ビットコインETFがビットコインの価格抑制に繋がる皮肉
ビットコインETFが始まり連日大量に資金流入してます。でも逆にビットコインの価格下がってます。なんで?誰が売ってるの?理由は?
実はめちゃくちゃ買われてビットコインは値上がりの動きをしてるんですが、アービトラージといって、価格調整の取引が活発なんです。
何と何の価格調整かというと、ビットコイン現物とビットコイン先物。
いま現物にドヒャーってお金が流れ込むと、現物価格あがります。でも先物価格は、そんなの折り込んでません。だから安い。ビットコインETFを買ってる機関投資家は、ETFを担保に資金を調達して高い現物を売って安い先物買ってるんです。
だから七万ドル割る水準まで戻ったんですね。
アービトラージ取引は価格差で儲ける取引。価格差から手数料と資金調達コストを引いた分が利益。目の前に確定利益があったらそれを拾いますよ、機関投資家は。
アービトラージできる資金余力を産んだのが、高騰につながるはずのETFという点が皮肉ですよね、というお話でした。