期待いただければと。
佐藤:
ダイキン工業とは、具体的なプレスリリースも出させていただきました。
例えば、故障予知/検知のアルゴリズム構築によって「とまらない空調」の実現に貢献したり、商品改善の高速化に貢献する仕組みづくりをさせていただいております。
インタビューは当社HPに掲載していますが、特に「空調機器についての理解」や「伴走」についての評価が高いと認識をしています。先方にてR&D/オープンイノベーション等を担当されており、これらの案件を主に担当いただいている米田常務からも、JDSCに対して非常に高い期待をいただけていると思います。
関西所属メンバーの働きかた
佐藤:
例えば先ほどお話した案件では、具体的にはどのような働き方をしていますか?早川さん。
早川:
オンラインでの会議もはさみますが、定期的に現地に赴いて、一緒に仕事をすることを心がけています。
例えば、前述の異常検知についてはルームエアコンが中心でしたので、主にテクノロジーイノベーションセンター(大阪府摂津市)や滋賀製作所(滋賀県草津市)に伺いました。今お手伝いしている内容では、金岡工場(大阪府堺市)が多いですね。
佐藤:
数年前まではこれらの協業をすべて東京所属のメンバーで行っていました。
ご理解の通り、現在はWeb会議やオンラインでのコミュニケーションツール等、柔軟に働ける環境も整っています。ただ、やはり大人数と議論をしながら新しい技術を形にしていくこの活動は、対面でないと難しい部分も多いです。
関西に拠点があれば、対面でのコミュニケーション頻度を高めてより良い協業ができますよね。その点で、関西拠点に対しては期待が高いです。
早川:既に数人のメンバーが関西を拠点に働いています。実は我々の得意とする、製造業、ヘルスケア、エネルギーに強いメンバーが既にそれぞれ集まり始めています。これを1→10で如何に早く、大きく、強い組織にしていくか、私としても挑戦だと思います。
佐藤:
メンバーが増えてきたこともあり、現在はシェアオフィスを契約してサポート強化しています。
関西での働き方についてはこちらの資料も参考にしてください。
早川:
私の場合は、在宅でのリモートワークと大阪の中之島に借りているシェアオフィスへの出社、クライアント訪問を組み合せて働いています。月に1、2回程度、本社オフィスへの出社やクライアント訪問のため東京出張もしていますが、このあたりはメンバーそれぞれの事情にあわせて柔軟に対応しています。
現状は在宅でのリモートワークの頻度が高くなっていますが、今後正式に関西拠点を立ち上げた際には、もう少し関西メンバー間でのコミュニケーション頻度はを上げていきたいですね。
関西メンバーがJDSCに入社した理由
早川:
最後になりますが、私がなぜJDSCに参画することにしたのか、お話しさせてください。
前職のアクセンチュアでも、業界を代表するような企業の皆様との大規模なプロジェクトに関わることはできていました。また、上司や同僚、クライアントに恵まれていたこともあり、比較的早くマネージャーに昇格できましたし、キャリアとしても着実にステップアップできていたと思います。
ただ、大手コンサルティングファームでは、ビジネス上の判断から、金額規模の大きいパッケージシステムの導入やBPO等の案件がどうしても多くなってしまいます。それ自体が悪いことではないのですが、私の中では本当に金額規模に見合うだけの世の中へのインパクトを創出できているのだろうかとモヤモヤを感じていました。
そんな中、軽い気持ちで参加したJDSCのカジュアル面談で、佐藤から「UPGRADE JAPAN」というミッションを聞き、自分がやりたかったのはまさにこれだと思いました。
その後も他のJDSCメンバーと会話する機会をもらったのですが、全員がそれぞれ得意な領域について高い専門性をもっており、かつ、実際に業界のディープな課題解決に繋がるプロジェクトの実績もあることを知り、ここで働くことでこれまで感じていたもやもやが解消されるだろうという確信を持つことができました。
また、関西エリアはまだまだ立上げフェーズである点も、ビジネス/組織の立上げ/拡大に関与する経験を積んでいきたいと考えていた私にとってはプラスでした。働き方の面でも、関西メンバーが今より少なかったにも関わらず、リモートワークを組み合せながら柔軟に働くことを許容していただけたのも大きかったです。
佐藤:
これから関西拠点メンバーとしてご入社頂く方々は、早川のように、拠点の立ち上げのための重要な役割を担っていただくことになります。関西からもUPGRADE JAPANを目指していけることは、我々の大きな強みです。
今回のように、関西の方に当社を知っていただく機会が作れたことを大変うれしく思います。
当日のQ&A
Q 現時点で関西にオフィスはありますか? また、どこですか?
A 現時点では大阪の中之島にシェアオフィスを借りており、関西メンバーはそこに定期的に集まるようにしています。ただ、メンバーを増やしていくこと方針であることから、オフィスを新規で借りることを現在検討中です。
Q 関西での採用について、どのような職種、職位を想定していますか?
A 全職位、全職種で募集をしています。
Q 中期的にどの程度の人数にしていく想定をしていますか?
A 現時点でJDSCが100名ちょっとの体制です。内、関西を本社とする企業の売上は実は1/3近くありますので、数十人単位にしていけるポテンシャルが既にあると考えています。
Q 東京オフィスの社員とのコラボは定期的にやり取りがあるのか、関西関東で完全独立して動いているのかなど教えてください。
A 関西メンバーは月1回程度、東京出張して懇親をするようにしています。また、東京メンバーが関西出張してくるので、顔を合わせる機会は多いです。
Q 関西拠点メンバーへの期待値は?
A 弊社には関西のクライアントも多くいます。これらのクライアントのプロジェクトを関西メンバー主導でデリバリーできるだけのサイズにまで組織成長することに、まずは期待しています。また、近い将来では、関西単独で新しい協業先を開拓していくことにも期待しています。