現場で学ぶデータサイエンス!三位一体チームと共に、農業分野とDSスキルのUPGRADEへ挑戦中!【第1弾】
始めまして、JDSCの三輪と申します!
今回は、農業分野のUPGRADEに向けた取り組みから、弊社流のプロジェクトの進め方や雰囲気を感じてもらえればと思います。
JDSC流プロジェクトの進め方
東大発AIスタートアップの「JDSC」とはいうものの、実際どんなメンバーがどんなことをやっているのだろう、と気になっている方も多いのではないでしょうか。(正直、私も入社前はよくわからず、という感じでした、、、)
今回、私たちは実際に農場に環境センサーを設置し、バジルを収穫し、データを分析するという取り組みを始めました。
JDSCでは、BIZとDS(データサイエンティスト)、Dev(エンジニア)がワンチームで、プロジェクトを進めていきます。BIZもデータサイエンス領域にチャレンジできるし、DSも現場で汗をかきながらプロジェクトを進めていくのが特徴の1つです。
各専門家が、互いにサポートし、切磋琢磨しながら、農業分野と自身のスキルをUPGRADEしていく過程を見ていただければと思います!
今、ソーラーシェアリングが熱い!
ところで、皆さんはソーラーシェアリングを知っていますか?
ソーラーシェアリングは、太陽光発電と農業を両立させる方法のことで、「農業収入にプラスアルファの収入ができる」「収入が不安定な農家を支える手段となる」ことが期待されています。
一方で、圃場(ほじょう)に太陽光パネルを設置することで、作物の生育に必要な十分な日射量が得られなくなったり、通常の収穫時期とずれたりするリスクもあります。
そこで今回、東急不動産様、農家の関根様のご協力をいただき、太陽光パネル周辺での作物の育ち方と環境因子の作物への影響を調べる取り組みを始めました!
将来的には、どの場所で、どんな条件で、どの作物を育てると、いつ収穫できるのか、という営農計画の策定やいつ頃収穫するとこれぐらい収穫できる、という収量予測につなげていきたいと考えています!
BIZ、DS合同でのセンサー検討
今回は、比較的簡単に育つと言われ、一度収穫しても切ったところから、再び生えてくる(ため、同じ条件にて何度も分析できる)バジルの収穫に挑戦しました。
今回は、日射量や気温、土壌センサーを設置していて、日々センサーのモニタリングを行っています。
センサーの設置段階から、どんなことを目的に、どこにセンサーを設置して、何を分析し、どんなアウトプットを出すのか、ということをDSと議論していくのは、ビジネス職の私にとっては新鮮な経験でした。
これらのセンサーによって収集されたデータを分析し、太陽光パネルが作物の成長に与える影響を評価していきます。
現場で学ぶデータサイエンスとは?
私たちJDSCからは、BIZチーム2名、DSチーム2名計4名でこのプロジェクトを進めていますが、当日は全員が東松山の圃場に行き、バジルの収穫を行いました。
本プロジェクト以外でも、各工程でプロジェクト参加者を分けるのではなく、一気通貫で各領域のメンバーが入るのが弊社のプロジェクトの進め方です。
実際に弊社データサイエンティストも、収穫を行っています!(日々PCと格闘していたところから、いい気分転換になった、と話していました)
実際に圃場へ行ってみると、栽培時にマルチを張らない場合は太陽光パネル配下の雨水からの泥はねが、バジルの光合成を抑制してしまうことがあることや日射量センサーにも影響しうることなど、現場に行かないとわからないことも多々ありました。
また、ご協力いただいた関根様よりソーラーシェアリングの難しさについて生の声を伺うことができ、非常に良い経験となりました。
BIZメンバーがPythonを使った画像解析、分析に挑戦!
帰社してからは、草丈などの生育データを各地点で計測し、分析しました。葉面積についてはDSメンバーにもフォローいただきながら、Pythonを使って、画像解析を使って求めています。
各地点でバジルの生育具合が異なること、また地点ごとに環境データが異なり、それらが影響を与えている可能性があることがわかりました。
私はBIZメンバーですが、「ビジネススキルにプラスして、統計やデータサイエンスの勉強をして成長したい!」という思いで、入社をしています。
ちょうど収穫タイミングと同時期に受験した統計検定(合格しました!)の勉強で得た知識を、そのまま農業の分野で活用できたことは、とてもいい経験になりました。
まとめ
今回は、ソーラーシェアリングをテーマに、三位一体チームで現場に赴いてプロジェクトを進めていくこと、BIZメンバーでもやる気次第でデータサイエンス領域に挑戦できる環境があることを紹介させていただきました。
他のプロジェクトの様子やメンバーが気になる方は、他のnoteも是非見ていってください。JDSCのことがもっと知りたい、メンバーと実際に話したい、という方はカジュアル面談からでもお待ちしております!
また、今後本取組は連載していく予定ですので、こちらも乞うご期待ください!
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